2010/10/22(金)11:27
恋愛と書道の関係
いい字を書きたかったら、いい恋愛をしなさい。
いきなりドキッとするようなことを・・・すみません(笑)。
でも、だいぶ前になりますが、
実際に、そんなことを師匠から言われたことがあります。
当時は、なぜそんなことを言われたのか、とても不思議でした。
たしかに、いい字を書けるようにはなりたい。
でも、それと恋愛とどんな関係が??
ダメな恋愛をして、
書道どころじゃなくなってしまったら、
大変だから?
いい恋をしていると、
自分の精神状態がよくなるから?
などと、考えてみたものの、
どうも決定打のような気がしなくて・・・。
私が困った顔をしていると、
師匠がこんな話をしてくれました。
「このあいだ、お稽古で京都に行ったでしょう。
そしたらね、大先生が私の作品を見ながら、こう言われたの。
大先生:Tくん、(師匠の名前、ただし先生は女性です。)
よく書けとる、ええなぁ。
ただ・・・。
師匠:はい。
大先生:ところで、Tくん、好きな人はいるかね?
師匠:はっ?
大先生:誰でもいいんだよ、キムタクでも、ヨン様でも。
師匠:ヨン様は好きです。
キムタクは、あと10センチ背が高かったら好きですが。
大先生:じゃあ、ヨン様でいいから(笑)。
今日から、ヨン様のことを考えなさい。
そう言われてね~。
だから、華子ちゃんも、好きな人がいないとダメなのよ。」
???
好きな人がいると、作品がもっと良くなるの???
そのときは、頭が真っ白で、
師匠がおっしゃることも、なんとなくしか分からなかったのですが、
まずはそれを覚えて、しっかり考えてみよう。
その後、そのことをずっと頭に入れて、お稽古に臨んでいると、
は~、なるほど・・・。
そういう意味だったんだ。
師匠と大先生の会話のやりとりは、
書を書くうえで、一番大切なことを教わったような気がしました。
皆さんは、
なんだか分かりますか?
ちょっとこの記事は長くなりそうなので、
続きはまた明日書かせていただきますね~。