栃木の花旅

長野県川上村の延々と続くレタス畑の最終地点は甲武信ケ岳の登山口「毛木平」の駐車場。

ここに「ベニバナイチヤクソウ」があることを教えてくれたのは何でも見つけるのが得意なＳ子ちゃん。

昨年初めて訪れて、笑いが止まらないほどの「ベニバナイチヤクソウ」の数の多さに感激したので、あの感動をもう一度と再びやってきたのです。

　　　　　

「う～ん！　今年も素晴らしい！」

駐車場に入る直前の林道沿いがすごいことになっていました。
右側も左側も「ベニバナイチヤクソウ」だらけ・・・！

去年よりも花数が多いかもしれません。

ねらいはドンピシャリ！　まさに満開間近の一番美しい時期に当たったようでした。

　　　　　

レンゲツツジもまだ残っていて、白樺林の下草がベニバナイチヤクソウだなんて、何と贅沢な場所なのでしょう。

林道わきにはフェンスもネットもないので上がろうと思えば上がって見られるのですが、申し訳なくて上がれません！

　　　　　


　　　　　

だって、一面「ベニバナイチヤクソウ」に覆われていて足の踏み場がないのですから・・・。

　　　　　

一体どこまで続いているのかと思うほど。

「ベニバナイチヤクソウ」は草丈20～30ｃｍくらいで下向きの花が多数つく愛らしい花です。

　　　　　

手前に咲いている小さな白い花は「ツマトリソウ」。

　　　　　


栃木県では、那須の険しい山道を登り、朝日岳を越えるために鎖場をやり過ごし、熊見曽根を越えて、やっとの思いでたどり着いた「隠居倉」の下で数本見つけただけで大感激していたのに・・・。
ここでは車を降りただけで見られるなんて・・・！！！

歳を重ねて当然のごとく足腰が弱くなり、以前のように山に登ることはできなくなりましたが、手軽に感動できる場所はまだまだたくさんありそうです。

「駐車場を降りた途端のお花畑」とか「ロープウェイで上がっただけでお花畑」という場所をこれからもたくさん見つけてみるつもりです。

今は、今の体力に合った楽しい場所を見つけること自体が楽しみになってきています。