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Dr.半熟卵のつぶやき~女性医療の現場で働く産婦人科医の日記~

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November 14, 2017
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女性医師募集中!

「ポートサイド女性総合クリニック ビバリータ」

 クリニックでは女性医療に関心のある女性産婦人科医を募集しております。
 
 平日の午後や土曜日(毎週でなくても可)ご勤務いただける方がいらっしゃいましたら
ぜひご連絡くださいませ。
 電子カルテですので、あらかじめ診療内容が入力してあります。

 スポットの先生には初診の方の予約は入らないようにしてありますので、診療内容が不明な
 方をご担当いただくことはありません。

 お問い合わせはクリニックのHPからメール又はお電話でお願いします。

 「ポートサイド女性総合クリニック ビバリータ」   http://www.vivalita.com/

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 昨日の記事で、女性は産後もホルモンの急激な減少が起きるために「うつ状態」になりやすいと書きました。産後は、それまで多量に分泌されていた女性ホルモンが一気になくなっていくので、このホルモンの急降下がメンタルの不安定さを引き起こします。また、産後は「全治8か月の怪我と同等のダメージ」と言われるほどの、体への物理的なダメージも抱えた状態です。そのような心身が不安定な状態で、出産直後から赤ちゃんのお世話が始まるため、はっきり言ってうつ状態にならない方が不思議なわけです。
 ところが、最近は産後に夫がうつ状態になるケースも増えているそうですね。イクメンうつとか、パタニティーブルーと呼ばれているそうですが、産後の女性の立場から考えるとかなり厄介な存在になりえます。男性は産後にホルモンが変動したりしませんし、分娩時のダメージで体調が悪くなることもありません。それなのに、なぜうつ状態になってしまうのでしょうか?

 実は、産後に限らず「うつ」という状態を引き起こす背景は「自分が持つ権利がないと思っている怒り」なのです。簡単に言うと、ぶつけどころのない怒りをため込んだり、理不尽化思いをしているのにそれを「何とかしてくれ!」と言えずに我慢していると「うつ」になりやすいということです。
 産後にうつが発生しやすいのは、この「ぶつけどころのない怒り」をため込みやすい環境がそろってしまうからです。ただし、マタニティーブルーとパタニティーブルーの決定的な違いは、「本当は怒りをぶつけたい相手」が全く異なるという点です。

 マタニティーブルーの場合、赤ちゃんのお世話をすればするほど理不尽な感情がわいてきます。抱っこしていれば泣き止むのにおろしたとたんに泣き出したり、おむつを替えた直後にウンチをしたり、母乳をうまく飲んでくれなかったり、せっかく飲んだ母乳を吐き出したり・・・スムーズにいかないことだらけで「もう!なんでよ!」と叫びたくなることもしばしば。
 それらの「ぶつけどころのない怒り」のぶつける対象が「赤ちゃん」だから、母親はその感情を必死に抑えますし、そのような感情を持ってしまう自分を責めることになるのです。赤ちゃんはかわいいはずなのに、なんで自分はこんなに理不尽な思いを抱えてしまうのだろう。なんで、「ただかわいい」とだけ思うことができないのだろう。そんな罪悪感で、怒りを抑え込もうとするので、うつになるベースが簡単に出来上がってしまうのです。

 一方、パタニティーブルーの怒りの対象は、しばしば赤ちゃんではありません。その対象は「妻」になるのです。パタニティーブルーやイクメンうつになるケースでは、多くの場合、夫は自分が「手伝っている」家事や育児は「本来自分がやるべきことではない」と思っています。表立って思ってはいないかもしれませんが、潜在意識のどこかで「本来は女性がやるべき仕事」だと思っていることがほとんどです。
 それを、自分の仕事もしながらやっていると、キャパオーバーになった時に「なんで俺がこんなことをしなければいけないんだ!」という感情がわいてきてしまいがちです。そして、それを「家事や育児をこなしきれていない妻」という対象にぶつけたくなるのですが、実際は産後の妻にそんなことをぶつけるわけにいきません。特に「イクメン」や「理解のある夫」を意識している人ほど、その感情は「ぶつけどころのない怒り」になっていくわけです。

 どちらかがうつ状態になった場合に、そのパートナーがきちんとフォローできればいいのですが、出産経験のある立場から言わせてもらえば、産後に夫のパタニティーブルーをフォローしている余裕なんてありません。なので、パタニティーブルーになったら、自分でカウンセリングを受けるなり第三者の手を借りるなりして対処しなければ、妻の負担が大きくなりすぎます。
 うつ状態の初期症状として、「イライラする」「ちょっとしたことで『嫌になる』」「自分が役に立っていない気がする」という状態が挙げられます。うつというと、落ち込んで活動度が落ちて何もしないというイメージかもしれませんが、実は「イライラ」はうつの症状としても現れるものなのです。妻のサポートをしようとして『頑張って』イクメンをやっていたらイライラしてきた、という方は、妻の負担になる前に自分のうつ状態をメンテナンスしていきましょう。


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Last updated  November 14, 2017 06:14:08 AM
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