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テーマ:障害児と生きる日常(4426)
カテゴリ:障害の話
先月末から、ずっと入院をしていたボンですが、昨日、仮退院をしました。 仮退院?って???と思いましたが、毎日のように検査等があるので、日中は病室にいて、夜は家で寝るってことになるようです。 まぁ、久しぶりに我が家に帰ってきたボンですが... 分かっているのか、いないのか...よく分かりません。 今のボンの状況をヒメに言わせると... 全部わすれるランドに旅行中だそうです... 確かに、何もかも、わすれてしまったように見えます... で、ちょっとずつ、帰ってきているそうです。 毎日、駅をひとつずつ進んでくるそうです。 でも、時々、電車に乗るのをわすれたり、駅に止まるのを忘れたりして、そのままの日...もあるそうです... 長そうな旅行です... 火星よりも、木星よりも遠いところだそうです... 気長に待つしかなさそうです... とは言うものの、少しずつ、状態も良く?なってきているのか、表情も出てきました。 にっこり笑うことも多くなり、時々、こちらの呼びかけに反応します。 反応が出てくると、今回の病気もなんか、たいしたことがなかったような気もしてきますが、障害が出ているというこちは、たいした病気だったんでしょう。 でも、反応してくれると、言葉が喋れなかったり、情緒不安定のままだったり、周りが分からない...なんていう障害が些細なことに見えてくるのも不思議です... 見た目は普通...なんですから、余計にたいしたことじゃなさそうに見えます。 本当は、ボンにしてみれば、些細なことじゃないのでしょうが、一時期のことを思うと些細なことのような気がします。 そんなことを周りに言うと怒られる?のですが、僕から見れば、生きているだけマシと思えてしまうから不思議です... まぁ、それにしてもボンは、周りの状況が分からず、マイペース?に、過ごしていますが... 落ち着きがなく、あっちこっちをうろうろ、うろうろ...しています。 身体が良く動くようになって、散歩もOKになったので、散歩に連れて行くと... 散歩じゃなく、散走...です。 歩きません、走ります... うれしいのか、それとも、わけが分からず走っているのか、よく分かりませんけど、凄い勢いで走ります... あっちこっち、走ります。 大変です。 でも、おねーちゃんだけは認識しているようで、おねーちゃんについていったり、おねーちゃんを待ったり... 兄弟は分かるのでしょうか? 親は分からないくせに... 食欲も相変わらずです。 自分で食べようとする動きが出てきました。 凄い進歩です。 今までは、お腹が減れば愚図り、口を空けているだけでしたが、ここ数日は、自分でお箸やスプーンを使います。 もちろん、手はうまく動かないので、なかなかうまく口には入りませんけど... それでも、一生懸命、自分でご飯を食べようとします。 それも出来るだけお箸に手を伸ばします。 【新品】エジソンのお箸 楽しくお箸の練習ができます!(OR1007) さすがに普通のお箸は使えないのでエジソンのお箸です。 子供用のお箸の練習用のお箸です。 病気になる前のことを覚えているのでしょうかね。 一生懸命、使っています。 ボロボロこぼしますが、うれしい限りです。 嫁さんはボロボロ涙をこぼしますが、そんなことで泣いている場合でもないです。 前までなら、ボロボロ、ご飯をこぼすと怒りたくもなったのですが、そんな気は全く出てきませんから不思議です。 頑張ってるねぇ...といいたくなります。 一生懸命、元のボンに戻ろうとしているのがよく分かります。 おもちゃも、病気になる前のおもちゃで遊ぼうとするものの、なかなかうまくいかないようです。 プラレールトーマス もっとおしゃべりトーマスセット レールがうまくつなげないようです。 レールを繋いであげると、手ころがしで遊んでいます。 トーマスが喋るとうれしそうに声を上げています。 相変わらず、トーマスは大好きです。 ちょっとずつ、全部わすれるランドから戻ってきているといいのですが... 来週から、少しずつ本格的なリハビリと、もっと詳細な検査をするようです。 脳のどの部分がダメージを受けているか、どういうリハビリをすればいいかなどが分かってくるようです。 そういう専門の病院と、施設に通うことになります。 とはいえ、日本はこういう病気に対する医療体制や、治療はかなり遅れているそうです。 海外のほうは進んでいるそうです。 幸い、海外でこういう治療に携わっていた言語聴覚士の資格を持った外国人の療法士の方が見つかったので、先方が、受けてくれればですが、家にいるときは、その方の言語療法等をお願いしようと思っています。 お金はかなりかかるのですが、そうも言ってられませんし... 英語での治療になるですが、日本語、英語どちらも喋れていたボンなので、日本語、英語、先に喋れたほうの言語を喋らそうかと思っています。 喋ってくれれば...の話ですが... 残念ながら、破壊された脳は、一生、元に戻らないそうですが、新しく出来る脳細胞君に頑張ってもらって、少しでも元のボンに近づいてくれれば...と思っています。 ひょっとして、新しい脳細胞が凄い能力を発揮させたりして...とか、思ったりもするのですが... とにかく、少しずつ回復しているようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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