カテゴリ:書&雑感
![]() ご存知の通りこの一文字は「人」が「為(なす)」という意味ですね。 「偽」は「人」の「為(ため)」という意味ではありませんし、 ましてや、人の為にするから「偽」というナンセンスでふざけたこじつけは、 漢字の世界にはありません。 世の為、人の為にと思うなら、どんどんしたいものです。 我が身はこの世に暮らしているのですし、自分自身も人なのですからね。 さて「為」の部首、今は、れっかですが、 旧字体は 「爲」 ですので、「爪」が部首。 そこからこの字は「手を使う作業」に関した漢字だと解かります。 「為」は、「手」+「象」で、古代人が象を手なずけ、宮殿を造った、というところから、 「手を加えてする」「つくる」というのが原義になったそうです。 ここに「人」がくっついて「偽」 本来は「無作為ではなく、人間の手が加わったもの」を表していたものが、 やがて模造品、ニセモノ、嘘の意味へと変化していったというわけです。 何故そう変化したのか、、素養のない私には分かりませんが、 人間の『欲』が強すぎてこの文字の意味を、 苦心して積み上げた趣向、工夫、の「つくりもの」から、 偽物へと変えてしまったのでしょうか、、 可哀そうな、、文字です、、 私なら、人+為=偽、イコールそれは、人間の英知で仕上げたもの、 という意味への変化を、この「偽」に持たせてあげたかった、、、、 来年は世相を表わすに【佳き一文字】が選ばれることを願ってやみません。 ところで、、今年あなた自身にとって相応しい一字(言葉)は何でしたでょうか、、、 ![]() エヘヘ、、華しゃんの、、一文字は、、「学」、だそうでふ、、、 これも、、なんとなく、、偽り、くさい、、でふ、、、 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.13 10:42:45
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