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カテゴリ:オステオパシー
ゴールデンウィークも終わり、ますます春めいてきた今日この頃ですが、五月病といわれる気力の低下を感じてしまう症状が出て来てしまう時期でもあります。
ウィキペディアによると 「五月病(ごがつびょう)とは、新人社員や大学の新入生などに見られる、新しい環境に適応出来ない事に起因する精神的な症状の総称である。4月には新しい環境への期待があり、やる気があるものの、その環境に適応出来ないでいると人によってはうつ病に似た症状がしばしば5月の連休明けに起こる事が多い事からこの名称がある。」 とあります。 症状としては、やる気がイマイチ出てこない、何となく身体がだるい、といったものも含まれ、一種のうつ的傾向にある、又、深刻化すると本当のうつ病になってしまう、とも言われます。 4月の新年度からのバタバタしていた時期が一段落して、精神的な緊張感から解放され、気持ちがゆるんでしまい、反対に緊張状態にシフトすることが出来なくなってしまうこと等が挙げられます。 春先の5月に限らず、秋口の10月くらいにも同様の体調の変化を感じた経験をお持ちの方もおられるのではないかと思います。 私自身、何年か前の秋口、特にこれといった原因も無いのに、何となくもの悲しく、やる気がイマイチわいて来ないといった経験をしたことがあります。 さて、当院の五月病に対する考え方ですが、春先、秋口といった季節の変わり目は、気候の変化にともない、身体の状態もそれに適応していくために、少なからず変化を余儀なくされ、知らず知らずのうちにエネルギーを消耗してしまっている可能性があります。 犬や猫を見ていても、季節の変わり目である春先は体毛が抜け落ち、秋口は体毛が濃くなりますが、こういった動物が本来持っている身体内部の変化は人間にも起こっていると考えられますし、その様な変化自体、エネルギーを消耗してはいまいか? 特に人間の場合、中枢系の疲労、すなわち脳疲労が考えられ、脳内物質であるセロトニンやドーパミンの分泌が低下してしまっていることが考えられます。 セロトニンは神経を安定させる作用がある神経伝達物質であり、ドーパミンは興奮や快感をもたらす神経伝達物質です。 このような動物本来の身体の変化に加えて、緊張感からの解放などのいくつかの要因が重なって症状が出ているものと考えられます。 ですから、この時期が過ぎて季節が変われば症状も自然とおさまってしまうものですが、いつまでたっても、症状が続いてしまっている場合、本当のうつになってしまいかねないので、注意が必要です。 当院ではこれまで、うつ、あるいはうつ的傾向にあるとされる方々を数多く施術させていただきましたが、頭蓋骨の動きが大変固くなってしまっているケースが非常に多いです。 特にセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質が分泌されるといわれる、前頭葉のある前頭骨が重くなっています。 以前、うつといったことで来られた方を施術させていただいた際、頭蓋仙骨療法の前頭骨リフトを施術していたところ、おでこから「パキパキッ」と異音が出て、私も患者さんも驚いたことがありますが、頭蓋骨の継ぎ目である縫合といわれる箇所に何らかの問題が生じていることは間違いありません。 こういった五月病のような症状に対しては、オステオパシーの頭蓋仙骨療法が大変有効で、多く実績があります。 いつまでたっても気持ちがダウンしたままの方、一度試されてみてはいかがでしょうか? ハンズオンセラピー・ジョウ http://www.handson-joe.jp/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.27 17:58:56
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