阪急電車。

５月１日、労働者の日？ メーデーに参加してきた。 プラカードも作った。 職場のお持ち帰り仕事、残業・・・ つらい一週間を過ごして、とどめのメーデープラカード。 作ったのは４団体だけ。 で、今年も、うちだけ、プラカードコンテスト落選。 毎年毎年、割といいなぁ、うち、って自画自賛してるんだけど、 全然、入賞しない。 毎年毎年、同じ４団体の勝負で、 同じ順位。 はぁ・・・。 さすがに、作る甲斐ないなぁ・・・。 参加することに意義はあるのか？ ３団体でやってくれよ。 賑やかしってほどでもないでしょ、１団体。 ３団体だけなら、コンテストが成立しないってだけで、 参加要請されてもなぁ・・・・ 妹いわく、 うまい下手じゃないんだよ、こう言ったものの審査は。 いやいや、うまい下手っていうより、 プラカードは訴える手段でしょう。 それに対して、どう取り組んだか？ それを評価してくれよ。 だから、そういったもの、要求したらダメだって。 不毛な会話。 来年も作るんだろうなぁ。 メーデーのイベント、福引で、 地産の米２キロを当てて、 重たい思いをして行進。 行進の途中で抜けて、 映画館へ。 もちろん目指すは「阪急電車」。 チケット売り切れの文字。 おおおぉ！昨日のうちに買っておいてよかった。 大阪住民の住むこの地で「阪急電車」を上映するに この小さい劇場はなんじゃ！？ 一番大きい劇場を用意せずしてなんとする！ ものすごい期待感で、席に座る。 阪急宝塚から西宮北口の路線、 あまりなじみはない。 今はない、宝塚ファミリーランドが大好きだったので、 宝塚には行ったことがある。 が、 京都方向から行く私たち、 梅田（十三）経由で行くので、 この路線はほぼ知らない。 乗ったことないかも。 だけど、阪急電車は阪急電車。 私の乗っている車両とは種類は違うけど、 間違いなく、阪急電車。 その阪急電車が、 健気に動いているのである。 いろんな人の思いを乗せて。 いろんな人が出会い、関わりがつながっていく。 互いに影響しあうんだけど、 大げさにドラマチックって言うのではない。 小さなきっかけで、 大きく動く。 中谷美紀さん演じる祥子、 結婚目前の相手を職場の同僚に奪われる。 いかにも「女を武器に生きてます」ってな風情の女子に。 そら、悔しいわ。 いやぁ、ただ、奪われるんじゃない、 計算しつくして盗られる。 でも、キッパリ、そんな、しょうもない男、 やってしまえ！ なんていえるのは、ワシが、観客だから。 当事者だったら？ んん～～～。 さすがに、白いドレスで討ち入りはしないけど。 それに、祥子みたいに美人でもないし。 ・・・あれ？ なんか、よく似た状況、知ってるなぁ。 ってな、ストーリーから始まり、 ＤＶオトコと付き合う女の子、 田舎から出てきて、イマイチうまくやれない女の子、 パンクな軍事オタクの彼、 アホな社会人（だけどすごくいいやつ）付き合う受験生の女子高生、 かわいい孫をつれたかっこいいおばあちゃん、 いかにもアホなオバはんの代表みたいな連中との付き合いで胃を悪くしている主婦、 それぞれが、 うまい具合にからむ。 映画で見てると、若干厳しい部分もあったけど、 爽快な気分で見終わった。 中谷美紀の討ち入り後のつらい顔から、 晴れ晴れとした顔への変化、 お見事！ すごいなぁ、役者やなぁ。 関西弁を巧みに操る関西人の役者たち。 聞いてて安心できるわ、ほんま。 阪急電車を知らない人にも楽しんでもらえるはず！ だけど、阪急電車に乗ってる人はもっと楽しいかな？ 阪急電車に乗りたい、って、 関西に来てくれる人がいるといいなぁと思う。