Dr.半熟卵のつぶやき～女性医療の現場で働く産婦人科医の日記～

[日々思うこと] カテゴリの記事

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  本日休日健診デー

  今日の言霊：　嫌なことが続くときこそ　小さな感謝を忘れずにね。　凹んでる時こそ　人に優しくしてみようね。言霊が気に入った方はこちらをクリックしてね⇒ 　今日は、休日検診デーでした。　普段は仕事が忙しくてなかなか受診できない方のために、隔月ペースで祝祭日に検診日を設けています。仕事がハードな方こそ、しっかり検診を受けていただきたいですからね。次回は9月19日の予定ですので、詳しくはクリニックのHPをご覧ください。　この連休は見事に仕事で埋まってしまいましたから、息抜きのつもりで診療の帰りにちょこっとバーゲンに寄ってみました。忙しくてバーゲンなんてチェックする暇がなかったんですが、いつの間にかクリニック近くの行き着けのお店も最終値下げ。店員さんのお話しによると、この夏はアパレル業界はどこも不調なんだそうです。だから、普通なら半額以下なんてありえない商品までかなりお買い得になってましたよ。　特に掘り出し物だったのは、綺麗なマスカットグリーンのノースリーブチュニック。 　実は、夏のカタログを送って頂いた時から気になりつつも、お値段で迷っていたアイテムなんです。それが、なんと、定価の6分の1の値段に。速攻ゲットです。　他にも、冬物バーゲンで買ったピンクのフワフワポンチョの夏バージョンを発見！はおってみたら、とっても涼しげでお洒落な感じに一目惚れしてしまいました。着こなし方によって、カジュアルにもドレッシーにもできるので、便利なアイテムなんですよね。　たった30分のお買い物タイムでしたが、気分が一気に上昇しました。店員さんにも「休日出勤のご褒美ですね」なーんて言われましたわ。こんな簡単な事でハッピーハッピーになれるから、ホント幸せですよね。　ちょっと前に、「お一人様」や「プチ贅沢」という言葉をよく耳にしてましたけど、これって大事な事だなとつくづく感じます。こういった言葉が出てきたのは、忙しい毎日の中で、疲弊しきる前にチョコチョコっと充電しなきゃダメだよって事に気付く人が、増えてきたからじゃないかしら。罪悪感なく、自分のためにちゃんと時間とお金を使えるのって、案外大切ですよね。　私の場合、いろんな意味で体と心が資本ですから、特に、健康にかけるお金はケチらないように心がけてます。体か喜ぶものを食べ、良質の水を飲み、厳選したサプリメントで栄養を補い、かつ年1回は必ず一通りの検診を受ける。おかげ様で、結構無理が利いちゃうんですが・・・・　大学生で入院した時、主治医から「何か”無茶”しましたか？」と聞かれました。無理なんてレベルじゃなくて、無茶をしていたようですわ。そうならないように、気をつけなきゃ、と思いつつスケジュール帳が埋まっていく毎日です。　でも、昨日ペティ先生に、地元の鍼の先生と全く同じ事を言われて、「やっぱり『食べて、寝て、出す』を崩しちゃダメなんだわ～」と反省しました。月末からは、ちょっとペースダウンいたします。よかったらこちらをクリック⇒

  July 18, 2005

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  ティーンズクリニック、またまた盛況でした♪

  今日の言霊：　「継続は力なり」って言うじゃない？　　小さなせせらぎも、　集まれば立派な川になるからね。言霊が気に入った方はこちらをクリックしてね⇒ 　今日はティーンズクリニック開催日。今回も多数のご来場ありがとうございました。　4月から毎月1回ではありますが、こうやって毎回新たな出会いを頂けて、本当に感謝感謝です。来場してくださる方々は、皆さんとっても喜んで下さっていますし、個人や学生サークルなどで主旨を同じくして活動している若者達と情報交換することで、私達も勇気をいただいているんです。　先日の中教審の発表を受けて、様々な反応が出てきていますが、当事者である若者達の率直な意見を聞いて、改めて「純潔教育」や「規制」は逆効果であると感じました。「禁止したら、ますます隠れてヤルだけですよ」と言う意見に、深く納得です。　無防備な性交渉に伴うリスクや、自分の身を守る術を「自分で」学べるようにしてあげることは、彼らの性と健康を守るために不可欠なんだと、改めて教えていただいた気がします。～来場者からのコメントを集めた「メッセージボックス」と、HIV陽性の方の手記～　次回以降も、8月28日・9月11日・10月16日と、毎月開催しますので、ぜひぜひ遊びにいらして下さいね。来月は夏休み期間ですし、何かイベント的な事もできたらなと考えています。ちなみに、下の写真はビデオ学習中の風景。ビデオの内容は海外のティーンをインタビューした番組を編集したもので、皆さん真剣に見入ってましたよ。やっぱり、「同年代の声」が一番リアルに届くようです。　地元で10代への啓発活動を提案した時、たまたま放送大学のラジオ番組を企画させていただくことができました。私を含め、心理学・社会学・学校教育現場の各専門家の話と、4人プラスアナウンサーさんのパネルディスカッション形式トークを放送して頂いたんですね。その時も、現場の声はいずれも同じものでした。特に小学校で、1年生から発達段階に応じた独自のカリキュラムを実践されていた先生のお話しは、非常に参考になりました。　本来、性教育をきちんと行うためには、その土台となる愛情教育が不可欠なんです。自分は愛されている、貴重な存在である、といった実感を得ることがまず必要なんですね。そして、人に嫌な思いをさせないで、自分の言いたいことをうまく伝えるためのコミニュケーション能力を育て、その後に具体的なセーファーセックスの話しになるわけです。　「いきなりコンドームの付け方だけ教えても不十分」と、その先生はおっしゃっていました。そうなんです。本当は幼少期からの「土台」が大切で、それは主に家庭で築かれるものなんだと思います。でも、「土台」が無い状態のまま正しい知識も得られず、サポートを必要としている人たちが、まだまだたくさんいるのが現状だと感じています。　家庭に全ての責任を押し付けても始まりません。学校に「躾」まで求めても、容量オーバーになってしまうでしょう。1人の子供に幼少期から関わる、親・教師・保健師・医師・・・近所の住人達も含めて、全ての大人が手を取り合って愛情を注ぎ、子供を育てていける社会が実現できないものか、大人と子供の中間地点に立って、しばし考え込んでしまいました。　ティーンズクリニックの後は、1ヶ月ぶりにペティ先生の治療を受けてきました。今月は、祖母の入院に始まり、仕事に打ち合わせにと、休み無しできているので、早くメンテナンスしたくて仕方なかったんですね。先生の治療を受けると、なんだかホッとするんです。　地元では、同じように「いざって時の駆け込み寺」として鍼の先生にお世話になっていました。心身がフラフラになると「せんせ～」と電話をするので、大抵「おう、またへばっとるんか。はよ～来い」と言って、一番近い日に予約を入れさせてくださるんですよ。　わたしは、この鍼の先生からもペティ先生からも、同じ空気を感じます。治療の技術的が「神業」なのも共通していますが、何より、お話させていただくととってもホッとできて、肩の力を抜けるんです。非常に感覚的なものですから、うまく説明できないんですけれど、小さい頃に「よしよし」と頭をなでてもらった時のような、そんな感覚です。　上京してしばらく、体のメンテナンスのための駆け込み寺がない状態だったので、先生とのご縁にとても感謝しています。私も将来、あんな風に笑顔とトークで人をホッとさせてあげられるヒーラーになりたいと、改めて思いました。よかったらこちらをクリック⇒

  July 17, 2005

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  ジェンダーフリーバッシングと性教育バッシング

  今日の言霊：　しかろうがなだめようが、　そこに「愛情」がなければ　人の心は動かないよね。言霊が気に入った方はこちらをクリックしてね⇒ 　先日、百世瑛衣乎（ももせ・えいこ）さんの日記でも、ジェンダーフリーバッシングについて書かれていましたが、ジェンダーについて正しく認識されていなかったり、性教育を「性交教育」と勘違いしてバッシングしたり、といった政治的流れは、まだまだ根強いようです。この問題は、今に始まった事ではなく、医療の現場でも先輩方の時代から様々な軋轢に苦労なさってきているみたいなんですね。　ただ、どんなにバッシングされても、私たちにある強味は、「現場で本人と向き合える」という事なんだと思っています。診察室にいらして下さった方に限られてしまいますが、一人一人と向き合って「個別性教育」ができますから。　学校やお役所によっては、「子供達にいいことならどんどんやってください」という姿勢で、積極的に性教育に取り組んでいるところもあります。今年も、秋には釧路の高校５校を講演して回る事になっているんですよ。釧路市役所の保健課の方々は、「正しい知識を提供して自己決定能力を育てる」という方針にとてもよく理解を示してくださいます。数年前からの、地域ぐるみの取り組みで、人工妊娠中絶の件数がどんどん減ってきているそうです。　また、学生や主婦サークルが、独自のセミナーを開催したり、地域の婦人科医や小児科医が中心となって草の根的活動は色々行われています。とある婦人科医の開業医がとったデータによると、必要な知識を正しく誠意を持って教えることで、「初交年齢」は上がったんだそうです。「その代わり、キス経験率は上がってたわ」と冗談めいてお話してくださいました。　「くさいものにフタ」をせず、きちんと教育する事が若者の性行動に抑制効果を持つことは、すでに研究データとして証明されているんですね。　ピルについてお話していると、たまに「ピルで確実な避妊さえしていれば、中学生でもセックスしていいってことですか？」なんて、的外れなご質問をいただく事もあります。そんなの、答えは「No」に決まっています。　ただ、それを「１５歳以下の性行為を禁ずる」とか「中高生の性行動に処罰を設ける」こととイコールと捉えるのは、あまりに思いやりの無い考え方だと感じます。　規制したり処罰したりするのであれば、「若者達」ではなくて、青年雑誌を子供達の目に届くところへ陳列したり、彼らの「無知」に付け込む大人たちの方を先にどうにかしなければいけません。　「規制」や「処罰」は、「目に見える部分」を大人しくさせるには有効かもしれません。でも、その裏側には反発や日陰が必ず生まれてしまいます。自分たちの価値観から外れた行動を、単純に「逸脱行動」と言って切り捨てていたのでは、いつまで経ってもその行動の「根っこ」の部分に隠れている問題にたどりつけないんじゃないかしら。　私が性教育をしたり、患者様にお話したりする時、必ず伝える事は、　・いつ、誰と、どのような関係になるのかは「自分で」決める事で、　　正しい判断ができるように、　　きちんと知識を身に付けておかなければいけないという事　・自分で自分の身が守れるようになるまではセックスしない方が賢明だという事。　　そして、それは「年齢」の問題ではないという事。　・セックスはコミュニケーションツールの１つであって、　　そこへ至るまでに何ステップもあること。　　　・まず初めに「お話し」ができるようになるのが大切だという事。　　名前も言わずにするセックスは「ラブコミュニケーション」ではないという事。といった内容です。「これをやってはいけません」とか「高校生のクセに」なんて事は言いません。だって、高校生でなくても、いい年した大人でさえ、セーファーセックスができていない人はたくさんいるんですから。　その誰もが「知識が無い」ために正しい行動が選択できていないだけなんです。「自己決定」を正しくするためには判断材料となる知識が必要です。そして、「自己決定」に常についてまわる「自己責任」について認識できるだけの、自立した精神を育ててあげられる教育が必要なんだと感じています。　性教育の基本は「愛情教育」と「コミュニケーション教育」だと思います。脅したり、規制したり、偏った価値観を植え付ける事ではありません。こういった「包括的性教育」の流れが、もっと多くのコミュニティーに広がっていってほしいですね。よかったらこちらをクリック⇒

  July 16, 2005

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  家族の役割

  今日の言霊：　舞台に立ってる時って、　スポットライトの中の自分しか　見えなくなっちゃうんだよね。　舞台がハネてからでいいから、　どれだけの人が支えてくれていたのか　気付けたらいいね。　祖母の事を書いてみて、同じような介護経験のある方は少なくないんだなと改めて感じました。　お陰さまで、祖母は少し落ち着きまして、人工呼吸器も外れたそうです。はっきり話すのは難しいでしょうけれど、これで家族や医療者に自分の意思を伝える事ができます。　私が側にいてあげられないので、家族に介護のポイントを伝えることにしました。　私が送ったアドバイスは　「治療に関して一つ一つ本人の意思を確認して下さい」　という事。　それが最も大事な事であり、こういった医療の現場ではしばしばないがしろにされがちな事だからです。患者本人の意識がクリアでなかったり高齢である場合、医療者は、家族に同意を求めますからね。だからこそ、家族が正しく本人の希望を理解し、代弁者として医療者にそれを伝える必要性が出てくるんだと思います。　話が難しい場合の意思疎通の方法は色々あります。・「はい」なら手を握る又はうなずく・「痛い」「寒い」「嬉しい」などの単語をカード又はボードに書いて指差してもらう・全身の体の絵をかいて、辛い所を指差してもらう・50音の表を見せて、一音ずつ指差してもらうなどなど。　また、家族がいない時に、本人が医療者に意思を伝える方法も用意してあげるといいんですね。　意識がある程度はっきりしているのなら、メッセージカードを渡しておくのも１つの手です。仕事が増えるから嫌がる医療者もいるかもしれませんけど、これも日常業務の忙しさと人員不足の弊害ですから、彼らを責める事はできません。ナースコールは押せても、どうして欲しいのかをうまく伝えられない場合、「寒いので布団をかけてください」「〇〇が痛いです」「息が苦しいです」「体を起こしたいです」などを書いたカードを本人が医療者に見せて、コミニュケーションをとれるようにすることもあります。　これだけ高齢化がすすめば、人生の締めくくりに関わる医療はさらに増えて当然です。豊かに、穏やかに、満足して魂が旅立てるように、医療者も本人も家族も、さらに深い学びを求められるんだなと感じました。よかったらこちらをクリック⇒

  July 6, 2005

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  携帯サイト、今月中にオープンです！

  今日の言霊：　夢を次々に実現させている人たちはね、　｢実現するまで思い続ける｣から　思った事が叶うんだよ。　今日は診療後に、またまた携帯サイトの打ち合わせでした。ここのところ、毎週のように何かの打ち合わせが入るので、結構ハードスケジュールですが・・・・5月の受賞以来ようやく具体的に動き始めたので、なんとしてでもこのまま形あるものにしていきたいと思っています。　サイトの運営は、私個人では将来的な広がりに限度があるので、ティーンズクリニックの運営やその他の活動も視野に入れて、NPOを設立する事にしました。もともと、Hanakoの企画に応募したきっかけが、NPO関係でしたから、やっぱりこれもめぐり合わせなんだな～、という感じです。　携帯サイトそのものは、7月20日立ち上げ予定ですが、グランドオープンは少しずれ込みそうです。先日のビルのリーディングで私の｢ラッキーデー｣を教えてもらったので、その日に合わせて一般公開していこうと考えています。スタートしたら、ここでもお知らせしますので、皆様周りのティーン達に教えてあげてくださいね。　内容的には、対象年齢を10代後半に設定している事と、携帯という限られた画面で読む事を考慮して、このブログに書いているような細か～い事には触れていません。｢とにかくこれだけは知っておいて！｣というポイントをギュッと濃縮して、活字離れしているティーン達が飽きない程度の文字数に抑えてあるので、ここを読んでくださっている方たちから見たらかなり「はしょった」内容に感じるでしょうね。　今回、メルマガの内容を決めるに当たって、購読の｢餌｣になる面白い内容として｢セーファーセックスをテーマにした携帯小説｣を盛り込む予定でした。が、ライターさんと折り合いがつかずやむなく断念。｢先生が書いてみたらどうですか？｣と言われて第１話だけはサンプル的に書きましたが、続きが書けませ～ん。　ということで、読者投稿体験談にとある味付けをして載せることになりました。携帯サイトの方でも体験談は募集しますが、オープンに先立ってこちらでも皆様の投稿を受け付けます。テーマは｢セックスにまつわる困った体験｣。皆様の面白い体験談、お待ちしております。　携帯サイトの内容は、　　メルマガのバックナンバー　　困った時のお助けクリニック紹介　が中心の、比較的シンプルなものになる予定･･･詳細はできてのお楽しみです。　メルマガでは、　　読者投稿体験談　　読者からの質問によるＱ＆Ａ　　セーファーセックスのためのワンポイント豆知識　を柱に、｢自分で考えて正しい行動がとれる｣ためのミニマムエッセンスをお伝えしていきます。　やっとやっと、この企画が具体的な形になってきて、ひとつのプロジェクトを起こす大変さをしみじみ実感しました。と同時に、私の理念に賛同して協力してくださる方たちの存在に、改めて感謝せずにはいられません。　私は本質が｢企画屋さん｣らしいので、アイデアを出したり｢こんなのどう？｣というのは得意なんですが、それを現実に即した形に修正したり具体的に形あるものにしていくのは苦手なんですね。だから、パートナーとして、問題点を整理して、手順を考え、具体的に実行に移す事が出来る人が必要になってくるんです。特に、お金の計算はかなり苦手ですからね～。　でも、こうやっていろんな方が協力してくださって形になっていくのを目の当たりにして、自分ひとりで何もかも頑張ろうとするのは返って非効率的であることがよく分かりました。｢もちは餅屋｣なんですね、やっぱり。　私は私の持ち札がきっちりあるので、手持ちのカードを最大限に活用する方法を考えていきたいと思います。よかったらこちらをクリック⇒

  July 5, 2005

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  男女の仲の七不思議

  今日の言霊：　全力疾走した後は、　ごろんと寝転んで、　雲の流れでも眺めてみようか。　産婦人科にいると、夫婦って何なんだろう、と感じることもしばしば。最近は、旦那様が妊婦検診に付いてこられたり、出産の時に立ち合ったりする姿も珍しくなくなってきました。　「手が見えた～。動いた～」なんてはしゃぎながら超音波の画面を眺めたり、産まれたばかりのベビーを嬉しそうにビデオにおさめたりしている旦那様を見ていると、「優しい男性が増えたもんだな～」なんて、感心してしまうんですが。　一方で、旦那様から性感染症をもらって落ち込んでしまったり、どうしても旦那様とは性交渉できないからと人工受精で妊娠を望まれたりする女性の存在も目の当たりにすると、同じ女性として、複雑な思いを抱えずにはいられません。　旦那様との子供を望みながら、旦那様以外の男性と性的関係になってしまったり。「やっと離婚が成立したので」と、避妊の相談にいらっしゃったり。　ドラマや小説の様な人間模様に、日々の診察室でお目にかかるわけですが。男女の関係ほど、人間臭くて、複雑で、普遍的なものってないんだな～、なんて、しみじみ。　でも、だからこそ、男女の関わりから得る学びは深いな、とも思うんです。親友恋人・夫婦・・・一口に男女の仲と言っても色々ですが、所詮完全に理解し合うことなど不可能な者同士が気持を重ねるわけですから、ミステリーですよね。　傷付く事を恐れていては、人生の学びは得られません。時には魂を削らないと、輝きは得られませんから。でも、どうか、心ない男性や、軽率な行動のせいで、作らなくてもいい傷を増やすのは止めましょうね。　全ての女性は美しくなる権利があります。義務じゃなくて権利ですよ。心も体も、美しく輝くために、自分で自分の首を絞めるような行動は、早く卒業してしまいましょう。よかったらこちらをクリック⇒

  July 2, 2005

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  嬉しいご報告♪

  今日の言霊：　「本物」を見抜けるようになるには、　できるだけ沢山のホンモノに触れること。　時にはニセモノに騙されてみるのも、　勉強のうちだけどね。　この週末は、早々と真夏日でしたね。今日は久しぶりにコンテンポラリーのレッスンを受けられたんですが、Tシャツ２枚がシャワーを浴びたように重くなってしまいました。　これだけ汗をかくと、体内の要らないものがしっかり排出されるのか、体がとっても軽くなりますね。もちろん、レッスン後はいつも以上に水分補給をしましたよ～。これから汗をかく季節ですから、皆様１日３リットルを目安に、たっぷり水分をとるようにしてくださいね。　昨日は、とってもうれしい1通のメールをいただきました。　差出人は海外在住の、妊娠を希望している20代の女性。半年くらい前から、私の健康相談サイトを頼りに、不妊治療に関して相談メールをくださっていたんですね。何度かのやりとりの末、一時帰国に合わせてクリニックにいらして下さいました。精密検査をした結果、できれば早いうちに体外授精を検討することをお勧めしましたが、帰国は難しいとのことで、しばらく迷っていらしたようです。　その後も、海外から何度かご相談いただいていたのですが、しばらくなんの連絡もなくなってしまったなで、ちょっと気になっていたんです。　そしたら、なんと、昨日のメールは、無事海外で体外授精が成功して、現在妊娠中です、というご報告だったんですよ！実際にお会いしたのは1回だけなんですが、なんだか主治医のように嬉しくなってしまいました。　メールでの診療は、まだ法律的な縛りもありますし、時間的な限界もあるので、主流にはならないと思います。遠隔医療のひとつの形として、選択できるようにはなっていくでしょうね。　一般の方が運営されているサイトでも、時々医療相談と思われる内容が掲示板でやり取りされているようですが、本来「医師」以外が診断や治療に関して診療行為を行う事は、違反なんですよ。お薬についての相談なども、同じ事です。この辺りの規制は、まだきちんと整っていないのが現状ですが、便利さを求めるよりも安心して相談できるかかりつけ医をキープして欲しいな、というのが正直な気持ちです。　でも、この方のように、特別な事情のある方や、どうしても受診の決心がつかない方にとっては、メール相談は非常に有効だと感じるんですよね。最終的には「心配なら病院に行きましょう」としか言いようがないんですが、それでも、２の足を踏んでいる方の背中をポンっと押してあげられたらな、と願っています。よかったらこちらをクリック⇒

  June 26, 2005

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  二足のわらじの履きこなし方

  今日の言霊：　「実のるほど頭を垂れる稲穂かな」　うまくいってる時ほど　「おかげさん」を忘れずにね。　今日はいいお天気で気持よかったですね～。ここ数日、ちょいと寝不足が続いてますが、エネルギーが満タンだと疲弊しないから不思議です。もちろん、お昼御飯の後なんかは、ねむーくはなるんですけど・・・精神的な充実感が、体力や免疫力も上げてくれるんだってことを、自分の体でヒシヒシと感じます。　私は学生の頃から色んな事を掛け持ちばかりしていたので、よく「どうやったらそんなに色々こなせるんですか」って聞かれるんですね。学生の頃は、仕送りなしの独り暮らしをしていたせいもあって、バイトを3～4件掛け持ったりしながら、学校にも行って、ミュージカルの舞台にも立っていたので、確かにめちゃくちゃ過密スケジュールでした。研修医時代は、基本的に仕事とミュージカルの二本立てだけだったので、他の趣味を楽しんだりデートに時間をさくこともできるようになってましたね。今は、クリニックでの診療以外の仕事が増えてきたので、単純な二本立てではなくなってきましたが、それでも大学生時代に比べたらスケジュール管理は楽かも。　「二足のわらじを履く」って言いますけど、実際は二足同時には履けませんよね。素早く履き替える事しかできないはずです。私がやってるのも、同じ事だと思うんですね。何をやるにしても、その時手掛けている事は１つだけで、同時に２つの事に取り組んでいるわけではないんです。だから、「よく両立できますね～」なんて言われますけど、実は目の前の事に集中しているだけなんですよ。　ただ、向かい合う対象が次々に変わっていくスピードが早いんですね。色んなワラジを取っ替え引っ替えしながら、いかに素早く履き替えて自分の足に馴染ませるか、これが一粒で何度も美味しい毎日を楽しむコツなんじゃないかと感じています。　いろーんなことを手広く楽しんでいる仲間達のもう1つの共通点は、「隙間時間の使い方がうまい」こと。普通なら、ちょっとぼ～っとしているうちに過ぎ去ってしまう時間も、うまく活用すればひと仕事済ませてしまえるんですよ。例えば、このブログも「いつ書いてるんですか？」なんて聞かれますが、いつ書いていると思います？パソコンの前に座っている時間は、実はそんなに長くありません。電車で移動している時やお昼休みなんかに、携帯で下書きをしてパソコンのメールに送ってるんです。だから、帰宅してメールをコピーしたら、あとはちょこっと手直しするだけ。ね？簡単でしょう？　でも、何をするにしても一番大切なことは、今やっている事を徹底的に楽しむことだと思います。楽しいことを楽しむのは簡単ですけど、困難な事や面倒な事はなかなか軽やかな気分では取り組めないですよね。そこを楽しむ癖さえ身に付けられれば、毎日がもっとハッピーになっていくはずです。そんなの、どうやって楽しむのかって？1つは、大変な事ほど「これは私を成長させるために魂がくれたプレゼントなんだわ」と思って取り組むこと。もう1つは、実際それをやり遂げた時に、しっかり自分を褒めてあげることです。自分にご褒美を用意してあげてもいいですね。　二足のわらじを履きこなすなら、どっちも「履かなければいけない」ものではなくて「履きたい」ものを並べてみて下さいね。よかったらこちらをクリック⇒

  May 26, 2005

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  医療保険は大事に使おうね

  今日の言霊：　思い浮かべるだけなら、　誰にも迷惑かけないじゃない？　どうせなら、　楽しい夢を描こうよ。　産婦人科は自費分野が他の科に比べて多いので、時々患者様から「何で保険が効かないんですか？」と言われてしまうことがあります。検診目的の検査や人工妊娠中絶が自費なのは、まあ、なんとなく納得していただけるみたいですが。それ以外にも、妊婦健診・分娩・避妊用のピル・緊急避妊・子宮内避妊具の出し入れ・避妊手術・生理日調節用のピル・プラセンタエキスの注射、などなど、保険が効かないものは結構多いんです。　これは、そもそも「保険制度」が、病気の診断や治療のためにかかる医療費に限って、個人の負担を軽くする目的で機能しているからです。予防やさらなる健康増進を目的とした医療や、美容的な目的の医療には、保険が効かないのは当たり前なんですね。　個人の負担を軽くするとは言っても、病院で3割しか払わなかったからといって別に7割を国が出してくれているわけではありません。国民が毎月支払っている保険料をストックしておいて、必要な時に必要な人にそのお金を分配しているようなものなんですね。いわば、病気になった時のために、国民が皆で共同貯金しているわけです。保険で支払われた7割分も、実は以前自分が保険料として納めていたお金ということ。だから、本来保険を使うべきでないところに保険を効かせるということは、みんなの貯金を勝手に無駄使いしていることになってしまいます。　せっせと貯めた「いざという時のお金」を、「鼻を高くしたいからちょいと拝借」と言われたら、抗議したくなるでしょう？健康診断だって、避妊だって同じことです。本当に病気で困っている人が使うべきお金を、「特に具合い悪いところはないんだけど念のためにする検査」や「望まない妊娠を防ぐため」や「より美しくなるため」に使ってはいけません。それらは全て、スポーツクラブやエステサロンやサプリメントにお金を払うのと同じように、自分自身のために自分で負担すべきなんですね。　今の日本の保険のシステムは「国民皆保険」といって、病気の時にお金がなくて治療ができないなんてことにならないように、誰でも「最低限の医療」は受けられるような仕組みになっています。3割すら負担できない場合も、生活保護を受けられれば、0割負担で医療が受けられます。最低ラインの医療は全員に平等に保障するという点では、とても優れたシステムなんだと感じています。ただし、最近は「最低限の医療」を提供してくれるはずのシステムで、「よいよい医療」を求める人が増えてきてしまったから、ちょっと話がややこしくなってしまったんですね。　先日いらした患者様も、「何でピルは自費なんですか？」と不満げに訴えてこられました。その方は避妊目的で服用されていましたから、低用量ピルは保険適用薬になっていない事と本来の保険の意味を簡単に説明させていただいたんですが、納得していただけたかどうかは疑問です。安全で確実な避妊方法としてのピルを、より使いやすい価格で提供できるようになればいいのに、とは常々思っていますが、避妊薬に保険適用するのはちょっと話が違ってきます。避妊は病気の治療でもなんでもありませんから、個人の意思で個人の負担で行うものなんですね。　ただ、最近はピルを治療薬として使う方が多くなってきました。私自身も、避妊目的で処方する事より、月経不順や月経痛や内膜症の治療のために処方する事の方が圧倒的に多いんですよね。そうすると、やっぱり「保険が効かないのはおかしい」ということになります。実際、低用量ピルを治療薬として保険適用できるように申請するための準備は進んでいる最中です。問題は、誰が「治療目的の服用」で誰が「避妊目的の服用」なのかを、どうすればきちんと区別できるかということなんですが・・・・この問題は、明確な解決方法を見つけるのは難しそうですね。よかったらこちらをクリック⇒

  May 13, 2005

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  どうなる？日本の学力・・・・

  今日の言霊：　自分の正しいと思ったことを、　真心を込めて　貫くのって大事だね。　今日は「OC啓発セミナー」に参加してきました。内容的には、前回のセミナーとかぶるものもありましたが、さらに最新情報をゲットしてきましたよ～。もうちょっとまとめてから、皆様にお伝えしますね。セミナーの後の懇親会で他の先生方と情報交換する中でも、色々勉強できるのでいいですね。久しぶりにお会いした佐藤美枝子先生から、HPリニューアルのお知らせをいただいたのでちょっと宣伝させてくださいな。以前、「お勧めドクター」の一覧に載せていたページから、こちらのページにリニューアルしたそうです。よかったら見てみてくださいね。　昨日の新聞に文部科学省が行った「学力テスト」の結果について載ってました。結果そのものは「学力は回復傾向」とのことでしたが、ゆとり教育の弊害だ何だと騒がれたせいで、パターンプラクティスのトレーニングを増やした成果が出ただけという感じですね。本来の意味での「学力の向上」には繋がっていないような気がします。これからさらに二極化は進むばかりでしょうから、いわゆる「平均レベル」に合わせた画一的な教育では、どちらの「端」の子供達の個性も伸ばしてはあげられないんじゃないかと思うんですよね。　私は、学ぶ楽しさを学校では教えてもらえませんでした。疑問に思ったことを質問しても「それは5年生で習うことだから」と言われたり、自分で得た知識を話したら「皆が習ってないことを言ってはダメ」と怒られたりで、学校では何だかフタをされているようでしたね。しばらくは我慢していましたが、ついに耐えきれなくなって、3年生の時に、親に塾に行かせて欲しいと頼み込んだんです。幸い、近所に少人数性のユニークな塾がオープンしたので、そこに通うことになりました。　何がユニークだったかって、その塾には理科の実験室があったんですよ。例えば、ネクタージュースと果汁10％のジュースを氷らせてアイスキャンディーを作ってみて、どちらが早く氷るかを実験したりしてました。これって、難しく言うと高校で習う「凝固点降下」を証明する実験ですが、小学生的に説明すると「濃いジュースほど氷りにくい」ってこと。「〇年生で習うべき内容」なんて、決めてしまう方がおかしいんですよ。　私はその塾で、算数に関しては4年生の間に6年生の内容まで教えてもらいました。その後は、方程式や連立方程式まで次々に教えてもらえたので、新しいことをどんどんマスターしていくのが楽しくって仕方ありませんでしたね。学校では「皆が知らないことを知っている」のがいけないことのように教育されてしまっていましたが、塾では「好きなだけ進みなさい」と言ってもらえているようで、学ぶことの楽しさってこういうことなんだな、と子供ながらに感じていたんだと思います。自分が好きなことや興味のあることを勉強するのって、ゲームをやってるような感覚で、全然苦痛じゃないんです。興味の無いことまで押し付けられるから嫌になるだけなんだと思います。結局、小学校では先生に合わせて、知っていることも知らないふりをしてましたが・・・　学力テストの結果の中で興味深かったのは「朝食をとっている子供の方が成績がよかった」という点と「生活習慣がしっかり管理できている子供の方が成績がよかった」という点です。成長期の子供にとって、規則正しい時間にきちんと食事をとることは確かに大切なことですから、朝食をとった方が集中力も上がり学習に身が入るというのは何となく理解できますよね。でも、朝食の内容については問われていませんでしたから、朝食でとった栄養分が直接学力に影響しているわけではなさそうです。実際、私も高校までは必ず朝食をとっていましたが、ほとんどトーストのみでしたから。栄養的には充分なわけがありません。　朝食の内容よりも、「朝食をとる習慣がある子供」は、その他の生活習慣もきちんとしており、家庭の躾や教育もある程度しっかりしている傾向があるんじゃないかと推察されます。やっぱり、小学生から中学生くらいまでの生活習慣って家庭の影響の方が大きいですから。「けじめ」とか「集中力」とか「計画性」って、小さい頃からの生活習慣の中で培われていくものなんだと感じています。別に親が算数や漢字を教えたりしなくていいんですよ。ただ、例えば、食事の時はテレビは消すとか、分からないことがあったら分からないままにしないとか、そういった「土台」だけ教育すれば、後は本人が自分の伸びる方向を決めていくはずですから。　私はたまたま興味を持ったのが算数や理科だっただけで、それが音楽でも絵でも将棋でも、１つの「個性」として同じはずです。もっといえば、マスターするのが早いのも個性だし、ゆっくりなのも個性であって、どちらが優れているというものではないんですね。ただ、今の日本の学校教育では、マスターが「適度に」早い子供が優秀とされ、しかも、算数や国語に限って評価されるから｢みんな天才｣のはずの子供達から｢おちこぼれ｣が出てしまうんじゃないかと思います。　｢飛び級｣や｢英才教育｣と言うと、何となく単なる｢詰め込み教育｣と勘違いして、人格形成に影響が出るだとか人間的にゆとりが無くなるなんて批判する人もいるようですが、本来の｢英才教育｣って、その子供の個性を最大限に伸ばしてあげる教育の事なんじゃないんでしょうか。少なくとも私は、子供の頃にそういう教育が欲しいと思っていましたし、もし自分に子供がいたら、そういった教育が受けられる学校を探すと思います。国内に無ければ海外にそれを求めたって良いですしね。　以前、ある教授から｢君は、よく日本でここまで育ったな～｣と感心していただいた事があります。多分褒め言葉のはずなんですが・・・・｢君も立派な変人だ｣と同義の褒め言葉と勝手に解釈しています。その教授は、｢出る杭は打たれる｣日本で、しかも小学校や中学校で｢いい子｣として過ごしてきた私が、今こんなに個性的に自分の道を歩いている事が驚きだったようです。　正直、打たれない様に必死で周りに溶け込もうとしていた時期もありました。でも、無理なものは無理なんです。人の気持ちの変動には、小さい頃から敏感でしたから、自分がどう振舞えば大人達が喜ぶかはすぐに分かります。だから、｢いい子｣でい続けることはできるんですが、「いい子」をしながら交換条件的に自分のやりたい事を主張していったんだと思います。ヒーリングの先生のアドバイスや、比較的放任主義の親の温かい目があったからこそ、やっと｢これが私｣と胸が張れるくらいになってきたんですよ。その過程で学んだ事は、「出る杭は打たれる。でも、出すぎた杭には誰も手を出さない」という事ですね。　子供達は、未来の地球を支える財産で、もっと大切に育てなければいけないはずなんです。国によって育て方も、教育の仕方も違うのは当然ですが、日本はあまりにも「個人任せ」で国や地域のコミュニティーのサポートが少ないように感じます。学力に関係する「教育」だけでなくて、健康教育や倫理教育も含めて、もっと「みんなで」子供達を育てるんだという意識があって欲しいな、と思います。よかったらこちらをクリック⇒

  April 24, 2005

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  好評でした♪ティーンズクリニック！

  今日の言霊：　未熟なことは、　マイナスポイントじゃないんだよ。　だってこの先いくらでも　成長できるってことなんだから。　今日は、念願のティーンズクリニック第一回目を開催することが出来ました。ずっとやりたいと思っていたことなので、まずは実現までこぎつけられたということに感謝です。特に、私のやる気（だけ？）をかって、クリニックを無料で使わせて下さった院長の寛大さには、改めて感謝すると同時に、少しでも多くの事を吸収させて頂いて、社会に還元することで恩返ししたいと思いました。もちろん、日々の診療を頑張って、クリニックの売り上げに貢献することも忘れないようにしないと。　院長だけでなくて、ボランティアで参加してくださったクリニックのスタッフやぷれいす東京のメンバーや看護学生さん達にも、ホントに感謝感謝です。私一人では、いくら思い描いても実現しえなかったことが、こうやっていろ～んな力が集まったら、たどたどしくてもちゃんと流れになるんですから、やっぱり「人」って大切ですね。独りで頑張るんじゃなくて、仲間探しをしていくことが、未来の大きな流れに繋がるんだって、肌で感じることが出来ました。　時々、自分のやろうとしている事に自信がもてなくなったり、何か間違ってるんだろうか、なんてヘコミそうになる時もあるんですけど・・・でも、「いいことはいい！」って信じて、自分の夢を口にしていったら、今回のようにいつの間にか支えてくれる仲間が集まってくるんですよね。これからも、沢山の人にファンになっていただけるように、「ハッピーのおすそわけ」を続けていこうと思います。　昨日から２連チャンでイベントをしたので、サスガにちょいと疲れましたわ。今日は早めに休むことにします。明日からまた、お役立ち情報をお伝えしていきますね。よかったらこちらをクリック⇒

  April 17, 2005

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  患者様からのうれしい一言

  今日の言霊：　人に優しくする余裕がなくなったら、　まずは目の前に落ちてる　ごみ拾い辺りから始めてみるといいよ。　前回の日記はちょいと愚痴っぽくなってしまったので、今日はハッピーなお話を♪　大学を離れてずいぶん働きやすくなったとはいえ、一日中外来でしゃべりっぱなしだったり深夜のお産や緊急の呼び出しがあったりで、決して楽とは言えないのが医師の仕事です。磨り減っていったエネルギーを充電する方法は色々ですが、一番大きいのは実は患者様からの一言だったりするんですよね。これまでも、患者様からの何気ない言葉に救われたり励まされたりした事がたくさんあります。そんなひとコマをちょっとだけ公開しちゃいますね。｢先生の笑顔を見てると私まで元気になれる｣　地元の癌センターで化学療法のために入院されていた方からいただいた一言です。笑う事で免疫力が上がるんですよ、というお話をしていたらこう言ってくださいました。正直、涙が出そうなほどうれしかったです。どんなに疲れていても、笑顔は絶やさないようにしようと改めて思いましたね。｢今日は日曜日よ。先生、休まんと｣　癌センターや大学病院では、下っ端の私たちは土日も祝日も、毎日必ず1回は病棟に顔を出さなければいけません。とってもお天気のいい、ピクニック日和の日曜に回診していたら、ある患者様がこう言ってくださいました。医師は無休が当たり前、という空気が漂っている中で、なんだか安息日を与えられた気分でしたよ。｢思い切って相談してみてよかったです｣　これは、女性外来ではいろんな方から言っていただきます。長年の悩みや、誰にも相談できずに不安に思っていたことを話すだけでも、その方の負担はずいぶん軽くなるんだと実感する毎日です。医師と患者様の出会いも、一期一会ですね。｢先生、一緒にミラクルを起こそうよ｣　これも癌センターで厳しい状況下にもめげずに、信念を貫いて治療に臨まれている患者様から言っていただいたものです。この方の｢生きたい｣という強い思いには、いつも頭が下がります。色んな病院を回ってこられて、医療者に対する不信感がつのっていてのおかしくないお立場で、｢一緒に｣と言っていただけたことは、私にとっては密かに励みになったんです。｢思ったほど恐くなかったです｣　これも女性外来で、初めて婦人科を受診された方に言っていただくことが多い感想です。何とかして、｢痛くない･恐くない｣診察をしたいと色々試行錯誤している私にとっては、こう言って頂けるのがとっても励みになります。初めての診察でトラウマを作ってしまったら、その後の受診の大きなハードルになりますからね。｢こんなに楽になるなんて思いませんでした｣　ホルモン剤に対して抵抗の強かった方に、ピルやホルモン補充療法をお勧めすると、1～2ヵ月後には多くの方がこう言ってくださいます。やっぱり、治療者としては、患者様の｢楽になった｣｢よくなった｣という一言が何よりうれしいですね。　まだまだ、一杯色んな一言に支えられてきてますが、今日はこの辺で････医師と患者様も、結局は人と人が関わりあっているんですものね。やっぱり、お互いが気を通い合わせる事のできる｢フィフティーフィフティーの関係｣が理想なんだな、と感じています。よかったらこちらをクリック⇒

  April 8, 2005

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  医療の中のサービス業

  今日の言霊：　「ちょっと気になる」と思ったら、　とりあえず試してみるといいよ。　そのうち、必要なものだけが　アンテナに引っかかってくるようになるから。　医療もサービス業であると言われるようになって、医療者側の意識も少しずつですけれど変わってきていると思います。特に、コメディカルの方の意識は、一昔前とはずいぶん違いますよね。一番流れに乗り切れてないのは、医師ですね、やっぱり･････医療を受ける側も、今までの｢お任せ｣状態から、サービスを選んで評価する姿勢に少しずつシフトしてきています。こういった変化は歓迎すべきものだと思うんですが、医療の中のサービス業という側面を捉える時、どうもサービスを受ける側の意識が普通のサービス業と医療とで異なっているように感じるんですね。一言で言ったら｢美味しいとこ取り｣を期待しているということかしら。　普通、質のいいサービスを受ければそれなりの｢料金｣が発生するのは自然な事で、満足のいくサービスに対してサービス料を払う事に対して不満を感じる方は少ないかと思います。でも、医療においてこの｢サービス料金｣が発生すると、納得がいかない、と感じる方がまだまだ多いのが現状です。今まで、皆保険で守られていたために、医療費は｢誰かが｣払ってくれるのが当たり前という意識が染み付いちゃってるんですよね。医療費が高い高いと騒がれていますが、自分の健康管理や病気の治療のためのお金なんですから、｢自分で｣ある程度払うのは当たり前なんですが・・・・　例えば、一流のホテルに宿泊して一流のおもてなしを受けたら、その分に見合った料金を支払っても｢高い｣と感じるよりも｢よかった｣と感じる度合いの方が大きいと思います。一方で、同じように、綺麗な病院で１人当たりの時間をしっかり取って丁寧な対応を受けても、そこに｢自己負担｣が発生すると疑問を感じる方が少なくないんです。　病院を綺麗にしようと思ったら、内装費も維持費も通常以上にかかりますし、1人当たりの時間を多く取ったらその分1人当たりの負担額が大きくなるのは当たり前ですし、より充実したサービスのためにコメディカルの人数に余裕を持たせれば人件費も余分にかかります。それらの負担額を、｢サービス料｣として医療費に上乗せする事は、医療にサービス精神を求めるなら必要不可欠なんですね。でも、それを理解してくださる利用者は、まだ少数派のように感じています。　以前、何かの書き込みで、｢深夜にお産したら割増料金がかかった。当直のナースの人件費まで負担しなきゃいけないなんて納得いかない｣というご意見がありました。それを読んで、私は単純に｢じゃあ誰が負担すればこの方は納得するんだろうか？｣と疑問に思ったんですね。提供されたサービスに対して、サービスを受けた人が料金を払うのが普通なんじゃないでしょうか。　じゃあ、｢地獄の沙汰も金次第｣なのか、というとそれじゃあ困りますから、お金のあるなしに関わらず、一定レベルの｢最低限必要な医療｣は受けられるようにしておかなければいけません。誰でもいつでも、必要最低限の「標準的な」治療を受けられるようにしようと思ったときに、国民皆保険や生活保護の制度が活きてくるんだと思います。国に保障を期待していいのは、この｢最低限｣のレベルまでです。より質のいいサービスを受けるのに、国のバックアップを求めるのはちょっとお門違いですよね。そもそも｢国が保障してくれている｣保険だって、元金は自分が払ってストックしているお金なわけですから、結局は医療費は自分で負担しているってことになります。本当の意味で公的に補助があるのは、国が認めている特殊な病気の治療費や、一定額を越えた高額医療費や、生活保護の方の医療費くらいでしょう。　あるメーリングリストでも議論されていた内容ですが、医療にも｢エコノミークラス｣｢ビジネスクラス｣｢ファーストクラス｣というランク付けが必要なんだと思います。誰もが無条件で受けられるのは｢エコノミークラス｣の医療ということですね。　ちょっと愚痴っぽくなってしまいましたが、これから医療の分野は提供者も利用者も、もっともっと意識改革が求められてくると思います。変化の波にうまく乗って、お互いにとって｢いい関係｣を築いていけたらな、と感じる毎日です。よかったらこちらをクリック⇒

  April 7, 2005

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  よいコミニュケーションのためには･･･

  今日の言霊：相手に合わせてコミニュケーションするためには、まず自分にパワーを満たしておくことだね。　リンクコーナーにもご紹介している｢POP！｣が、5月にイベントを開催します。　今回のテーマは｢恋愛力｣という事で、パートナーシップに関するアンケートにご協力いただける方を募集中とのことです。　簡単な質問にお答えいただくだけですので、皆様こちらからご協力のほどよろしくお願いします。　今日は女性医療ネットワークの勉強会でした。テーマは「よりよい医療のためのコミニュケーションスキル」。医学部ではコミニュケーションに関する授業は全くと言っていいほどありませんから、我流で試行錯誤していた参加者にとっては、かなり役に立つ内容でした。特に、プロセスコミニュケーションモデルという手法は、相手の性格特性を分類してそれに合わせたコミニュケーションの取り方をしていく方法で、診療の時だけじゃなくて日常生活でも使えるスキルだと思いますよ。詳しくはこちらのページをご覧くださいね。　この性格特性の違いからくるミスコミニュケーションが、医師患者関係を悪くしたり、夫婦のスレチガイを作り出したりしてるんですね。セミナーの中で講師の先生が、よくあるミスコミニュケーションのパターンとして、医師と患者の会話例を実演してくださったんですが、思わず拍手が出たほど「ありがち～、そのパターン」という感じでした。ちょっと簡略化した形でご紹介してみますね。医師「ハイ、次の方お入り下さい」(カルテを見たまま)患者「失礼します」医師「今日はどうされました？」(無表情のまま)患者「あの・・・お腹が急に痛くなって」医師「何処が痛いんですか？いつ頃から？どんな痛みなんですか？」患者「いえ・・・あの、今は痛くないんですけど・・・」医師「じゃあ、いつ痛いんですか？もう治まったんですか？何かしていて痛くなったんですか？」患者「いつっていうか、その・・・いつも痛いわけじゃなくて」　このケースの場合、医師は冷静に情報収集して分析しようとしているのですが、患者にとっては矢次早の質問に「何だか怒られてるみたい」と、既にストレスが生じているわけです。それに対して、順序よくまとめて話が出来ない患者に、医師側もイラついてしまうという悪循環。　女性患者さんの場合、詳細なデータや病歴を書いた紙を持参する人を除いて、この質問攻めパターンはあまり好感は得られません。冷静な分析は２の次で、先ずは自分の訴えを傾聴し、共感・同情を示して欲しいと思っている方がほとんどだからです。　ただし、感情的なことはいいから、短的に説明してさっさと治療して欲しいタイプもいらっしゃいます。こういったタイプに丁寧な説明をしてもほとんど聞いてもらえません。なので、異常があるのかないのか、治療が必要なのかどうなのか、と要点を絞って説明したら、さっさと治療法を提案した方がいいんですね。私が以前失敗したパターンは、各治療法をメリット・デメリットを含めて説明して、「どの治療がいいとお考えですか？」と伺ったら、「どうしたらいいか分からないから来たんじゃないですか」と、怒られてしまったことがあります。この患者さんの場合、「この治療がお勧めです」とはっきり決めて欲しかったんですね、きっと。　セミナーを通じて、相手が何を求めていらっしゃったのか、そして、どの性格特性がベースにあるのかを見極めて、相手のペースに合わせた診療が必要なんだと改めて感じました。そして、相手の性格特性にきちんと自分を合わせるためには、常に自分のパワーを満タンにしておかなければいけないんだという事に気付かされましたね。身を削ってヘトヘトになりながらの診療では、そんな余裕はなくなってしまいますから。　医師の仕事は、とかく24時間体制で献身的に働く事を美徳とされがちですが、ちゃんと診療後は仕事の事から頭を離す様にしたり、休みを取ったりすることは、いい診療をするためには不可欠なんだと思いました。とりあえず、週末に充電時間を確保することと、年に2回はまとまったお休みを取れるようにしなければ・・・よかったらこちらをクリック⇒

  March 20, 2005

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  理想の医療って？

  今日の言霊：　失敗は成長のきっかけ･･･　ただし同じ事を繰り返さないことって　条件付だけどね。　今日は昨日のヘアカットが巧を奏したのか、ずいぶんと｢つきモノが落ちた｣気分で診療にあたる事ができました。カルテがいくらたまっても、全くイライラせずに患者様一人一人とたっぷりお話できましたし。その代わり、最後のほうの方はずいぶんとお待たせしてしまったようですが・・・・一人当たりの診療時間を長く取れば、その分待ち時間は増えてしまいますから、ある程度は仕方ないのだと思うことにしました。　昨日のテレビ番組でも、医師の労働についての特集をやっていたみたいですが、患者様の要望にできる限り応えたいと思えば思うほど、色んな矛盾に頭を悩ませてしまうんですよね。患者様は、自分だけに向かい合って、しっかりと話を聞いて、説明も十分してくれて、その上待ち時間は少なくて、受診したいと思った時にすぐに受診できる、といった病院を求めていらっしゃるんだとは容易に想像はつくのですが、その全てをかなえることはまず物理的に不可能なんだと思います。何を優先するかによって、自分の診療スタイルは変わってくるもので、どのやり方がいいとか悪いとかは一概には言えないんですよね。　私は、まず患者様のお話を充分に伺いたいし、必要最低限の説明はしておきたい方なので、どうしても一人当たりの診療時間が長くなります。そうすると、今度は診療の待ち時間も長くなってしまって、時々｢いつまで待たせるのか｣というクレームが来てしまいます。と言っても、医師である私に直接｢待ち時間が長い｣とおっしゃる方はほとんどいらっしゃらなくて、受付にクレームを言ってこられる方がほとんどなのですが････なので、1時間あたりの予約枠を減らしてもらったら、今度は｢予約が思うように取れない｣というクレームが出る様になってしまいました。今は雇われの身なので、診療時間までは自分で調節する事ができませんが、もしこれが自分のやっているクリニックだったら、今度は診療時間を延長して夜遅くまで診療をするしかなくなるのだろうな、と想像しちゃいましたね。　こんな矛盾は、実は日常茶飯事で、きっと多くの先輩ドクターたちも同じように頭を抱えながら、自分にとってのベストなやり方を模索していってるんだろうな、と思います。何もかもに目をつぶって、見ない振りをしながら日々やるべき仕事を機械的にこなしていく方が楽なのは当然なので、大半のドクターがそうやって志を低く閉ざしてしまうのもある意味うなづけるような気がします。　そんな事を考えていたら、あるMLでこんな書き込みを目にしました。　「医者なんだから命を救うのに体を張るのは当たり前だ」と言われ「私が患者様なんだからこれくらいやってよね」と言われるのは正直、精神的にきついときがあります。結局、私が患者中心の医療を行う良い医師たるためには、極論言えば、目の前にいる患者さんの無償の召使い（それもあたかも長年仕えているかのごとく親密、かつ好みを熟知し、時間に遅れることはめったになく、気がきく）になれば良いのでしょうか？　極論も含まれていますが、実に正直な意見だと思いました。本当の意味で「患者様の立場に立って」医療を実践しようとしたら、何もできなくなってしまうように感じる事もあります。結局、自分が正しいと思うことを貫くしかないんですよね。それで納得がいかない、という方は、残念ですけれどご要望にはお答えできません、と正直にお伝えするのが一番なのかな、なんて考えてしまいます。よかったらこちらをクリック⇒

  March 14, 2005

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  まずはじめに｢人｣ありき

  今日の言霊：　パワーダウンした時は、　ちょっと自分に優しくなろうよ。　今日は、SNSで知った若者限定の異業種交流会に参加してきました。若者の範囲は30歳以下だったので、一応セーフ（笑)　地元では、よく、ビジネスや経営関係の異業種交流会に参加してましたが、東京でこういった集まりは初めて。しかも、参加者が70人を越える規模のものだったので、さすがにパワーに圧倒されるとこでした。参加者の職業も予想以上にバラエティーに富んだ人達が集まっていて、いろんなオーラを楽しめましたよ～。　参加者の中で一人を除いて、オフラインでは全員初対面だったんですが、自分の第一印象を人がどう表現してくれるのか観察できたのが面白かったですね。いただいたリアクションを総合すると、大体自分が狙った通りの印象を演出できてるのかな、という気がします。言い換えたら「成りたい自分に成れている」って事なんですよね。　一番うれしいリアクションは、「え!?医者なんですか？」と驚いていただけることかしら。出来るだけ「医者らしくない医者」を目指しているので、意外そうな顔を見ると、つい心の中でニンマリ・・・　ただ、やっぱり若者を対象とした集まりだったせいか、学生さんが多くて、個人的にはちょいと物足りなさを感じてしまいました。話ごたえがしっかりある方は、どうしても自分よりかなり年上になっちゃうんですよね。地元で参加していたものは、逆に参加者の年齢が高すぎて、柔軟なというかぶっ飛んだ話があまり通じないし盛り上がらない気がしてましたけど。　そこそこ感性の合う年代で、打てば響く会話を楽しめる人達と、もっと人脈を作っていきたいな～、なんて思ってしまいましたわ。　たま～に語り合う友人は、将来のビジネスパートナーとして、同じ悩みを抱えたことがある同士として、本当に気兼なくぶっちゃけ話が出来るので、とっても貴重な存在です。こういう存在を、もっと増やしていけたらな、とふと思いました。やっぱり、日頃の思いを口にできるって大切ですよね～。　よく｢人・物・金｣と言いますが、夢をかなえるにしても幸せになるにしても、一番にくるもは｢人｣なんだなとつくづく思います。極端な事を言ったら、物とお金はやり方次第でどうにでもなりますから、自分が魂の声に従ってちゃんと行動していれば自然とついてくるものなんだと思います。｢人｣は、まず自分自身の｢集人力｣を上げて魅力的な人間になるって事が大前提ですが、それだけでは何かが足りない気がするんです。相手の質を見極めて、ちゃんと人を選ばなければいけないと、最近になって時々感じるようになりました。　たくさんのものやお金に囲まれても、そこそこにしか幸せにはなれないか、場合によってはむなしいだけになる危険性だってあると思います。｢人｣も一緒で、ただたくさんの人に囲まれても、自分が本当に必要としている人がそばにいてくれなければ、私は幸せとは感じないんだろうな～、なんて、ちょっと自分の｢幸せ｣の基準を考えてしまいましたわ。よかったらこちらをクリック⇒

  March 5, 2005

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• アウトリーチの第一歩♪

  今日の言霊:　自分と同じ事を考えてる人とは、　いつかどこかでつながるもんなんだよ。　今日は午後からの診療にしてあったので、午前中に院長と2人でぷれいす東京の事務所を訪問してきました。｢ぷれいす東京｣のHPはこちらをご覧下さい。　かねてからティーンズ外来を設立したいと、院長と一緒に色々企画を考えていたんですが、クリニックで患者様を待っていても本当に来て欲しい中学生や高校生とはなかなかつながりが持てないんですよね。なので、すでにピアエヂュケーターたちを動員して、色んな活動やイベントを行っているぷれいす東京さんと、うまく手を組めないものかと思ってお話を伺ってきたんです。もともと、私がちょっと急いで上京したのは、20代のうちにピアの立場で思春期医療に関わりたいという思いがあったからなんですね。早く女性医療の勉強をしたかったというのもありますが、一番は、ティーンの患者さん達が気軽に話せる立場にいるうちに、何か働きかけたいと思ったからなんです。　医療者が病院から外に出て、患者様のより身近なところへ情報を提供したりする事を｢アウトリーチ｣というそうです。海外では、ドラマやコマーシャルを通じて啓蒙活動をする事も多いんですが、日本ではやっとそういった動きが始まったばかりなんです。ドラマの｢８７％｣などが代表例ですね。　ティーンへの啓蒙をするには学校が一番手っ取り早いんですが、学校で行う性教育には縛りが大きい事もしばしば････しかも、本当にこういった情報を必要としている若者達は、学校なんか行かずに繁華街にたむろっていたりしますから、何とかして彼らに近づきたいと思ってもなかなかうまく手が届かないんですよ。　今日伺ったお話の中には、これならいけるかも、というヒントがたくさんありました。やっぱり、若者には、いかに楽しく軽いノリでとっつきやすく話を持っていくか、ってことを考えないとダメなんですよね。やっと動き始めた啓蒙用の携帯サイトの件は、着眼点はかなりよかったようです。なんとしてでも実現させようと、改めて思いました。　私は、病院の椅子にそっくり返って患者様がいらっしゃるのを待ってるのは、どうも性格的に合わないみたいです。メディアやこういった媒体をうまく使って、病院にいらっしゃっていない方にも健康を提供していきたいと思ってしまうんです。an-anやHanakoでも、結構頻繁に女性の健康について取り上げてくれていますし、今度はマツモトキヨシのフリーペーパーでも女性ホルモン特集をしてくれるようです。来週の週末には、クリニックの待合室を利用して、小セミナーをする事にしました。　まだまだ地道な活動ですけれど、小さな流れがやがては大きなムーブメントになることを期待して、まずは自分のできることからやっていこうと思います。　

  February 10, 2005

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• お金とあなたのいい関係♪

  今日の言霊：　「こうしたい！」と強く思った瞬間に、　夢は半分叶ってるんだよ。　あとはあなたの「思い」次第♪　先日の大きな買い物もそうですが、ここのところ「物を買った時の気持ち」が、後々までその物の持つパワーに影響するんだなと実感してます。　このあいだのパーティーに、冬のバーゲンで買った淡いピンクのフワフワポンチョを着て行ったんですね。クリニックの近くにあるショップで、以前から気になってたんですが、私には似合わないかも～なんて、ちょっと遠慮してたんです・・・たまたまお買得になってたのと、少しは可愛らしいものを身に付けてみようかなという気分だったので思い切って購入してみました。　　普段は仕事がらカッチリしたスーツ系が多いんですが、ホントはちょっと個性的な変わりデザイン物も好きなんですよ～。ただ、色みがモノトーンや寒色系に偏りがち。このポンチョはとってもきれいな桜色で、感触もフカフカで、手にとった瞬間優しい気分になれたんです。　ピンクなんて滅多に着ないんですけどね。なぜか、マニッシュな格好やシックな服の方が落ち着くんですよ。カクテルドレスとかも、ついついシンプルな黒のマーメードラインなんかに目がいってしまいます。　　でも、このポンチョを買う時は、パーティー会場でバッチリ着こなしながら楽しく過ごしている自分の姿を思い浮かべて、ワクワクしながら買っていました。　実際、パーティーの当日は、会う人会う人が「これカワイー」「ピンクが似合ってる」って誉めてくれるので、私ってば意外とピンクも似合うのね、なんて、いい気分に。買った時に感じた感覚が、そのまま服にインプットされているんだな～と実感しました。　これって、家や車を買う時も同じなんじゃないかしら。せっかく思いきった買い物をするのに、「あ～、これからローン地獄だ・・・」なんて思いながら買ってしまうと、その念が家や車にしみついてしまいます。そうすると、本当にいつまでもローンの返済にばかり気をとられて、買った物で人生を豊かにしたり家族と幸せを分かち合ったりできなくなってしまうことになりかねません。どうせなら、思いっきり幸せな未来を思い描きながら、ワクワクドキドキしながら買い物したほうが、買った物の幸せパワーはアップしますよ。　お金はただの道具ですけれど、使い方次第で幸せ度は大きく違ってくると思うんです。私は、どちらかというと倹約しすぎて、思い切って使うべきところでもお金が使えないタイプだったんですが、最近は｢いざ｣って時にちゃんと使えるようになってきました。溜め込み過ぎても使い過ぎても、いい関係を築けないのがお金の面白いところですよね。　これから末なが～いお付き合いになるわけですから、ここは1つ、幸せなお金使いになるために、もうちょっと自分を磨いていかなければいけませんね。

  January 28, 2005

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• 夢ノートの効果

  今日の言霊:　できるかできないかじゃない。　やるかやらないかだよ♪　土曜日に購入した｢魔法の夢ノート｣をパラパラとめくりながら、思いつくままに書き込み始めました。ノートには、第１章から第８章まで各テーマが設定してあって、それぞれのテーマに応じた｢花｣の水彩画がそえてあるんです。これからどんどんこのノートが埋まっていくのを想像しただけで、とってもワクワクするんですが、将来のクリニックに関する構想をちょこっと書いたところで、中間発表をしたくなってきたんですね。　今まで、ごく親しい友人に自分の夢物語として話した事はありますが、文字にしたものを誰かに見てもらった事ってないんですよ～。　ってなワケで、今日は私の夢の一部を公開しちゃいますわ♪目標:2010年までに女性のためのクリニックを開業するテーマ:全ての女性に美と健康を！コンセプト:どんな女性も美しくなる権利があるイメージ:癒しに徹底したオアシスクリニック:女性外来としての機能を持った各科のクリニック　　　　　　　･じっくりとお話を伺うのが大前提　　　　　　　･科毎の枠を取り払って総合的に診療する　　　　　　　･どんな体調不良でも、まず駈け込む事ができる所　　　　　　　･社会的にも精神的にもwell-beingになれる事を目指す　　　　　　　･他科や代替医療との連携を密にとる私がやる科:婦人科･女性科一緒にできたらいい科：乳腺外科･内分泌内科･心療内科･皮膚科･泌尿器科併設施設：1)エステサロン　ドクターズコスメやレーザー治療やメディカルダイエットを扱った機能的なサロン＆アロママッサージや遠赤療法を取り入れたリラクゼーション目的のサロン。　2)ヒーリングサロン　フラワーレメディやアロマオイル、ハンドヒーリングなどを扱った癒しのサロン。3)ティーサロン　ハーブティーや漢方茶を、症状や気分に合わせてブレンドしてくれるカフェ。マイブレンドの処方や、おすすめサプリメントのカウンセリングも行う。4)ジュエリーショップ　天然石やパワーの強いジュエリーだけをそろえたジュエリーショップ。見るだけ、着けてみるだけでも癒される＆パワーアップできる。クリニックが中心となるネットワーク：1)女性支援ネットワーク　医師･社会福祉士･保健師･弁護士･カウンセラー、など、女性の社会生活を支援するためのプロ達をネットワーク化して、いつでも相談できるようにする。2)患者会ネットワーク　各疾患の自助グループをネットワーク化して、クリニックでも紹介＆サポートする。勉強会や茶話会などの場所を提供する。3)講師の派遣　学校や女性社員の多い会社などに、性教育･健康教育のための講演活動を行う。････と、書いていたら止まらなくなってしまいそうなので、この辺でやめときます。｢やりたいな｣｢あったらいいな｣ってアイデアは、まだまだ山程あるんですよ～。もちろん、これだけの事を私一人でできるわけありませんから、開業に向けて仲間作りも頑張らなければいけませんね。　一緒にお仕事したい人、この指と～まれ♪

  January 24, 2005

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• 家族の意味

  今日の言霊:　Happyのおすそ分けが思う存分できる、　今の環境に感謝しなきゃね。　今日は、講義のために上京していた母親と、丸の内でランチしてきました。東京駅のすぐ近くにできたオアゾの中にはいっているイタリアンです。カトラリーやお店の作りはかなりカジュアルなんですが、お料理は結構いけるんですよ～。お値段もカジュアルなので(笑)、割と気に入ってるんです。｢今度は丸ビルに入ってる超高級イタリアンに招待しようか？｣と言ったら、｢楽しみにしてる｣だそうで････こんな親孝行ができる今の生活に、ホント感謝しなきゃですね。　研修医の頃なんて、毎日の生活がかつかつだし２４時間労働だしで、家族にプレゼントする余裕すらありませんでしたから。やっぱり、時間的にも経済的にもある程度の余裕が欲しいですよね。真面目に働けば、経済的にはそれなりの余裕が出てくるのかもしれませんが、時間の方はこれからちゃんと考えなければいけないなと思っています。　本田健さんの本を色々読み漁っているところですが、｢医者は経済不自由人だ｣という指摘にすごく納得しました。だって、自分が倒れたら誰も代わりをしてくれないんですもの。収入は多くても、時間的制約が多すぎて自由な生活なんてできません。でも、私がやりたい仕事は人を癒す事で、｢全ての女性に美と健康を｣がテーマですから、医者を辞めることは本筋から外れるんですよね。20年くらいはクリニックメインに癒しを広めて、その間にセミリタイヤ生活の準備をしていくのがいいのかな、なんて思ったり。　地元を離れてから、特に家族の存在を意識するようになりました。特に、祖父母はどちらもいい年齢なので、今のうちにできることをしてあげたいし、年に２回は顔を見せておきたいんですよね。近くにいてあげられないのは申し訳ないけれど、代わりに東京での活躍を色々報告して喜んでもらえたらいいかな、なんて。　母親も妹達も、それぞれが自分のやりたい事をやりたいように突き進んでいるので、私は基本的に父親のように見守っていればいいのかなと思います。　妹はどちらもまだまだモラトリアムなので、見てるこっちはもどかしいと言うか、｢おいおい(--;)｣ってな時もありますね。時々、今まで自分が将来のことを考えた時、何を迷ってどうやって解決してきたかを話してみたり。真ん中の妹に、｢女は、男も仕事も『つまみ食い』ができるのは２５までよ｣と発破をかけてみた事もあるんですが、どうも響かず････下の妹からは｢これからも、頼りにしてるのだ～｣というクリスマスカードが届きましたわ。　家族って、一番深い縁と言うか、意味のあるつながりなんだなと思います。以前、子供は親を選んで産まれてくると書きましたが、もしかしたら、妹達と相談しあって、この順番にこの親の元に降りてきたのかな～、なんて。　人は誰もが、２種類の家族を持つことが出来ます。一つ目は、自分が産まれてきた家族。つまり｢与えられた家族｣です。もう１つは、これから自分がパートナーを選び、子供を作ったり２人だけで過ごしたりして自分の手で｢作っていく家族｣です。ある本には、前者は｢仮の家族｣で、後者の方が本物の家族なんだと書いてありました。自らの手で選び、新しく作っていくからなんだそうです。　　私にとっては、今の家族も深いつながりを感じていますから、｢本物｣ですね。いつかは、自分の手で家族を作りたいと思うようになるのかもしれませんけれど、まずは今ある家族を幸せにできたらな～、なんて思いました。　

  January 23, 2005

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• 少子化の背景にあるもの

  今日の言霊：　いろんな出会いがあるけど、　　全ての出会いに　　　感謝出来るようになりたいね。　昨日は診療の後にクリニックで鍼＆アロママッサージを受けてきました。右肩から首にかけてつっぱっるような痛みがあったんですが、どうやら気付かないうちに、筋を痛めていたようですわ～。セラピーのおかげで、今日はかなり楽になってました。　今日だけで４人産まれてるような現場にいると、｢ホントに少子化なの？｣と思うこともあったりするんですが・・・・３０代の方の未婚率･未産率を改めて見てみるとやっぱり初婚年齢と初産年齢は確実に上がってきてますね。　新聞の「少子化に挑む」の特集を読んでいると、まだまだ日本は本気で少子化対策に取り組んでいないな～、と感じます。同じ様に少子化に悩み、様々な政策で見事それを克服したフランスを、少しは見習って欲しいもんだと思うんですが。　日本が抱えている問題は、本当に多岐に渡ると思います。出産や子育てにかかる費用の個人負担の問題・女性の社会進出に伴う晩婚化や高齢出産の問題・社会全体が手をさしのべて子供を育てるという意識の欠如・キャリアダウンせずには子育てと仕事を両立しきれない現実・ニーズに対応していない付け焼き刃的な子育て支援政策・妊娠前の女性の健康管理がなされていないこと、などなど・・・挙げたらキリがありません。　その中でも、女性という立場から、そして女性医療に関わっている者として少子化の問題を考える時、いつも頭に浮かんでくる数字があります。　フランスでは望んだ出産が66％・意図しない出産は15％なのに対し、日本では望んだ出産が36％・意図しない出産も36％・そして望まない出産が3％というデータがあるんです。「望まない出産」って何なんでしょう？私は、少子化の根底にこの問題が絡んでるんじゃないかと感じています。　　極端に言えば、日本の女性の多くは心から「産みたい」と思える環境に置かれていないのではないかということです。きちんとした避妊指導も受けず、ハプニングとして妊娠を受け入れてしまっていたのでは、強く妊娠を希望して出産に臨む場合と比べて、子育てにかけるエネルギーも違ってくるでしょう。また、いざ妊娠したいと思った時に妊娠できないという現実が襲ってくるケースもあります。　日本には、リプロダクティブヘルスケアセンターの役割を持った機関がありません。ティーンの頃から自分の健康管理について教えてもらったり、悩みを相談したり、性と健康に関する正しい知識を与えてもらっていれば、自分が「親になる」ということももっと現実のものとして捉え、きちんと考えていける大人になれるはずです。女性の意識だけでなく、男性の家庭や育児に対する意識も変えることができるでしょう。　もちろん、「望んだ妊娠」の割合も増えるでしょうし、将来の妊娠のための健康管理ももっと主体的に取り組めると思います。　別に、生殖年齢の女性は全員妊娠の準備状態にあれという意味ではないですよ。産まない権利も、当然守られるべき女性の権利の一つです。子供を持つのか持たないのか。持つのならいつ頃何人産むのか。それらを自分の意思できちんと選択し、安心して妊娠や出産に臨める環境こそが、リプロダクティブヘルス＆ライツの実現には不可欠なんですね。　そしてもう一つ、今の日本に必要なこと・・・それは子供を「社会全体で育てる」という意識です。以前も書きましたが、産まれてくる子供に目を向けるだけではなくて、今いる子供たちをもっと大切にすべきです。将来の父親・母親になる人たちを、社会はあまりにないがしろにしすぎているように感じます。　親や一教師が教育力をなくしつつある今、子供の躾や教育を個人の責任にしてしまうのはあまりに危険で無責任なような気がします。　一人の子供に関わる全ての大人が、その子を守るんだという意識があれば、核家族化のデメリットは十分補えるんじゃないかと思うんですね。少なくとも私は、医療の専門家としてティーンの心身の健康を守っていきたいと考えています。　子供たちの成長を、各分野のスペシャリストと協力しあいながらきちんと支えること。そして、未来へバトンを繋いでいきたいと彼等に思ってもらえるような社会を作ってみせることは、大人たちの義務なんですよね。　未来への不安ばかり煽っていたのでは、ますますこんな世の中に産んであげたいなんて思えなくなってしまいます。単純に、｢あんな風になりたいな｣と思える大人が増えれば、子供達はちゃんと未来を担ってくれる存在に成長するはずです。今、少子化が進んでいるのは、もしかしたら１家庭に１人程度の割合でなければ、きちんと育てる事ができない社会や親たちの力不足を反映した、自然淘汰なのかもしれませんね。

  January 7, 2005

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• クリスマスの思い出♪

  今日の言霊：　まずは自分がハッピーにならなきゃ、　誰かを幸せにしてあげるのは難しいと思うな。　今年もあと2週間になっちゃいましたね～。一年前の環境からは想像もつかないほど、充実した毎日を過ごさせていただいてることに改めて感謝！　この季節、小さいお子さんがいらっしゃる方はクリスマスプレゼントの用意にひと苦労なんでしょうね～。最近のチビッコたちでも、サンタクロースを信じてる子はいるのかしら？　実は私、小学校の5年生までサンタさんを信じてました。実家では、毎年この時期になると、今年欲しい物をお手紙に書いて暖炉の前に置いておく習慣があったんですね。私が代表して妹たちの分も書くんです。　そしたら、明くる朝には手紙が無くなっていて、数日後に「お返事」がまた暖炉の前に置いてあります。毎朝「今日はお返事来てるかな？」ってワクワクしながら石段を見るのが、プレクリスマスの楽しみでした。手紙はなぜかオールカタカナで書いてあるんですね。母なりの「外国の人からの手紙」って演出だったんでしょう。　親にしてみたら、手紙にちゃんと欲しい物が明記してあるわけですから、「サンタさんに何お願いしたの？」な～んて探りを入れなくてもいいわけですよ。なかなかグッドなアイデアですよね。　クリスマスイブの夜は、牛乳とクッキーを暖炉の前に置いて早めに寝てました。これ、サンタさんへの差し入れなんです。もちろん、翌朝はクッキーは無くなっていて、代わりにプレゼントが置いてありましたよ～。　小学校も６年生になると、この時期は受験勉強のラストスパートでしたから、クリスマスどころじゃなかったですし、中学に入ってからは家でゆっくりクリスマスを楽しむって事がだんだんなくなってしまいましたけど・・・・小さい頃は、母が用意してくれたスポンジ台に好きにデコレーションして遊んだり、教会のクリスマス会やミサに参加したり、暖炉で焼き豚を焼いたり、結構色々楽しんでたんだな～、なんて、ちょっと懐かしくなっちゃいました。　　今年もイブ＆クリスマスはしっかりお仕事ですし、大学生時代からイブ＆クリスマスは働いてるのが普通でしたから(大学生時代にピザ屋でバイトしていたもので････)、クリスマスに対してあまり｢恋人達の素敵な聖夜｣ってイメージはないんですね。むしろ、家族とかあったかい家庭のイメージの方が強い様に思います。　１０年後、２０年後に自分がどんなクリスマスを過ごすようになってるのかしら～、なんて思いながら、とりあえず注文したパートナーへのプレゼントが届くのを首を長くして待ってる今日この頃。

  December 17, 2004

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• 常時恋愛スタンバイ♪

  今日の言霊：　涙は止めない方がいいんだよ。　魂の洗濯をしてるんだから。　先日レッスンに行った時、興味深い話を聞きかじっちゃいました。更衣室で着替えていたら、スランプ気味なのかな？何かお悩み中らしきメンバーが他のメンバーと話してる声が聞こえてきたんですけど。　舞台をやってた頃は私も似たような焦りをよく感じてたな～、なんて思いながら聞いてしまってたんですね。「最近なんかイケてな～いって思うんだよね」「私なんて一度もイケてるって思えたことないよ～」・・・何だか懐かしいな～、なんて思っていたら、話がちょっと違う方向に。　「ヤッパ恋だよね」「うん。『お前はそのままでも可愛いよ』って言ってもらいたいよね」「そーゆーの大事だよね」・・・私も心の中で大きく頷いてました。　別に恋愛が全てじゃないし、恋をしてなくっても自分研きは色々できます。時には恋愛インターバルが必要なことだってありますもの。　でも、恋愛お休み期間でも「いずれ恋が始まる」事を前提に過ごすってのが大切なんじゃないかしら。いつでもスタンバイだけはしておくんですよ、心も体も。そうしたら、例え恋をしてなくても女は磨かれていくと思うんですよね。　それに、やっぱり「可愛いよ」「綺麗だよ」「素敵だね」って言ってもらった方が、気分もいいし、やる気も出るってもんでしょう？誰に言われても嬉しいけど、特別な人からの言葉はやっぱり言霊の威力が違います。　恋人や奥さんに綺麗になって欲しかったら、まずは毎日誉めてあげましょうね、男性の方々。　ところで、時々聞かれるのが「エッチをたくさんした方が綺麗になれるってホント？」「エッチしないと女性ホルモンの働きが悪くなるってホント？」な～んて素朴な疑問。　医学的にきちんと検証したデータは見たことないんですが、前者は一理あるかもしれませんね。多けりゃいいってものではありませんが、心から満たされるセックスはお肌も心も艶やかにしてくれるような気がします。きっと、「心地よい」刺激が脳をリラックス状態にしてくれるんでしょうね。実際、セックスの時に活性化されるのは｢レスト｣の状態を司る副交感神経なんです。ホルモンの値は急激に上がったりはしないと思いますが、自律神経の働きが活発になる可能性はあるかも。　ただし、後者は間違いですね。これがホントだったら、恋人のいない女性はみんな更年期状態になっちゃいます・・・セックスは、自分が心から求めたときにホントに大切な人とするもの。しなきゃいけないなんて思う必要はこれっぽっちもありません。　日常で恋愛が占めるウエイトは人それぞれですよね。他の要素とバランスをとるのは、なかなか難しかったり。たかが恋愛、されど恋愛・・・私もまだまだ修業しなきゃな、と思う今日この頃。

  November 11, 2004

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• 自分、リセットデー♪

  今日の言霊：　時にはしっかり頑張って、時にはめいっぱい自分を甘やかそう！　メリハリって大事だよね。　今日は自分復活デーでした。ここ数日、体力的にも精神的にも結構疲れきってたんですね～。　イライラしてる自分がこれまた嫌で、あ～悪循環に落ちいりそうって感じたので、早めにリセットかけることにしたんです。　まずは、美容院でカット＆パーマ。髪というのは「神」につながるとも言いますけど、色んな「気」を吸収しやすいんです。だから、自分にこびりついた悪いオーラを落とすには、髪を切るのが一番手っ取り早い方法なんですよ。御祓という儀式もあるくらいですからね～。　女性が失恋して髪を切るのも、実は意味のある事だったんです。　今日の私の場合、美容院に行くサイクルとしては、ちょっと早いので、長さ的にはほとんど変わってないんですが、首回りをすいてもらってパーマをかけたらずいぶん軽くなりました。　今回行った美容院はこれで２回目。行きつけにしようかどうかが、ちょっと微妙なとこなんですよね。　実は、地元にいる時は高校に入る前から10年以上、同じ美容師さんに担当してもらってたんです。私の職業も趣味も、髪型の好みの遍歴もぜ～んぶ把握してくださってるので、あまり細かく説明しなくてもピタッとこちらの注文に応えてくれてたんですね。まさに｢かかりつけ美容師｣です。　上京してからは、美容院は山ほどあるけど、地元のその美容師さんほど相性があう人はまだ見つかりません。　美容院選びも、病院選びも一緒だな～、とつくづく思います。どっちも行ってみなきゃ分からないし、担当者との相性が全て。ここだ！と思えるところが見つかるまで、ジプシーするしかないんですよ。　今日の美容師さんの何処がイマイチなのかなって考えてみたら、意外にもフィニッシングなんです。カットやパーマの技術もセンスも悪くはないのに、フィニッシングで私の好みからどんどん遠ざかっていくんです。　美容院の仕上がり具合の満足度って、フィニッシングでほとんど決まってしまいません？　ケープを外して、鏡を渡されて、「いかがですか？」って言われた瞬間に「お！」と思うか「う～ん」と思うか・・・　でも、前髪はこうしたいんだとか、サイドのボリュームはこの高さが頂点にして欲しいんだとか、後からちょこちょこ説明したら、なんとかまずまずの仕上がりになったから、もう一回くらい行ってみてもいいかしら。　こちらの要望をいかに的確に伝えるかってことも、いい担当者との出会いには大切なんですよね。これ、ドクター選びの時も同じことが言えます。　コミュニケーション能力って、接客する側だけじゃなくてされる側にも必要なもの。短い言葉で、自分が伝えたいポイントを的確に伝える能力って、小さい頃から訓練してる人とそうでない人で随分差があるものなんですね。　髪型を変えたら途端に気分も足取りも軽くなったので、ショピングした後に、レッスンに行って2時間しっかり踊ってきました。　誰かのために使う時間ももちろん大事だけど、こうやって自分のためだけに使う時間を確保することは、エネルギーを枯渇させないためにとっても重要なんだと実感した、今日この頃。

  October 31, 2004

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• 本当の自由って？

  今日の言霊：　前を見続けるのが嫌になったら、　　　　後ろじゃなくて上を見てみなよ！　こないだやっと「アイ・ロボット」を観てきました。アシモフの三原則の話は割りと好きで、モチーフにした物をいくつか読みかじってましたが、なかなか深みのある作品でした。　詳しいストーリーは、まだ観ていない方のために内緒にしておかなきゃだけど・・・ラストの台詞が印象的だったので、ちょこっとだけ紹介しましょう。細かい台詞回しはうろ覚えですが、こんな内容です。　「私は目的を達成しました。私はこれからどうすればいいのか分かりません」　「お前はもう自由だ。自分で考えな。それが自由ってもんだ」　最後の一言が、なかなかパンチが効いてません？　私達は誰もが自由で、いつでもどこでも自分らしさを追求することが出来るはずです。でも、自由の意味を履き違えている人って、案外多いような気がするんですよね。　自由って、何でも好き勝手にやって、ハイ終わり！ってもんじゃありません。自由の裏側には、必ず自己責任がついてきます。　自分で考えて、自分で求めて、自分で選択する。何があっても自分で決めたことなんだから、誰かのせいにしたりはしない。それが自由＝リバティーの本来の姿なんだと思います。　何をしようが私の勝手でしょ、と何もしないのはただの身勝手。自由なんかじゃありません。何より、魂を束縛して本来の姿を追求しないなんて、魂にとっては窮屈極まりない状態のはず。「求めよ さらば与えられん」　そう、無限の可能性は、求めて初めて手に入れられるもの。自ら何かを求めたり考えたりすることを放棄してしまったら、そこには自由なんて存在できなくなってしまいます。　｢どうせ自分なんて｣｢運が悪いから｣｢やりたい事が何もないから｣｢今のままで充分だから｣･････これらの呪縛は、ぜ～んぶ自分で自分の自由を奪っているだけですよね。もっと魂を開放してあげましょうよ！　色んな｢枷｣を取り除いてあげたら、もっともっと軽くなれます。軽いっていいことなんですよ？スポーツ選手だって、舞踊家だって、本当に極めた人はものすごく｢軽い｣んです。仕事だって一緒です。楽しさを極めれば、気が重くなることはありません。きっとなんでも、軽々とこなしていけるようになるはずです。いちいち｢頑張れ、自分！｣って叱咤激励しなくても、ちゃんと体が動きますから。　魂にとって心地いいことを追求していれば、きっと、もっともっと成長したくなるに違いありません。｢これだけ伸びたい！｣っていう欲求にちゃんと応えてあげること、それが自由なんじゃないかな～と思います。窮屈な箱の中で、魂がドンドンッて扉をたたいているのが聞こえたら、そろそろ｢飛び出せよ｣ってこと。　ちなみに、｢自由｣と｢身勝手｣の一番の違いってなんなんでしょう。やっぱり、周りに対する思いやりなんじゃないかな～。　自分の自由を追求するときって、相手の自由を認めなきゃ前に進めない事が多くないですか？周りとの調和も、自分の中でのバランスも無視して、な～んにも見ずに＆感じずに突き進むのは単なる暴走････　今こうして、なんでも自由にさせてもらえる事に、改めて心から感謝している今日この頃。

  October 28, 2004

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• 豊かな生活って・・・

  　今日は午前中の診療のみだったので、午後からマナー教室に行ってきました。　そう、先月からマナー教室のベーシックコースに通ってるんです。　事の発端は、彼とホテルのディナーを楽しんでいた時の事。サーバーさんたちの、徹底した最高のおもてなしに二人して感動していたのですが、ふと｢知らないうちにマナー違反してたら、恥ずかしいね｣って話になったんですね。　実は、私もちゃんとテーブルマナーを勉強した事はなくて、聞きかじった程度の知識しかありません。　これを機会に、正式なテーブルマナーを勉強しよう！と思い立って。どうせ習うなら小手先のいろはだけじゃなくて、歴史的な背景や所作の意味も含めてトータルに勉強しようって事で、申し込んじゃいました、ベーシックコース。　今日のレッスンは、テーブルウェアの中の特にカトラリーについて。　どのナイフとフォークがお肉用で、どれがお魚用で･････って内容だけではなく、素材によるグレーディングの違いなんかも教えてもらいました。　今度から、物の価値がちょこっとだけ見分けられるようになったはず(＾＾;)　自分で食器やカトラリーを買い揃える時には、ちゃんとグレーディングを意識するように気をつけよう！と思いました。　こういったことって、知らなくても生きていけるし、毎日の生活に不自由はないけれど、知っていたらちょっとだけ豊かな気分になれると思うんです。　もちろん、｢豊か｣っていうのは｢裕福｣って言う意味ではなくて、生活に幅が出るというかゆとりが取り込めるという意味ですよ。　美術や芸術に関する知識もそうですが、知ってるとちょっとだけ｢いい感じ｣な私になれる気がするんですよね。　茶道のお点前のルールにしても、西洋のテーブルマナーにしても、一つ一つの所作の根底には相手や道具への思いやりがあるように感じます。　相手に不愉快な思いをさせないように、サーバーさんがサービスしやすいように、そして、大切な道具が傷つかないように・・・・そういった気持ちを忘れなければ、例え細かいルールは知らなくても、大きなマナー違反はしなくてすむような気がします。　それにしても、西洋のマナーってホントに徹底したレディーファーストなんですね。　先生が｢本当は日本の男性にこそ、マナーを勉強して欲しいのよ････｣と愚痴ってらっしゃいました。　確かに、レストランで先頭きって歩いたり、真っ先に席に着いちゃう男性、多いですしね。何より宴会の席では女性にお酌させるのが当たり前、みたいな風習はありますし････　いまだに助手席のドアを開けてもらうと、何となく申し訳なく感じちゃう私････もう少しレディーファーストされ慣れなければ、と思う今日この頃。

  October 7, 2004

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• 結婚って･･･

  　今日の外来もそこそこの混み具合････でも、お話の長い方がそんなに多くなくて割りとスムーズ♪と思っていたら、ちょっと厄介なケースに遭遇してしまいました。　最初に問診票を見たら、｢生理が止まった｣と。若いけれど結婚してるし子供が1人･･･ああ、妊娠管理かな？と思いながら「○○さん、どうぞ｣とお呼びしたら、顔を見ただけで｢あ、違う｣と感じました。　何が違うって、彼女の顔が｢ママの顔｣じゃないんです。　一応言葉を濁しながら問診を進めていったら、やっぱり｢手術をお願いしたくて｣と。　何も聞かずに「ハイ、手術ですね」、ってわけにもいかないのでちょっとゆっくりお話をしていくと、今回の妊娠はどっちの子かわからないから、とのことでした。　「私にはその事については何も言えませんけれど」と前置きしたうえで、現在いかに危険な行為をしているか、相手が誰であろうと確実な避妊と性感染症予防は必要だということ、今後も妊娠を望まないならピルか子宮内避妊具を選択すべきだということをしっかり説明していきました。　多分、ご本人も色々悩まれていたのだと思います。説明し終わったとたん、避妊方法を示した絵の中から、黙ってピルを指差されました。　　誰にも言わずに病院にいらした彼女を見ていて、｢結婚って、夫婦って何なんだろう･･･｣と思っちゃいました。　一度夫婦になったからといって、ずっと愛情が続く保障はないと思うし、他の人とやり直したいと思うことだってあるのかもしれない。　結婚しても母になっても、女は一生女であり続けるんじゃないかしら。本当は、どんな女性もずっと魅力的な女でいたいはず。　結婚して、段々と輝きを失っていく自分にため息つくなんて、私なら嫌だな～。　私自身は、今の彼と出会うまで結婚願望がまるでなかったので、結婚に関してはまだイマイチ現実味を帯びてません。　今はまだ、結婚は考えずに恋愛していたいと思っているし、仕事のことを考えたらしばらく結婚は無理でしょうね～。　診療の現場で、日々いろ～んな男と女のドラマを見てると、ますます結婚したくなくなってしまう今日この頃。私が結婚したくならないのは、きっと環境のせいよ、ね？ダーリン(^^;)

  October 1, 2004

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