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テーマ:タイ(3305)
カテゴリ:タイまで575万歩
右の赤地に白い象さんの絵、何だと思いますか。 ヨンシマイさんのブログにお邪魔したとき、最初に目に飛び込んできたのがこの象さんでした。最初はただ何となく可愛いな、と思っただけでしたが、そこに「タイの昔の国旗(1917年まで)」と書いてあったので、へ~そうなんだと、トリビアだったわけです。 タイの現在の国旗は、みなさんご存知の通り、左のような三色旗「トン・トライロング」といわれているものです。 青=国王(王室)、赤=国民、白=仏教(宗教)をそれぞれ表しています。 現在の国旗は1917年9月28日、ラーマ6世(ワチラーウット王)によって制定されました。ではその前までが、上の白象旗かというと、さにあらず。 1916年の1年間だけ、現在の国旗の真中の青い部分も、上下の赤と同じ赤色の白赤二色だったことがあります。 タイの国旗自体はナーラーイ大王(1656-1688年)時代から使われるようになったといわれていますが詳細は不明です。その後ラーマ2世(ナパーライ王、1809-1824年)が、この白象旗の原型を作り、1855年にラーマ4世(モンクット王)が王家のシンボルである白象を配した旗を正式な国旗としたようです。 この白象旗から現在の三色旗に変わった経緯は、第一次世界大戦時に同盟国として欧州にタイの軍隊を派兵したことにあります。 象を見たことがない、欧州の画家が書いた国旗は、象よりブタに近いものとなり、欧米の軍隊より「ブタが国旗なのか」とからかわれたのを知ったラーマ6世は、これでは軍隊の士気にかかわると、1916年、図柄を「赤地」に「白色の線」2本に変更し、翌年(1917年)金曜日に生まれたラーマ6世の色「青」を加えて現在の国旗になったとされています。(あるサイトでは土曜日生まれとなっていますが、土曜日の誕生色は「紫」で金曜生まれは「青」ですので、多分金曜日生まれだと思います) その他、白象に関するエピソード等は、一番最初にご紹介したヨンシマイさんのブログ記事「白象旗」をご覧いただきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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