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偏屈たぬきのへそまがり投資日記

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Feb 3, 2019
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​ㅤ前回の続きで、インデックス運用を超えるための偏屈たぬき流の戦略についてです。

 前回までは、株式投資のベースである”常にフルインベストメントのインデックス投資”を超える部分については、基本的にゼロサムゲームとしてきましたが、

 今回紹介させていただく戦略は、おそらくプラスサムです。 

(前回までの日記)
○証拠と動機で銘柄選択ーインデックス運用を超えるために(その2)
○将来有望な分野の有望な企業への投資は避けるーインデックス運用を超えるために(その1)
○とっても簡単な株式投資


 ”常ににフルインベストメントのインデックス投資”を超える、おそらくプラスサムの戦略、

 それは、
 ”レバレッジを掛ける”

 というものです。


1.なぜ企業には財務レバレッジを求めるのに、自分の投資はレバレッジを掛けないのか

 私、不思議に思うことがあるんです。

 ROE主義の人たちをはじめとして、企業に対し負債を活用して財務レバレッジを掛けて資本効率を上げるよう求める潮流があります。

 だけど、そういう人たちも、こと自分の投資に関しては、信用取引は絶対しないとか、キャッシュポジションを確保だとか、とても手堅い戦略を取っています。

 おかしくないですか?

 企業経営の失敗は、多くの従業員や取引先、地域の方々の生活を脅かします。
 一方、自分の投資の失敗は、しょせん自分(または自分の家族)に留まるものです。

 危機管理の鉄則として、失敗した時により大きな影響が出る事象ほどより安全にしなくてはならないはずです。

 ならば、より多くの人の生活にかかわる企業経営に財務レバレッジを求めるような感性であれば、当然自分の投資もより大きなレバレッジを掛けなくてはオカシイはずなのに、それをしない。
 
 ダブルスタンダードも甚だしいですね。
 企業に財務レバレッジを求めるなら自分の投資にもレバレッジを掛けていないとおかしいし、自分の投資にレバレッジを掛けないようなら企業にも財務レバレッジを求めないで欲しい。


 私なんかは、ROE主義者でもないし、なんなら企業経営は無借金ぐらいの方が望ましいぐらいの感性を持っていますが、

 それでも、理屈の上で、自分の株式投資には少しのレバレッジを掛けておくのが得策だと思っていますし、ずっと実践しています。



2.なぜレバレッジを掛けるのが得策なのか

 株式投資の期待値は、
 私の目分量では、リスクプレミアムとされている利率や、株式益回りなどから考えて、少なくとも年率5~6%程度の期待値はあると考えています(期待値ですから、当然大幅にマイナスな時や、大幅にプラスの時もあります。またマイナスの次に必ずプラスがあるというものでもなく、マイナスが続くかもしれません)。

 一方、例えば信用取引でレバレッジを掛けるとして、その資金調達コストは最もうまく立ち回れば年率1%程度に抑えられます(期先物の指数先物を使う手もあります。その場合は個別銘柄を選べないという難点はありますが、コストは信用取引より小さいです)。

 ようするに、1%程度で資金調達して、5~6%程度のの運用が期待できるのではと思います。レバレッジを掛けた分の資金量に対し、差し引き4~5%程度のリターンが期待できるのです。

 このプラス分は、”常にフルインベストメントのインデックス投資”に対して、参加者が広く享受できるプラスサムの利益です。

(関連の日記)
○借金して株を買うことのメリット



3.どの程度のレバレッジを掛けるか

 では、どの程度のレバレッジを掛けるのが有効なのか。

 高めのレバレッジを掛ければ、当然、期待値は高まりますが、

 ここで問題になるのが、暴落時の資金繰りの行き詰まりです。

 例えば、
 レバレッジ1.5倍(純資金1に対し0.5の信用取引をプラスしている状況)とすれば、担保掛目80%として、信用維持率は160%となります。
 一見余裕があるように見えますが、ポジションを維持したままで株価水準が半分(その程度はよく起こることです)になればレバレッジ3倍、信用維持率40%に、
 株価水準が4割(起こり得ると思います)になればレバレッジ6倍、信用維持率20%で強制決済です。

 私の体感的には、レバレッジ1.2~1.3倍程度にとどめておくのが無難かと思います。

 なお、若くて資金量が少ないうちは、もっとレバレッジを高くして勝負しても良いかもしれません。 

(関連の日記)
○若者の借金、年寄りの借金-借金も財産のうち(その4)



4.中長期投資のための信用取引では、とにかく金利を重視せよ

 それから、信用取引を取り入れる際に、一番重要なことを、

 それは、とにかく金利の低い証券会社を選択するということです。

 株式保有の期待値と調達金利の差で得をしようという戦略ですから、金利の高低が期待値に直結します。
 また、金利以外のコストにも注意する必要があります。
 それから、保有株を見渡せば、ひょっとすると恒常的に逆日歩が付いている銘柄があるかもしれません。そういう銘柄を見つけたら、ぜひ信用取引の方に回しましょう。

 今なら、最適な選択をすれば、信用取引のコストは年間1%程度に収まります。
 株式保有の期待値が年率5~6%程度だとすれば、信用取引の分の期待値は年率4~5%程度となります。

 もし、金利に無頓着で主要なネット証券で漫然と信用取引を行うなら、金利とそれ以外のコストを含めて、年間4~5%程度かかるのではと思います。
 そうなれば、せっかくレバレッジを掛けても期待値はほとんど高まりません。リスクが増えるだけです。

 ともかく、金利とその他のコストです。

(関連の日記)
○信用金利0.9%時代ー証券会社の使えるサービス(その2)
○信用買いなら制度信用で
○信用取引の名義書換料に要注意!ー四半期決算に気を付けろー
○信用取引で権利日をまたぐコスト
○信用取引で1ヶ月ごとにかかるコスト



5.副作用

 このレバレッジを掛けて期待値を上げるという戦略。
 私としては、理屈の上で絶対の自信があります。

 ただ、心理面を考えれば、株価下落時に恐怖が襲って冷静に慣れないというようなことがあるかもしれません。

 なので、万人向けの戦略とは思いません。

 よくよく理屈を理解して、また胆力のある方はお試しください。



 今回は、”常にフルインベストメントのインデックス投資”に対して、参加者が広く享受できるおそらくプラスサムの戦略を取り上げました。
 次回も、おそらくプラスサムの戦略を取り上げたいと思います。




※投資は、損しても得しても自己責任で!



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○真面目な人が報われる世界でありますように-奇跡の一枚2019   
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Last updated  Feb 3, 2019 10:35:56 PM
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