日記

2007/02/04(日)19:43

「7つの習慣」

本・映画(36)

「いいことが一杯書いてあるよ。」 と薦められた一冊。 7つの習慣―成功には原則があった! 1990年に出版されてベストセラーになったというから、知ってる方も多いと思いますが、それでもなお、書いておこうと言う気にさせる、何度も読み返したい良書です。 著者のスティーブン・コヴィーは、国際的に高い評価を受けるリーダーシップ研究の第一人者、企業コンサルタントということで、タイトルからしてビジネス向けにはなっていますが、東洋哲学か仏教のようなその思想は家庭やもろもろの人間関係、人生の全てに応用できるものです。 読み込まないと難しい内容や、理解しにくい訳語も出てきますが、事例はわかりやすく読みやすいので、そこだけ読んでも面白い。 ひとつ心に残った事例を。 セミナーに参加した男が著者に訴えます。 「私は妻を愛していないし、妻も私を愛していない。こんな状況で何ができるっていうんですか。」 「愛する気持ちをもう失ってしまったんですね」 「そうです、子供が三人もいるので、とても不安なんです。どうしたらいいのでしょうか」 「奥さんを愛しなさい」 「ですから、今言ったでしょう。その気持ちはもうないって」 「だから彼女を愛しなさい」 「先生は分かっていない。愛という気持ちはもうないんです」 「だったら、奥さんを愛すればいいんです。そういう気持ちがないのだったら、それは奥さんを愛するとても良い理由になりますよ」 「でも、愛情を感じないとき、どうやって愛すればいいんですか」 「愛は動詞です。愛という気持ちは、愛という行動の結果にすぎない。だから奥さんを愛しなさい。奥さんに奉仕をしなさい。犠牲を払いなさい。彼女の話を聴いてあげなさい。感情を理解してあげなさい。感謝を表しなさい。奥さんを肯定なさい。そうしてみては、いかがですか」 Loveは動詞…至言です。 愛がなくなった、冷めたなんてよく使うけれど、 そうではなく、自己中心的になって「愛する」ことをやめただけなんですよね。 人間関係が悪くなったときこそ思い出したい言葉です。

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