2006/05/26(金)16:25
中国のお茶と茶器
もともと日本茶や紅茶が大好きなのだが、数年前から中国茶に興味がわき、ちゃんとした中国茶の茶器で飲む楽しみを知った。
ひと揃え持っていると香りや味をゆったりと楽しめるので、すっかり気に入ってしまった。
画像は工夫式(クンフー)という、丁寧な淹れ方の茶器。
茶壷(チャフウ)と呼ばれる小さな急須を温め、茶葉を入れ、湯をあふれるほど注ぎ、ふたをした上からも湯をかけて蒸らす。
それから、背の高い聞香杯(モンコウハイ)に注ぎ、背の低いほうの茶杯に移し、聞香杯の香りを楽しみ、茶杯のお茶を味わうのだ。
茶壷は素焼きで香りが移りやすいため、お茶の種類によって使い分けている。
全体に小さくて繊細なかわいらしい茶器なので、お茶を淹れるという動作自体も楽しめる。
お菓子と一緒に飲むのもおいしいし、点心のお供にして本格的な飲茶というのも良い。
本場中国のお茶たち。
烏龍茶だけではなく、日本の緑茶のようなものや、菊花茶、山査子の果実の干したフルーツティー、決明子(ケツメイシ)もある。
いろいろな味があって楽しい。