ようやく秋の香りがし始めた
帰り道
冷たい風と生ぬるい風が混ざったような
夏ではない風を久しぶりに味わった
学校にはイチョウや桜の大木がたくさんあるので
この時期からは雨の日以外ほぼ毎日
校庭と外回りの掃き掃除が始まる
人でしかできない仕事が
学校にはたくさんある
誰にも求められていないのに
そのままであり続けることを良しとする風潮
変わることを恐れて負担が増え続ける現状
季節の変わり目に毎年恒例の学校行事で
身も心も休まることはない
このまま12月まで行事と学期末事務に追われ
次年度計画を作っている間に気付けば3月になるだろう
求められるものが多過ぎて
追われ続ける忙しさに流されて
自分を見失いそうになる
夕食後
久しぶりに入浴剤をお風呂に入れよう
と提案してきた息子に癒され
我が子を褒めて気持ちを紛らせ
仕事のことだけを考えるのはやめることができた
自分にしかできないことをやっているという自己効力感と
他者に必要とされているという自己有用感が無くなると
教員の仕事は辛くなる
側で子供達の成長を支えたいと思うのに
変な教員がニュースになっているのを見て
うんざりする
こうしてずっと仕事のことを考えてしまうのも
私の癖
教師と親を未だに行ったり来たりし続けている
いつも通り今日を終えられることと
明日を迎えられる健康な身体に産んでくれた親に感謝

縁と運を引き寄せて成長していきます