みかん日和。

2009/01/14(水)12:52

冬の京都は。

京都(35)

年に一度、あるかないかの土曜日の休みを返上したので、 代休を取って、孫と京都へ。 お昼、お気に入トラットリア・ヴィアーレでいただく。 ランチAをチョイス。 お気に入りの前菜。 好きなものを好きなだけ。 遠慮なくいただきましたとも。 パスタはボンゴレ。 満腹満腹。 この店からも見える清水を目指すことに。 山の上に見える清水に、 「え~~」と言う声を上げていた孫。 さて、無事にたどり着くのだろうか?? えりももさんと行った時は、五条坂方面から上ったのだが、 今度は正攻法(?) まっすぐ、最短コースで登ることにする。 途中、六波羅蜜寺があるので、 最悪、そこだけ見ればいいかと。 例のお坊さんの口から使者もが飛び出てるアレ・・・??あれ? シシャモじゃない!阿弥陀様だ! ひとまず、そこで気持ちを落ち着ける。 なかなか不思議な世界が展開されていた。 孫たちがいるので、理性をもって対応したのだが、 一人だったら、危険だったな。 その後、元のコースに戻ろうとしたところ目に付いたのが、 かの有名な幽霊の子育て飴。 なんとも切ない話。 そして、口に含んでみて、なるほど。 とても優しい味。 何とかして子どもを育てたい母の愛に応えられる味。 叩き割ったような形の飴なので、 なめていると歯の裏に当たって痛いのだが、それも一興。 職場に買って行く。 店からまっすぐ進むと、 六道珍皇寺、六道の辻にたどり着く。 ここは、小野篁(おののたかむら)が地獄の閻魔様の元に通う時に通った井戸のある寺。 小野篁、なじみはないのであるが、 心惹かれる存在であったりする。 というのも、以前読んだ「鬼の橋(伊藤遊著)」のイメージだろう。 面白かったのである。 純粋に、面白かった。 わくわくとかはらはらとかそういったものではなく、 深いところの人間ドラマがあって、 そこにファンタジーが加わって。 余韻のある物語で、それこそ、子どもだけに読ませておくのはもったいないのである。 坂上田村麻呂が出てくるのであるが、 これまた、切ないくらいにかっこよいのである。 泣かされました。 強引にでも、読んでいただきたい一冊です。 その後は、清水坂を上り、 八橋、漬物試食ツアーに興じ、 胎内めぐりをして、 贈り物を購入して帰宅。 フルに遊んで、さすがに疲れたけど、 大満足の旅でした。

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