
"The sun is rising
sleeping yet in Europe
still the same sun,"
日本では日が昇っている
ヨーロッパではまだ眠っている
しかし、太陽は(一つ)同じである
欧州連合(EU)大統領ヘルマン・ファンロンパウ欧州理事会常任議長の句。
オランダ人に「芭蕉や一茶の俳句を書いて下さい」と依頼されることがあります。
国際俳句交流協会(1989年設立)によると、
俳句は現在、50カ国以上の国で自国の言葉で作られているそうです。
日本の俳句には季語が必要とされていますが、
「英語ハイク」の著者ヘンダスン氏は
「我々が日本の季語を踏襲できないのは、季節、花、動物、風俗習慣などが
日本のそれと非常に異なるからだ」と解説しているそうです。
「世界で最も短い詩」
そんな感じのものでもよし!と認めたからでしょう、
「ハイク」は世界に受け入れられ益々広がりをみせています。
鎖国の時代、長崎の出島には俳句をたしなむオランダ人がいたと伝えられているくらい、
「オランダ語俳句」の歴史は長いのです。
俳句界、、、立派ですね~、さすがですね~
書の世界もそうでありたいものです。
【漢字圏ではないから、外国の言語表記は記号だから、横書きだから、、、】云々と、
言いたいこともありましょうが、、、
いやぁ~ん、、この際そんなお堅い事は言わないでぇ~~とお願いしたいところです。
実際に書いてもらったことがありますが、
記号と言われるハングル文字の「書」って美しいですよ。
タイ文字の「シャム文字」だって味わい深いし、
ご存知アラビア文字に至っては墨と筆を用いて書いた書など芸術的です。
世界の国々の人が、墨を磨り、筆を用い、
自国の言葉で書いて表現をする。
その方がうんと楽しい風景ではありませんか。
漢字は象形的なものがあって確かに書としては面白いものですから、
ヨーロッパ人にも漢字の意味を伝え(私は)自由に書いてもらうこともありますが、
凡そは「日本語の勉強」みたいなもので終わっているように見受けられます。
そうではなく、「書く」ということを大事にするのです。
自国の文字を書くのです。
筆と墨を用いて文字を書くことということを
自国の文化の中で昇華させ、溶け合わせていくのです。
そして各国の書人達と「筆先をこうすると面白く書ける、、」
「最初に筆にたっぷりと水を含ませ、、、」
「ちょっと先に墨をつけてこうして書くと、、、」
「濃淡は、、、」「かすれは、、、」「この線は、、、」
「この筆は、、」「この紙は、、」「この墨いろは、、、」
と、そんな話をしながら互いに自国の言葉で俳句を書き上げる、、
思いを墨と筆で自国の言葉で表現する
ヒャァ~~~何と素晴らしい~~
これぞ書と言うものが世界に広がりをみせる骨髄ではないかしら、、
と私は思っています。
また、そう願って日々奮戦しているところです。
どやろ、、
本日の書、俳句愛好家のファンロンパウ氏が日本を訪問され、
滋賀県彦根市を訪れた時に詠まれた句をフツーに書いてみました。

アタイも一句、「バウバウも、、ワンワンもまた、、同じ犬、、」これ、、犬字で、、書くでふ、、
やめとき、、

ブログランキング参加中、応援いつも有難うございます