2009/01/14(水)12:52
冬の京都は。
年に一度、あるかないかの土曜日の休みを返上したので、
代休を取って、孫と京都へ。
お昼、お気に入トラットリア・ヴィアーレでいただく。
ランチAをチョイス。
お気に入りの前菜。
好きなものを好きなだけ。
遠慮なくいただきましたとも。
パスタはボンゴレ。
満腹満腹。
この店からも見える清水を目指すことに。
山の上に見える清水に、
「え~~」と言う声を上げていた孫。
さて、無事にたどり着くのだろうか??
えりももさんと行った時は、五条坂方面から上ったのだが、
今度は正攻法(?)
まっすぐ、最短コースで登ることにする。
途中、六波羅蜜寺があるので、
最悪、そこだけ見ればいいかと。
例のお坊さんの口から使者もが飛び出てるアレ・・・??あれ?
シシャモじゃない!阿弥陀様だ!
ひとまず、そこで気持ちを落ち着ける。
なかなか不思議な世界が展開されていた。
孫たちがいるので、理性をもって対応したのだが、
一人だったら、危険だったな。
その後、元のコースに戻ろうとしたところ目に付いたのが、
かの有名な幽霊の子育て飴。
なんとも切ない話。
そして、口に含んでみて、なるほど。
とても優しい味。
何とかして子どもを育てたい母の愛に応えられる味。
叩き割ったような形の飴なので、
なめていると歯の裏に当たって痛いのだが、それも一興。
職場に買って行く。
店からまっすぐ進むと、
六道珍皇寺、六道の辻にたどり着く。
ここは、小野篁(おののたかむら)が地獄の閻魔様の元に通う時に通った井戸のある寺。
小野篁、なじみはないのであるが、
心惹かれる存在であったりする。
というのも、以前読んだ「鬼の橋(伊藤遊著)」のイメージだろう。
面白かったのである。
純粋に、面白かった。
わくわくとかはらはらとかそういったものではなく、
深いところの人間ドラマがあって、
そこにファンタジーが加わって。
余韻のある物語で、それこそ、子どもだけに読ませておくのはもったいないのである。
坂上田村麻呂が出てくるのであるが、
これまた、切ないくらいにかっこよいのである。
泣かされました。
強引にでも、読んでいただきたい一冊です。
その後は、清水坂を上り、
八橋、漬物試食ツアーに興じ、
胎内めぐりをして、
贈り物を購入して帰宅。
フルに遊んで、さすがに疲れたけど、
大満足の旅でした。