味噌や醤油など
麹を使った日本の伝統的な食文化は
今も受け継がれている
家庭科の宿題で味噌汁を作ってから
息子が何度か味噌汁を作ってくれた中で
写真に残っていたのは油揚げ山盛りの味噌汁
私は4歳くらいの頃
味噌汁を前に大粒の涙が流れている写真を父に撮られた
味噌汁があまり好きではなくて
ご飯とおかずだけ先に食べて
いつも味噌汁が最後まで残っていた
それに対して
味噌汁が好きな息子
貝の味噌汁を家庭科の宿題で自分で作ってから
豚汁、ワカメと豆腐、ネギと油揚げ等
冷蔵庫の食材を見て作ってくれる味噌汁はいつも美味しい
木桶仕込みのしょうゆを題材にした
道徳の教材で日本の伝統や文化の継承について
考えさせる授業があった
私たちが普段食べている醤油のほとんどは
ステンレス製のタンク等で温度や湿度を管理して
麹菌による発酵状態を一定に保った短期醸造の醤油だと知った
この教材で知った内容から考えさせたいことは
大きな木桶を作る職人が減っていることや
伝統的な製法で作られる醤油の味わい深さや
木桶の醤油は醤油販売量の1%にすぎないことだけではなく
「国の伝統や文化を受け継ぐために大切にしたいこと」
道徳の授業の多くは
教材に出てくる登場人物の心情を読み取ることに終始して
主題に迫ることができていない
特に教材文が長くなればなるほど
文中の心情の変化を読み取って
気付いたら時間がなくなるというパターンが多い
小学校低学年の頃は
発達段階から心情の変化を考えることそのものが
道徳的価値理解を基に考えることとなる場合も多い
高学年になると登場人物の心情の変化を追っていたら
「この時、〇〇はどんな気持ちだったの?」
「それに対して、△△はどう思ったの?」
と、主題に迫るどころか場面ごとの読み取りが始まる
道徳の授業の目標は
道徳的価値を基に、自己を見つめ、ものごとを広い視野から多面的・多角的に考えること(一部抜粋)
「国の伝統や文化を継承するために大切にしたいこと」
とはどんなことかを考えると
・途絶えさせないためには、たくさんの人に興味を持ってもらうことが重要
・より多くの人に伝えるためにSNSを使って発信すること
・古くから受け継がれた変わらないものと、新しい時代に合わせたよさのどちらも大切にすること
・知ることで興味関心を広げ、伝えていくことが伝統を守ることにつながる
・知らない人にどのように発信して行くのかが重要
・若い世代が日本の伝統を受け継ぎたいと思えるようにすることが大切
・世襲で受け継がれた人が嫌にならないこと
・伝統を受け継ぐこと自体を楽しむことや諦めないこと
など様々な考えに辿り着けるだろう
そこからさらに
主題に迫ることを意識して考えさせることと
この学習を通して考えたことをふり返る中で
「何をすることがそれにつながるのか」
という具体的な行動や態度まで考えることができれば
「人間としての生き方についての考えを深める」という
道徳の目標も達成できるのだろう
と私は考えている
「自分事として考える」とは
(道徳は1時間の学習を通して急激に考えが変わることを目指していないので)
花の種を植えた後
じわじわ土に水が染み込む様に
あの時のあの考えは幼かったなと気付いたり
これからはこうしていきたいと考えたり
今の自分にはこうするのは難しいだろうなと気付いたり
こう考えれば折り合いがつけられると
心の成長を促すこと
自分事として考える習慣づくりが
よりよく生きることに繋がると
私は考えている