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カテゴリ:周囲の人
祖父は、自分が何でもできる完璧主義者なので、他人には厳しかったのかも知れません。母達3姉妹にとっては相当威厳のある恐い父親だったようで、娘達は敬語で語りかける程。でも孫の私には話が弾むと気の利いた冗談を言う、ユーモアもある人。
何でもできる上、とてもかっこよくて(ポール・ニューマン似)妻を溺愛していて、小さな頃から理想の旦那様だと、友達にも自慢していたくらい。 とにかくも世話が好き。アレルギーになる程犬をたくさん飼ったり、小鳥を飼ったり、植物や畑の世話も非常に上手で、庭木の他にも温室でたくさんの蘭を育てたり。80歳近く迄医師の仕事を続けていて、頼りになるセンセイでもありました。骨董も大好きで、家には大小数えきれない程の色んな置き物があちこちに並んでいますが、これは私にはちょっと判らない趣味です。 2年前、献身的に面倒を見続けた愛妻が逝って"人生の半分を失った"と、お通夜にずっと祖母の髪をなでて過ごしていました。お骨もずっとそばに置いたままで、祖母の元に行きたいと弱音を吐いたりすることもありました。 そしてこの元旦、望んだ通り心臓で、3人の娘に抱えられながら、息を引き取りました。大往生です。 私の自慢のおじいちゃん、ありがとうございました。おつかれさまでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.01.07 21:21:44
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