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June 30, 2017
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平成28年7月30日土曜日のおやつの事を書きます。

自宅療養の日々の、我が家の食事時間はAM9時 PM2時 PM7時でした。

そのほかにAM11時過ぎ、PM4時過ぎがお茶の時間です。

お茶の時間は軽いおやつを頂きます。

このパターンは健康な時から続いていました。早朝のガーデニング、夕方遅くまでの

ガーデニング作業にとってこの時間帯の食事とティータイムが好都合でした。



病気になってからも、長い期間続けたこの習慣を変えないのがかえって体への負担が

少ないのではないかと話し合ったのです。

更に病気になってからの食事量は極端に少なくなっていましたから、おやつも体調に合わせ

ながら栄養価や分量などの面からも考えなければならいことになりました。






この画像は珍しく夫が用意してくれた妻のおやつです。一昨日、ストーマ外来に行ったときに

「煎茶を飲みたい、大丈夫だろうか」と話したら「大丈夫よ、今まで我慢していたの?」って

H看護師長さんが答えてくれたのを大喜びして、今日は朝から「昼前のお茶には煎茶を飲んで

羊羹を食べよう」と張り切っていたのです。夫のおやつは以前からおいしい煎茶に羊羹を

食べるのが定番でした。本当は餡ものが好きな夫は「きんつば」や「どらやき」が大好物

でしたが、なぜか頂き物の羊羹がいつも我が家にはありましたのでそれを頂くことが

多かったのです。




そのようなこともあって午前のお茶タイムの準備は夫がしてくれました。

私のおやつも張り切って画像のように盛り沢山でした。メロンにバナナ、ケーキ、クッキー

それにチーズ、それを少量とは言え、かなりのボリュームでした。

rain






バナナは貴重な食べ物で運動会や遠足の時でなければ食べられなかった時代に育ちました。

そのせいもあってバナナは憧れの食べ物であり、バナナが毎日あることがとても豊かな気分に

なりました。それともうひとつ、私にとってのあこがれの果物、それはメロンでした。

貧乏な田舎育ち、メロンなど食べたことがありませんでした。せいぜい食べて美味しさを

味わったのは「あじうり」、高価なメロンは食べることはできませんでした。





メロンという美味しい果物を最初に食べたのがいつか、どの場面であったかすっかり忘れて

しまいましたがメロンにつながる夫の思い出があります。

たぶん結婚2年目頃、公営住宅に引っ越したばかりの冬のことでした。

高熱を出してしまいました。食欲もなくなり起き上がることもできず一人伏せていました。

「メロンは倖せの味がするってmawakoが言ったからね。あちこち探してようやく見つけた」

と言って夫がメロンを持って立ち寄ってくれました。






だからたぶん、若い頃、彼と一緒にメロンというものを始めて食した時、「幸せの味」と

言ったのでしょう。メロンの美味しさを幸せと言ったのか、彼と共に在ることを幸せと

言ったのかわかりませんが「メロンは幸せの味」と記憶に残ったというのです。

夫は冬のさなか、幸せの味を求めてあちこちの果物店、デパ地下売り場を探してくれたのでした。

我が家ではメロンは幸せの果物となりましたが、ほとんど口にすることなどできない高価な

果物でしたが、若い頃の暖かな思い出を作ってくれた「メロンは幸せの味」なのです。






今ではメロンは早くから店頭に並び、スーパーなどでも6月に入ると安く購入できるように

なりました。一個の値段もとても安くなり、購入することになんのためらいもなく手に

入れることができます。

夫は、かなり硬め、少し硬め、ほんの少し硬め、すぐ食べられる硬さを選び、日当たりや室温を

考えながらいつも美味しいメロンを調整してくれました。メロンの時期になると我が家の

冷蔵庫は「幸せのメロン」でいっぱいでした。夫は決してきらいではないのに、メロンは

mawakoが思い切り食べればいいといい、どこかに出かけてメロンが出るといつも私に

譲ってくれるほどでした。







昨日もスーパーに行きましたらメロンが並んでおりました。最近は生産調整がなされ

価格安定を図られられ、一時のように安売りは影を潜めましたが、それでもこれからの時期は

安くなります。昨日はメロンを見ながら、私は買う気持ちにはなりませんでした。

これからも自分で購入して食べるという気持ちにはならないのではないかと思います。

夫との思い出につながる様々なものを、今の生活に取り入れるにはまだ少し時間が

かかりそうです。




  
rain



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Last updated  June 30, 2017 03:40:46 PM
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