チョコレートダイエット
先々週お贈りした 「食べるな!危険!? 」で99%カカオのチョコレートの食べ比べレポート をしました。その時思ったのは、男女を問わず、チョコレート好き って多いんだな~、ということです。そこで先日行った図書館で、偶然目 にとまった左 の本を借りてしまいました。その名も『チョコレートダイエット』(幻冬社刊、定価1,300+税)です。著者は言わずと知れた楠田枝里子さん(右画像)です。誕生日が今月の12日。御歳 なんと 55歳 です。お若い ですね。彼女 は物心ついた頃から今まで、チョコレートを口 にしない日はなかった、というのですから、これもひとえにチョコレートのお陰なんでしょうか。チョコレートの効能については「 チョコレートが健康にいい10の理由 」でも書きましたが、大きく2つに分けると★胃がん、大腸がん、胃潰瘍を予防する★シミ、シワ、更年期障害、ボケなどの老化現象を食い止めるとなります。これら病気、症状の主な原因はいずれも活性酸素といわれるものです。名前くらいは聞いたことあるんじゃないでしょうか。健康番組の『あるある大事典』 などを見てるとよく出てきますからね。その有害な活性酸素を抑制する働きのあるカカオマス・ポリフェノールを含んでいるのがチョコレートということになります。あれっ、ポリノフェノールって赤ワインに入っているってやつでしょ? そう、正しくその通りですね。ポリフェノールには実に様々な種類があって、日本茶にもカテキン・ポリフェノールというのが含まれていたりします。でも、カカオマス・ポリフェノールは赤ワインよりも、緑茶よりも吸収率がぐーんと高く、チョコレートにはたくさん含まれているのです。ここまで見てきても、ほんとチョコレートは体にいいこと尽くめのスイーツですね。でも、まだ肝心なダイエットのことがでてきてません。そもそも、ダイエットに失敗するのはなぜでしょう やはり、一番の原因は食べたいものを我慢するストレス でしょうか。特に逃れられないのが、甘いものの誘惑ではないでしょうか。もういいや!なんて諦めて、クッキーやせんべいを食べ始めたら最後、袋が空になるまで食べちゃった、なんてことになるのがオチ。これは炭水化物(糖質)系のお菓子を食べると、インスリンが次々に分泌されて血糖値を下げ、空腹感を余計増大させてしまうからなんです。でも、チョコレートの場合、袋いっぱい食べてしまうということはないと思いますが、みなさんどうですか。少量でも満足できるのは、チョコレートを食べると体内の脂肪組織から、食欲を抑制するレプチンという物質が分泌されるのが主な原因のようです。まあ、詳しいことは『チョコレートダイエット』を読んでいただくとして、楠田さんは、これら素晴らしい効能を得るためにはカカオ70%以上のチョコレートを推奨しています。それはそうですよね。いくらダイエットにいいからといって、砂糖や粉乳いっぱいのミルクチョコレートではカロリーオーバーになるのは目 に見えてます。できるだけ、付加物が少なく、カカオマスの含有率の高いチョコレートじゃなくちゃ意味がないのですから。チョコレートはあくまでもダイエットの手助けにすぎません。間違ってもチョコレートだけでダイエットできると勘違いしないでくださいね。納豆の二の舞はご勘弁ください