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北海道の森と湿原をあるく

サロベツ原野/豊富,幌延町


サロベツ原野

北緯45度
北海道最北端に広がるサロベツ原野は
豊富町 幌延町 稚内市 みっつの市町にまたがる広大な湿原です

2万年という永い年月を経た「泥炭層」という特殊な湿原には
栄養分が豊富なため
春になると鮮やかなお花の絨毯となって彩ります
「コモチカナヘビ」「アカエリカイツブリ」など珍しい生き物も!





2005年8月29日 幌延町
(幌延ビジターセンター 下サロベツ原野自然探勝路 パンケ沼畔自然探勝路)

幌延ビジターセンター前の展望塔からの眺望

幌延ビジターセンター展望台

右に「長沼」 地平線の左側に「パンケ沼」
ビジターセンターから木道は「長沼」の横を通り「パンケ沼」まで続いてます

「パンケ沼」には あまり整備されていない(ありがち?)「野鳥観察舎」があって
そこまでの片道が3キロ
一回りコースではなく 行って戻ってくる往復コースなので
散策距離は6キロとなります

しかも こーんな 気の遠くなる 延々とほぼ同じ景色の道

幌延遊歩道

葉が茶色くなってきている「ヤマドリゼンマイ」と
勢いよく伸びる「ヨシ」がわさわさと風に揺られ
時折 実を付けた「ハンノキ」の脇を通ったりして・・・

聞こえるのは風の音だけ・・・



「長沼」は水草がもう秋の色・・・
長沼

「ネムロコウホネ」が 名残で咲いてました♪

この枯れた水草の上にこーんな鳥さん

ヒバリシギ

ヒバリシギ1  ヒバリシギ3

「ヒバリシギ」と思われます
ピロローと鳴きながら 3羽くらいの群れで行動してるみたいですね
セキレイよりちょっと大きいくらいの鳥さんです







2005年8月30日 豊富町
(サロベツ原生花園自然探勝路/上サロベツ原生花園)

上サロベツ原生花園

草原のような湿原でも
その中を覗きこむとこんな「実」が・・・

ツルコケモモ

「ツルコケモモ」ですね~
お花は何度も見ていましたが
実は初めて見ました♪

「サワギキョウ」と「ホロムイリンドウ」

サワギキョウとホロムイリンドウ

「サワギキョウ」はもう群生も終わったようで名残のお花・・・
「ホロムイリンドウ」はこれからもっと咲いていく時期だと・・・

「上サロベツ原生花園」は他の湿地帯と違って「沼」が無いためか
乾燥化が広がっているとのことです
乾燥すると「ササ」が増えるんですって
でもでも「幌延ビジターセンター」あたりだって沼はあるけど
「ササ」ほんとに目立ちますよ

サロベツはその一帯に近づくと 至る所「砕石所」があって
土砂を削ってトラックで頻繁に運んでます
湿原保護を訴えながらも真横で湿原の土をほじくっているんです
土地の権利とか詳しいことはわかりませんが
毎年行って見ているのに その光景のギャップに慣れることはありません











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