2006/10/18(水)20:28
太郎、おかんのお古を着る。
衣替えをしていたら「太郎が150センチを超えたら開けてみる箱」と書いたダンボールが出てきた。
それは何年か前、私がもう着そうにない洋服の中から、男女どちらでも着られる服(もしくはこざっぱりしたものが欲しくて買った男物)を、いつか太郎や花子が着るかもしれないと思ってとって置いた箱だ。
太郎はこの夏休みに急に背が伸びたので、気が付いたら150センチはとっくに超えてしまっていたのだが、ちょうど良いかもしれないと思って、開けてみた。
いろいろ入っていて、太郎はガサゴソと引っ掻き回していたが、結局ラルフローレンのシャツやトレーナーを引っ張り出し、そして「お、これいいなぁ、ちょうだい!」と喜んだのは…
古いデニムジャケット。
これは新婚旅行でドイツに行ったときに、思っていたより朝夕かなり冷え込んだので、あわてて現地で買ったものだ。
だからもう15年も前のものと言うことになる。
気に入ってしょっちゅう着ていたので、かなり洗いこまれていて、色はだいぶ褪せて生地も柔らかくなっているが、かえって着やすいかもしれない。
太郎にお古をあげるなんて、これが最初で最後だろう。
これからは、ヘタをすると立場が逆転する可能性もある。
(花子にはすでに「去年のショートブーツ、もう入らないからお母さんにあげるね」と言われてしまった。)
みんな追い越していっちゃうんだなぁ…なんて、嬉しい反面、ちょっと寂しい気持ちになったりした。