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親と教師の往来all right日記

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2026.03.07
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テーマ:防災の話(1141)

福島第一原発の立入禁止区域の視察では
区域内に住む方の同行者として入らせていただいた

その地域に住む人にとって当たり前の景色は
今ある景色ではなく
15年前の津波が来る前の景色なのだろう
昔の商店街の写真が数年かけて徐々に変化していく
今の何も無い町の姿になるまでに
行政と所有者のやり取りが何度も繰り返され
住民の納得は得られぬまま
変わり果てた街になって行く

代々受け継がれた土地に
ある日
地震と津波と放射能の汚染があったら
災害後の混乱期には夜の真っ暗闇を照らす灯りもない中で
理性も働かず秩序も保たれない中で
人間のやることとは思えない悪行を働く者もいたことは
容易に想像できる

災害支援が始まると
自衛隊や警察などが動き出して
道路や水道などライフラインの復旧工事が始まる
放射線の線量が高い地域は立入禁止区域に指定され
自宅があろうが全町避難を指示される

数年経ってようやく除染作業が進み
町民は一日数時間の制限で立ち入れるようになる

田んぼの土は表土を全て剥がされ
一日数時間の立ち入りだけでは
田んぼとして使えるようにはならない
太陽光パネルが見渡す景色の大半を占めている地域もある

大きくて立派な思い出の図書館も
指定された期間内であれば取り壊しの費用を町が負担せず
国や県など大きな組織がお金を出すとなれば
住民の理解を得る前に取り壊されてしまう

避難先から一時帰還した住民が
変わり果てた町の姿にどれだけ悲しく虚しい思いをしているか想像するだけでも3.11の地震や津波被害だけではない原発被災の未だに続く影響を感じる

帰宅困難区域の町の中には
あの時のままの住宅も点在している
スクーリング施設で放射線量を測る線量計を身に付け
数時間ほど見学しても
日常生活で被爆する線量と大差ない
その土地で生活する人たちが健康上の問題が無いのか
今後の情報発信があれば
現地に行って資料館を見てみようとか
原発被災の震災遺構をつくって次代へ受け継ごうとか
あの広大な土地でできることを探そうととか
新たな未来に繋がる一歩がふみ出せると感じた

誰かに発信するには情報が少なすぎる
失われた文化や歴史も
美味しい食べ物も
まだあるだろう
早くもう一度見て
あの土地のあの日の出来事が与えた影響を知り
今どのように受け継がれようとしているのか
原発被災の理解も深めたい

被災地で経験した人から話を聞いて
経験してない者として見たことや聞いたことを
何も知らない子供たちに
分かるように伝えていくことができれば
防災減災がさらに進むだろう








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最終更新日  2026.03.07 05:30:04
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