日記

農家をされている相方の知り合いの家に、農業体験に行ってきました。
志摩町の山あいのとってものどかで、空気のきれいなところ。
ビニールを張った整った畝に、ハサミ型の道具で、パカパカと小さい植木鉢程の穴を掘り、その穴に苗を入れて、少し土をかけていく作業。

もともと、土いじりはすきで、家や祖父母宅の自家用の畑を手伝ったことはあるけど、農家の畑なんて初めて。大変かなあ？と心配していたけどぽかぽか日ざしの、温かい日曜日にやわらかい土を触って作業するというのは、すごく気持ちの良いものでした。苗もかわいいし、みなさん親切だし、楽しかった。

しばらく作業していると、ごごごごご～どどーんという地鳴り、そして横揺れ！
かなり揺れました。が、たぶん立っていられないって程では無かった。畑にいたから、倒れてくるものもなくて、あまり恐く無かった。
揺れが収まると、向こうに見える山から、砂埃？火事？崩落？見たいな黄色い煙がわ～っと立ちのぼった。たぶん花粉。その場には花粉症の人がいなかったからよかったけど、いたらある意味地震より恐怖だよね。
ひとしきり、すごかったねえ～！と騒いだ後、まあ、作業を続けるか、と畑を見ると、何百とあけた苗の穴が地震のお陰ですっかりきれいに埋まっていました。のどかな自然のせいか、性格のせいか、皆で大笑い。

また穴をあけて、お昼過ぎ迄は苗を植え続けました。

余震がとても多くて、しょっちゅうごごごご…と言う音と、小さなずしん！とくる揺れ。あっという間に終る。ゆらゆら長く揺れないと、あまり怖がる暇が無い。あ、また、揺れてるねえ。まただね。なんて言いながら。

なんどか、有線の放送があった。津波に御注意下さい→津波の心配はありません→津波の到着時間です→津波警報は解除されました
車のラジオを大きくして聞くと、震度５だったらしい。

お昼に知人宅に行ってテレビを見て、やっと世の中の状況、震源地に近かった事、震度は６だったことを知りました。
知人宅は瓦が落ちたり、食器や壁のタイルが落ちたり、ヒビが入ったり大変そうでした。皆口を揃えてこんなことは生まれて初めてだ。と。

雨模様にもなってきたし、お昼迄で農作業は中止。帰宅しました。
家の被害は、玄関のスキーが倒れていたのと食器が６つ割れていたのとタンスの引き出しがふたつ出ていた、のみ。良かった～。

私の育った関東では、何十年も大地震がくる、くると脅され続けています。伊豆では何度か大きな地震がありましたが、結局は、まだ。
私は仕事で住んでいた大阪南港で阪神の震災にあい（無論この時の揺れの方が何倍も恐かった）、絶対来ないと思っていた福岡であい、いやはや何とも。とにかく、人的被害が少なくて、ほんとうに良かったと思います。
でも、未だに余震があるのでまだまだ注意ですね。

そうそう！地震直後、そうとう電話は掛からなくて、でもメールは問題なかった。災害時はメールです！みなさん。

夕飯）鍋の残りでうどん