徒然
私は「中島みゆき」が好きで、よく聞きます。でも、聞き出したのはまだ最近です。今ちょうど「宙船」がかかってました。その船をこいでいけ!お前の手でこいでいけ!お前が消えて喜ぶ者に、お前のオールをまかせるな!先日、フラメンコの発表会があった。発表会といっても、みんなソロで踊る。今までにソロで踊った経験も何度かあったけれど、今回のは全く意味の違うものになった。何が違ったのか、、、それは本当に色んな意味において違った。まずはフラメンコを踊ることについて。知識的なことは、言葉では知ってたつもり。でもそれ以上、本当の理解はしていなかった。ずっと、わからない、わからないと、もがいていたこと、、、少しわかりかけてきた。一番大きなことは、歌やギターが聞こえるようになってきた。フラメンコに必要なことは、三者の双方向のやりとりだ。そして、振りをなぞるだけの平坦な踊り方が、どれだけ気持ち悪いかということ。振り付けでは、当然コントラも刻むけれど、アセントを落としてはいけない。複雑な振りの中で、アセントを落とさず、抑揚をつけなければリズムは生まれない。その当たり前が出来ていなかった。(やってるつもりでは、伝わらないということ。伝わらないんだから、伝え方を変えなければ伝えられないということもわかった。)後、封印していたメンタル的な部分について。私はロボットではなく、生身の感情のある人間として内面から出るものがある。そうでなければ不自然である。なぜ封印していたのか、、、それについては、深く触れないけれど、、、なぜ自然に踊れなかったのかということは、きっとあまりにもフラメンコが難しいからじゃないかと思う。踊りとして、他の踊りにはない難しさがあるなら、それだけの楽しさもあるということなんだろう。次にスペイン人、フラメンコ業界について。正直に言って、私は変な偏見があったと思う。自分が上手く踊れないことへの言い訳だったのかもしれないが、どうしてもフラメンコが好きになれなかった。単純に楽しいと思えなかった。フラメンコをする前に少しやっていたボールルームダンスは、紳士淑女のダンス。嘘でもレディーファーストは当たり前。ダンスの中でもそれは一貫されるべきものであるはずだ。(嘘でも、、っていうのがつくのが現実なんだけれど・・・)それに比べてフラメンコは、スペイン人崇拝のイエローキャブ状態であるという軽蔑した思いを持っていた。前に一度、スペイン人の歌い手さんとギタリストで踊ったことがある。その人達は、本当にすごくいい人ではあったけれど、そういう偏見を私の中から完全に払拭するだけのインパクトはなかった。でも、今回のスペイン人の歌い手さんはとても紳士であったし、真面目な人だった。ギターを弾いてもらった方々も、とても真面目で誠実で、フラメンコに対して熱かった。スペイン人やフラメンコ業界に対してのイメージも変わった。徒然と書いてみましたが、、、 フラメンコで自由に表現できるように、もっと知識、身体能力、技術を磨かないと!その船をこいでいけ!お前の手でこいでいけ!お前が消えて喜ぶ者に、お前のオールをまかせるな!_(^^;)ゞ急に「中島みゆき」に戻るけど、、、フラメンコのことを中心に書いたけど、イコールこれは私の生き方にも置き換えられると思う。私の手で、この船(人生)を漕いでいこう!