2006/11/22(水)10:10
モッコク
先日、名前が分からないまま日記に載せたこの木。
正解は「モッコク」であった。
私はその葉の形や色から、カナメモチだと思っていた(keiさんが教えてくださったレッドロビンという木もカナメモチの種類であることが分かった)のだが、その後、小芋さんから「ひょっとしてモッコクでは?」とご指摘を受けて、ちょっと調べてみた。
すると、モッコクと言う木は、これと言った特徴がないために、やはりカナメモチやシャリンバイなどとよく間違われる木であるということも分かった。
殿の「庭木育成スペース」で生育中。
モッコクはツバキ科モッコク属の常緑樹で、私が紅葉かと思ったのは新芽の色だったようだ。
(新芽の赤い植物はちょくちょくあり、我が家の桂もそうだ。)
先に「特徴が無い」と書いたが、実はほったらかしでも美しい樹形に育つため、庭木の王とまで言われるらしい。
成長が遅い木なので、固くて重く、材木としても目が詰まっているということで、建築材料や木工細工にも使われるとか。
また、葉の水分が多く幹も固くて非常に燃えにくい木であるために、昔は火事の類焼を防ぐ生垣として植えたそうだ。
庭木としては、モッコクの足元にセンリョウやマンリョウを寄せ植えし「千両万両持ち込む」と読ませるというおめでたい話もある。
(モッコク、モッコク、モチコク、モチコム、持ち込む…バンザーイバンザーイという類のシャレらしい。どこかのおやじが考えたに違いない。)