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偏屈たぬきのへそまがり投資日記

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Oct 15, 2018
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​​​​​​​​​ㅤ私が、日本株はとてつもなく割安だと思う理由を5回に分けて書いてみるシリーズの2回目です。

 ※そうはいっても、私はここのところ20年ほどずっと強気の買い豚なので話半分にお付き合いいただければと思います。

 2回目は、脱デフレを手掛かりに。

(日本株が超割安だと思う2つ目の理由)
​○脱デフレで、日本企業の業績は劇的に安定!​

(関連の日記)
○日本株が超割安だと思う5つの理由(その1)株式益回り


1.デフレは陰惨なバケモノ

 前回の日記で、

 日本株投資は株式益回りが7%。
 他の分野で7%の利回りといえば、ちょっとどうかなーというものがほとんどではと思います。
 そういうものと比較して、日本企業の業績というのはそんなに悲観的に見なくてはならないものでしょうか?
 全体的には、株式益回り7%というのは十分すぎる水準で、仮にここから株価が2倍・3倍になって株式益回りが2~3%台になったとしても、まだ不動産や債券など他の選択肢と張り合えるのではと、万年買い豚としては思います。
 なぜそう思うのかといった補足的なことは次回以降に。

 と書きましたが、その大きな理由が脱デフレです。


 日本でデフレ(物やサービスの価値が下がり続ける状況)が始まった前世紀末頃、梶山静六さんが”デフレは陰惨なバケモノ、同じバケモノなら陽気なインフレの方が良い”というようなことを言われていたと思いますが、

 これは本当にそう思います。

 まず、個人の生活にしてみても、同じ仕事をしていたのでは給料が減り気味になります。一方で住宅ローンや奨学金など借金は減りません。
 将来の見通しとしても、当然そのような世の中がずっと続くだろうなということになり、
 物やサービスの価格も下がりますが、それでも気分的にも消費はなかなか盛り上がりません。

 企業も大変です。
 仮に前年と同じ商売をしたとして、物価が下がる分だけ売り上げも利益も減ります。また、資産の評価も下がりますので、何年も続けばいずれは減損処理をすることとなり大きな特別損失が計上されます。

 デフレ下で安定的に利益を出していくということは本当に大変。
 どうしても、収益の悪化とか、巨額特損とかのリスクが付きまとうと思います。



2.脱デフレ

 前世紀末から今回の安倍政権が始まる頃まで、日本はだいたいデフレの時期が続いていたと思います。

 劇的に変わったきっかけは、黒田日銀によるインフレ率2%をターゲットにした超絶な金融緩和です。
 インフレ率2%はなかなか達成できていないようですが、少なくともデフレではなくなりました。

 個人の生活でも、同じ仕事をしていても給料が増え気味。将来の見通しとしても、当然そのような世の中がずっと続くだろうなということになれば(まだなってないと思いますが)、
 物やサービスの価格も上がりますが、それでも気分的にも消費は盛り上がると思います。

 こうなると、個別の企業によって事情は異なるでしょうが、全体的に捉えれば、
 仮にデフレという悪環境下でもそれなりに利益を出していた企業はさらに楽に、利益が出るか出ないかだった他企業はコンスタントに利益が出るように、損失を出していた企業も止血できるのではと思います。

 また、リスクという点でも、
 デフレ期のような物価下落に伴う収益の悪化とか、巨額特損とかのリスクは格段に小さくなります。



3.インフレボーナス

 さらに進んでインフレとなるとどうでしょうか?

 仮に黒田日銀の目指す2%のインフレという状況が定着すれば、

 企業はかなり楽です。
 仮に前年と同じ商売をしたとして、物価が上がる分だけ売り上げも利益も増えます。また、資産の評価も上がりますので、資産の含み益が増えていくこととなり、売却時等に大きな特別利益が計上されることとなります。

 個別の企業によって事情は異なるでしょうが、全体的に捉えれば、
 特にゼロ金利下でのマイルドなインフレは企業経営にはベストでしょうし、
 インフレに伴って金利が上昇したとしても、少なくとも見かけの業績は好調になるはずです。



4.まとめ

 デフレ → 企業経営としては最悪な状況(ちょっと前まで)

 脱デフレ → 最悪な状況を脱する(ちょっと前から今)

 ゼロ金利下のマイルドなインフレ → 企業経営としてはベストな状況(将来の可能性1)

 インフレ進行と連動した金利 → 企業経営としてはベターな状況(将来の可能性2) 



5.蛇足

 よく、他国と比較して日本企業の収益性が低い、株価が安いわけではないとかいわれることがありますが、インフレ率の高い国との比較はフェアではありません。インフレ下の国の企業はそのぶんのゲタを履いているのです。

 また、株式投資にまつわる様々な指標を比較するにしても、企業の利益率にしろ成長率にしろ資産評価にしろ、インフレ下の企業はその分の下駄を履いているのですから、
 今のようやくデフレを脱しただけの日本企業の成長率、PER、株式益回り、PBR、ROE(私は重視しませんが)などをインフレ下の他国企業と比較するなら、その分を割り増しして考えておくべきかと思います。



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Last updated  Oct 15, 2018 08:54:17 AM
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