偏屈たぬきのへそまがり投資日記

2014/06/17(火)06:49

会社は誰のものか

チラシの裏(97)

  今回は、チラシの裏的な話。   ”株式に全金融資産以上を突っ込んでいるお前が言うな”的話題ではあるのだけど、   ”会社は誰のものか”、”会社は何のために存在しているのか”というようなことを、時々考える。      a.会社は株主のものに決まっている。仕組みがそうなっている。株主の利益を極大化させることが会社の務め。    b.会社は経営者のもの。株主は単なる資金の出し手。会社経営は会社役員の権利。    c.会社は経営者と社員のもの。自分の人生を委ねているんだもの。    d.会社は国家のもの。国の利益に貢献してこその会社。    e.会社は取引先や地域のもの。取引先や地域の支えがあってこそ、会社が成り立っているんでしょ。   色々な考え方がある。   どれも正しいし(b.だけはちょっと嫌かな)、行き過ぎるとどれも間違いなんだろうと思う。   よく、株式界隈では a.の立場から話が展開されることが多いように思うけど、行き過ぎると色々弊害がある。   特に、短期的な株主の利益を追求するあまり、レバレッジを上げ過ぎたり、資産を切り売りしたりで会社の長期的な存続を危うくしたり、   従業員を単なるコストとして扱ったり、      そんな会社ばっかりだと、普通の人にとって暮らしにくい世の中になるだろうし、そんなことだと”株式会社”という仕組み自体を見直せってことになるだろう。     人々(社員や取引先とか、広くは消費者・市民とか)の暮らしというのは、手段ではなく目的だと思うし、   一方”株式会社”というのは、目的ではなく手段だと思うので、   手段が目的の実現に役に立たないとなれば、手段(”株式会社”という仕組み)を見直そうということになる。   そうならないように、あらゆるステークホルダーのことを考えた、バランスの良い会社であって欲しいな。   とか、なんだか、青臭い話で、恐縮です。

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