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テーマ:働きながらの子育て色々
カテゴリ:子供に関わる仕事の難しさ
子供たち一人ひとりの
よい経験や辛い経験は それがたった一言の言葉であっても 大人が思っている以上に 深く心に刻まれているものだ ![]() 地域の子供たちを引率するボランティアで立ち寄った サービスエリアのトイレ入口に ツバメの巣がたくさんあった 子供たちはトイレに行くのも忘れて 夢中でツバメのヒナを見ている 私もすっかりツバメに見入っていたけれど ツアーバスは15分後に出発と言われたので 何とか子供たちをバスに連れ戻そうとしていたら よく見ると ツバメの巣は3箇所あって 近くを親鳥が行き来している ![]() どこの巣から出てきているのか分からない俊敏さで 親鳥は飛び回っている それぞれの巣にそれぞれの親鳥がいるのかさえ見分けがつかない速さで飛び回っている 子供たちに声をかけたって トイレにも行かない バスにも戻らない しばらく一緒にツバメの巣を見ていた こんなに大きな口を開けて訴えるヒナを見ていると ツバメは本能に従って たくさん食べてやがて親鳥になるのだろうと思った 人間はこうはいかない みんな同じがよいと思っているとは限らない 育てている親はたくさんの情報の中から これだ!と思う方法を無意識で選択している 何がどのように影響するのかなんて分からない中で 親が与えている環境に対して 幼い頃は素直に思いのままに訴えることができても 世の中のモラルやマナーやルールに縛られて 困難に出会うことも増えていく 聞いてもらえる環境がなければ 少しずつ思いを心の中に秘めるようになる 困難に立ち向かうエネルギー 困難を乗り越えるエネルギー こうした 土壇場で発揮できる力は 幼いからから溜め込まれた心の栄養に支えられている それは 上手くいかないことがあっても 応援してくれる誰かがいるという安心感や 戻ってこれる場所があるという所属感 こうした栄養がなければ 訴えるより諦める方が楽だと思うようになるだろう つまり 一人でもいいから 聞いてくれたら 誰か分かってくれる人がいたら 救われる子供たちがたくさんいる そう考えると たまたま出会えた縁を 私なりに大切にして そっと寄り添える人でありたいと思う お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.06.17 06:40:05
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