2016/03/27(日)07:26
株価に関心の無い会社は投資対象としてどうなのか
株主還元や自社の株価に全く関心のなさそうな会社が結構ある。いわゆる日本型経営。
今回は、こういう会社は投資対象としてはどうなのよといったことを、をチラシの裏に。
1.株主還元や自社の株価に全く関心のなさそうな会社
株主還元としては昔から一定の額の配当だけ。利益が出ていて内部留保も積み上がっているけれど活用するあてもなさそう。IRも不熱心で業績予想は常に保守的。
その結果として、当然のように低PERで極端な低PBR。
株主還元や自社の株価に全く関心のなさそうなこんな会社たち。
ファンダメンタルズ関連の指標のスクリーニングでひっかかってくるけれども、投資対象としてはどうなのか。
割安感で買ってはみたものの万年割安のいわゆるバリュートラップ。
2.投資対象としてどうなのか
一般的には投資対象外とされがちなこんな会社、私は結構好きです。
ポートフォリオの片隅に入れておくと、相場急落時の緩衝材的な役割が期待できる(特に私は、信用取引を使ってレバレッジをかけた投資をしているので、相場のメインストリームからはずれた穏やかな銘柄を入れておくことが大切)。
それから、こういう株主還元や自社の株価に全く関心のなさそうな会社は、少し株主還元や株価を気にするように軌道修正してくれるだけで、評価一変・株価上昇の可能性がある。
なにかのきっかけ(経営陣が代替わりしたとか、大株主が配当を欲しがったとか、”もの言う株主”がちょっかいを出してきたとか)で会社の方針が軌道修正されるかもしれない。
また、合併やTOBの対象となれば、積み上がった純資産が有利に作用するかもしれない。
零細投資家目線でも、目先の株価のことは気にしない風に波長を合わせ、ポートフォリオの片隅に入れて気長に気長に気長に持っているという感じだろうか。
3.感想など
日常生活にたとえれば、
地味に見えるけど、メガネをはずすと見違えるような美女(イケメン)だったとか、
無口だと思っていたら、酒が入ると陽気なおもろいやつだったとか、
受験勉強をしたことが無いけど、頭がすごくきれるとか、
そんな感じで、まさにバリューなのだけど、
ずっとメガネをはずさないとか、無口なままとか、頭を使わないとか、
もったいない状態のままで一生を過ごしていくということもあるので。。。
”期待せずに期待する”といった感じか。
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