2018/12/16(日)23:30
優待戦線の競争激化で戦術転換
ㅤ優待タダ取りの一般信用クロスですが、最近競争が激化して旨味が激減しています。
まあ、ノーリスクで旨味があるような取引ですので、競争が激化していくのは当たり前のことですが。。。
以前なら優待権利日またはその数日前に押さえておけばよかったような銘柄でも、2週間前には一般信用売りの在庫が蒸発しているなんてことも。
また、コンピュータに詳しい投資家などはマクロを組んで(例えば、継続的に一般信用売り注文を出し続けるプログラムを実行することで、キャンセルによる一瞬の在庫回復を拾うなど)一般信用売り確保に参入してきているようで。。。
そうなってくると、一般の投資家はますます前倒しで一般信用売りを確保するということになり、売買手数料に加え、一般信用売りの金利(貸株料)も嵩んできますので、条件によっては優待タダ取りとも言えなくなってきます。
特に私のように、常にフルインベストメントの状態の中で、無理やり現金ポジションを捻出して優待クロスに挑んでいる身では、厳しい状況です。
(関連の日記)
○優待クロスにとことん嵌るㅤ
〇現金ポジションが無くても優待クロス
1.取りたい優待を早めに押さえる ー 一般信用売りの金利が重要
優待クロスの競争が激化してくると、取りたい優待はより早く押さえる必要があります。
楽天証券やSBI証券は優待銘柄の一般信用売りは短期(楽天は14日、SBIは15営業日)が中心となっていて、人気銘柄では受付け開始と同時に蒸発します。
ですので、特にお得感のある銘柄は、もっともっと前からカブドットコム証券や大和証券で一般信用売りを確保するしかありません。
私も、最近はどうしても取りたい優待は1~2か月前からカブドットコム証券で押さえることにしました。ちなみに、12月優待主役のすかいらーくの家族分やブロードリーフは10月中旬には一般信用クロスをしました。
長く建てるとなると、一般信用売りの金利(貸株料)が重要なファクターとなりますが、幸いなことにカブドットコム証券や大和証券の金利(貸株料)は1.5%と低い水準です。金利の高い楽天証券やSBI証券で2週間売り建てたときの貸株料より、カブドットコム証券や大和証券で1か月売り建てたときの貸株料の方が少なくて済みます。
ちなみに、一般信用売りが可能なの主要証券会社で一般信用売りの金利(貸株料)を比較すると、
○カブドットコム証券:1.5%(100万円につき1日約41円)
○楽天証券:無期限:2.0%(100万円につき1日約55円)
短期:4.1%(100万円につき1日約112円)
○SBI証券:無期限:2.0%(100万円につき1日約55円)
短期:3.9%(100万円につき1日約107円)
○大和証券:1.5%(100万円につき1日約41円)
2.トラスコ中山
ちょっと蛇足的に、12月優待銘柄で一般信用売りの在庫が各社にジャブジャブと余っている銘柄の中から、
トラスコ中山
この会社の優待は優れものです。
株価3,000円強で、100株で5,000円相当の商品が優待なのですが、品ぞろえが充実しています。
(参考)前期の優待品リスト
○第55期株主優待パンフレット(会社Web)
トラスコ中山の商品の中からは、工具セットやトラベル収納ケースなど実売価格5,000円以上のものがあり、
その他にも、アイリスオーヤマの低温製法米10Kgなど他社の品ぞろえもあります。
さらには、ハーモニックやantina gift studioの税込5,400円相当のカタログギフトも選ぶことが出来ます。
ちなみに、トラスコ中山は優待クロス対象としてではなく、単純に保有するというのもありかと思います(私は主力で持っています)。
(参考の日記)
○増収減益の中にお宝あり(その2)
○トラスコ中山の在庫を持つ経営
※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見と妄想による記述。
※投資は、損しても得しても自己責任で!
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