21世紀に生きる君たちへ
気付いたら私が21世紀を迎えた年齢を娘の年齢が超えていた20世紀末に考えていた21世紀と実際に生きているこの時代を比較したらどんな違いがあるのだろうと絵本の本棚にある真っ赤な表紙の本が思い浮かんだ司馬遼太郎初の随筆「21世紀に生きる君たちへ」この本は司馬遼太郎が小学生向けに書いたもので21世紀に社会人となった私にとって自分自身に問いかけられている気がしてならなかったその中の一節ーーーーーーーーーーーーもし、「未来」という街角で、私が君たちを呼び止めることができたら、どんなにいいだろう。「田中くん、ちょっとうかがいますが、あなたが今歩いている、二十一世紀とは、どんな世の中でしょう。」そのように質問して、君たちに教えてもらいたいのだが、ただ残念にも、その「未来」という街角には、私はもういない。だから、君たちと話ができるのは、今のうちだということである。私は、人という文字を見るとき、しばしば感動する。ななめの画がたがいに支え合って、構成されているのである。そのことでも分かるように、人間は、社会をつくって生きている。社会とは、支え合う仕組みということである。ーーーーーーーーーー田中くんがこの問いに答えるとしたらどんな答えになるだろう学校のことで言えば一人一台パソコンが配られていますよ!給食は無償化されましたよ!別室登校(登校支援ルーム)がありますよ!児童生徒への個別対応ができる様になった反面先生が足りない学校がいくつもありますよ!運動会は午前中で終わり家族でお弁当を食べることも無くなり家族が応援に来れない子が寂しい思いをしないように配慮されていますよ!給食は見たことのない献立が増えておかしな目玉焼き(牛乳かんてん黄桃入り)大根ツナスパゲッティパリパリサラダ世界中の聞いたこともない名前の料理どれも美味しいですよ!スマホが私たちの生活を便利にする一方でトラブルや詐欺も増えていますよ!世界中の誰とでも繋がることができる通信技術のおかげで日本がどんな国なのか比較して考えられるようになりましたよ!司馬遼太郎が社会とは支え合う仕組みだと考えた様に私は学校が社会の支え合う仕組みの一端を担う重要な場所だと考えるそして教室は多様な子供たちが互いを認め合い折り合いをつけて受け入れあい地域の一員として誰かと協働して学び合う小さな社会だと考えるその中で支援や助言をする教師はファシリテーターだと考えている読書は読後の感想を伝え合うことも楽しみの一つなので司馬遼太郎の本を読んだ人たちの考えも聞いてみたい私たちが見ている世界はごく限られた世界なのだと考えれば他の人の意見を聞くことができる様になるし新たな世界へ繋がる扉が1つずつ増えていく