とっておきの一つ
大日堂境内の五百羅漢の中から「とっておきのひとつ」を見つける三十三間堂の千手観音立像1,001体の中から「とっておきのひとつ」を見つける自分の気持ちを表す表情やしぐさじっと見て会話ができる一体を探す人間関係の中でもとっておきの一人を探し続けているペットを飼っていた実家暮らしの時に自分の気持ちをわかってくれるのはネコのサイトウ(通称サイちゃん)しかいないと思っていた人との関わりは自分では選べない環境から始まる幼い頃はある程度親に決められた毎日を送っていたので悩み事もそれに関わる人とのことが多く学校、遊び、友達、宿題、家族、習い事(水泳、ピアノ、くもん)を中心に生活していた高学年からは塾へ通い始めたので、同じ保育園だった他の小学校の友達と再会したり、塾でしか会えない新しい友達との関わりが増えたりして、楽しみも悩みも増えて日々充実していった中学校へ通う頃の悩みは勉強、友達、部活、遊び、家族、習い事、恋愛、将来ピアノをいつまで続けるか部活の顧問の横柄な態度にどう応じるか友達の悩みにどう答えるか好きだと言われた時にどう反応するか好きな人にどのように気持ちを伝えるか勉強より人との関係が難しくて心の支えがその時々で何だったのか振り返るとそこにはいつもサイちゃんがいた当時のわがままな自分を育ててくれた親の支えは何だったのだろう会社員の父と保育士の母が共働きで二人の娘を育てるバブル期とバブル崩壊後で親の不安感や子育ての負担感が変化したのか教師の本文は授業ではあるが学級担任の役割として保護者との連携は欠かせない教員養成大学で「児童心理学」や「発達心理学」を学んできたものの、保護者の心理が子どもの成長に伴って変化していくことを理解していないと家庭との連携がうまくいかないと感じる子どもの心情だけでは児童生徒の不安感や困り感に寄り添った指導はできない子供にも親にもそれぞれに分かってあげられる誰かを探す必要があると思うとっておきの一人を探すことは教師にも必要で直接会って話せる誰かが困った時に支えになるという経験が生きていく上でとても大切だと日々感じている