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栃木の花旅

栃木の花旅

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2019.07.19
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カテゴリ:旅行
宇都宮を出て5日目となる7月6日は土曜日。 さすがの北海道も少しは混雑してくるかと覚悟して出かけました。
苫小牧までの走行予定距離 約 400 km。
できるだけ高速を使わず、気が向いたところを見て歩くことにしています。

国道38号線を走って、最初に車を停めたのは釧路市白糠町と音別町の境の「パシュクル湖畔」。
「馬主来」と書いてパシュクル。
高台にある駐車場からは「パシュクル沼」が一望できました。
この沼は海の水と川の水が行ったり来たりしているのだそうです。

緑の草原と水色の湖面がきれいでした。

     

ここの駐車場わきには赤い「ハマナス」に交じって真っ白い「ハマナス」が咲いていました。

     

「ハマナス」に白い花もあったんですね。

下の建物は全部「トイレ」。
立派でしょう?

     

トイレの裏の浜に出てみると、釣りをしている人がいました。
真夏には海水浴場にもなるそうですが、一年の内何日泳げる日があるのかしら?

     


パシュクル湖畔を後にしてしばらく走っていると「お! 原生花園の看板があるぞ」と夫。
私は見落としたのですが、もちろん戻って浜の方向に入ってもらいました。

駐車スペースに色々な種類のお花が沢山咲いていました。

     

マイクロバスが一台停まっていて、帯広の山野草愛好会?の方たちが来ていましたが、あとは私たちだけ。

     

「天然記念物 トイトッキ浜野生植物群落」という看板が設置されていましたが、マックスマップルにも載っていない場所。

「野生」という言葉どおり、自然のままの植生が残っている様子が興味深かったです。

良く知っている植物もいくつか・・・「ガンコウラン」「ノハナショウブ」「ハマナス」「ミズチドリ」「シロツメクサ」「エゾフウロ」など。

初めて目にして何だろう?と思ったのはハマナスと一緒に砂地にあったイガイガした固いもの。
これが花なのでしょうか?

       

後で「新北海道の花」という図鑑を調べていて見つけました。
「コウボウムギ」いえ、おそらく「エゾノコウボウムギ」でしょう。
カヤツリグサ科です。

名前も初めて聞くし、目にするのも初めての植物でした。

こちらも初めて。
でも、名前の見当は付きましたよ。  「ハマボウフウ」です。

     

私たち海のない栃木県人はハマと名の付く植物には疎いですよね。

こちらは浜辺の植物かどうかわかりませんが、やはり初お目見えの可愛い花。

     

「テマリツメクサ」で正しいでしょうか?


トイトッキ浜でもう一つ気になったのは植物ではなくこちらの石の建造物。
 
     

朱色の鳥居と祠は新しく建てられたもののようですが、このどっしりした石(コンクリート?)の塊は何?

別の方向から見るとのぞき窓のようなものが開いています。

     

ぐるっと周りを見てみましたが、何の説明書きもありません。

しばらく眺めていると、なぜか夫も私も同時に「トーチカ」という言葉が口から出ました。

何となく「トーチカ」ってこんなものではないかと思っていたのですが、見たのは全く初めて。

銃眼のような窓を覗くと暗い穴の中が広くなっているようでしたが、どこから出入りしていたのでしょう?

     

後でネットで検索して初めてトーチカの役割を知りました。

太平洋戦争末期にアメリカ軍の上陸を阻止すために構築されたものだそうですが、こんなもので本気でアメリカ軍を迎え撃つつもりだったのでしょうか?

実際に使用されることがなくて本当に良かったと思うと同時に戦争とはなんとバカバカしいものかと感じました。 犠牲になった人たちがただただ哀れです。

北海道の太平洋沿岸にはこのようなトーチカが今でも残されているようですが、戦争を語る遺跡として大事に保存してほしいものです。

「トーチカ」に思いを残しながら私たちは再び車中の人となりました。 (つづく)





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Last updated  2019.07.23 23:47:39
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