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Dr.半熟卵のつぶやき~女性医療の現場で働く産婦人科医の日記~

緊急避妊が必要になったら・・・

緊急避妊(モーニングアフターピル)をご希望の方へ



・処方される薬は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類の女性ホルモンが含まれている中用量ピルです。

飲み方について


*処方されてすぐに2錠飲み、その12時間後にさらに2錠飲みます。

*12時間後の服用が夜中になってしまう場合、初めの2錠の服用を数時間ずらしてもかまいません。

*服用して2時間以内に嘔吐してしまった場合は追加服用が必要になります。初めの2錠を嘔吐してしまった場合は、手持ちの2錠ですぐに追加服用し、再受診してください。12時間後の2錠を嘔吐してしまった場合はすぐに再受診してください。


副作用について


*最も多い副作用は吐き気や気分不良で、約半分の方にみられます。

*嘔吐は約2割程度です。

*服用数日後から次の月経まで、少量の不正出血が続く事があります。

*その他に見られる副作用は、頭痛・腹痛・倦怠感・むくみ・めまい・乳房の張りなどです。

*これらの副作用は命に関わるようなものではありません。また、ずっと続くものではなく、ほとんどが服用後数日でおさまります。


避妊効果について


*初めの服用が無防備な性交から72時間以内であった場合の避妊効果は約75%、避妊に失敗する率(妊娠にいたる率)は約2%です。

*緊急避妊は、排卵を遅らせたり着床を防ぐ事によって妊娠を回避する方法です。着床してしまった後では効果がありませんので、あくまで妊娠が成立する前に行うものです。

*念のため、緊急避妊から3週間後に妊娠検査薬で確認するようにしてください。

*今回の服用は直前の性交による妊娠を防ぐものであって、今後避妊効果が持続する訳ではありません。次の月経までは必ずコンドームを正しく使用するようにしてください。


今後の月経について


*緊急避妊によって、体内のホルモン濃度が急激に上昇し、次いで急激に低下します。この急激な低下により、早ければ3・4日後に遅くとも3週間後には消退出血(生理の様な出血)が起きます。これで緊急避妊は成功ということになります。

*出血が見られるまでの期間は、平均10日です。また、緊急避妊から出血までの期間が短いと、出血量がごく少量の場合もあります。

*緊急避妊後の次の排卵はいつになるか予測がつきませんので、今後の月経が遅れることもあります。


今後の避妊について


*緊急避妊はあくまでその場限りの緊急避難の措置であって常用すべき避妊法ではありません。

*今後の避妊を確実にするために、低用量ピルまたは子宮内避妊具による避妊をおすすめします。

*緊急避妊後に低用量ピルを開始する場合、緊急避妊後の消退出血の時期によって飲み始め方が異なります。
   緊急避妊後1週間以内に出血があった場合 ⇒ 次の月経の初日からピルを飲み始めます
   緊急避妊後1週間以上たってから出血があった場合 ⇒ 出血の初日からピルを飲み始めます


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