母しゃん

今日は引っ越してきて始めて、社宅以外の旦那の友達が彼女を連れて遊びに来た。福岡に住んでた時は、本当に頻繁にいろんな人が遊びに来ていたものの、こっちに来てからは、パッタリだったので、人が来るってのは嬉しくて、ウキウキしていた。
さて、これは一応前置きなのでここまで。

今日はﾄﾞﾗ焼きを作ろうと思って、朝から小豆を茹で、あんこを作った。でも水あめとか入れなかったし、素人が作ったって感じのあんこ丸出し。まあ、それでもいいか・・と思って、次は生地を焼く事にした。
BUT、お菓子作りに手抜きをしてはならなかった。
実家の母の「そんなの面倒くさいから、ホットケーキの素で焼いちゃえばいいんよ」の一言に騙されたのが運のつき・・・。
また、素直にそれに応じた私もﾊﾞｶだった。

生地自体は確かに粉を練って焼くだけだから、簡単でよかった。
ただ、あんこと重なり合った時の味を全く考えなかった。
考えなかった訳でもないんだが、甘い物同士、上手くいくかも、と浅はかな考えだったんだなぁ・・・。

あんこと生地が合わさった時、絶妙にまずい代物になった。
しかも、あんこは素人丸出しでしょ？パサついて、ちっともあんこらしくない。
ホットケーキとあんこを無理やり食べさせられるような状況を想像してください。
まずいんだな～これが。

作ってすぐの時はまだ温かいから食べられない事もなかった。
でも時間が経つと、本気で殴るぞ！！って物に変わっていた。

さて、ここで前置きに登場した旦那の友達T君と彼女。（以下T夫妻とします）
みんなで鍋をつつき、お土産にもらっていたシュークリームをコーヒーと共に頂こうとした時だった。
何を血迷ったか旦那が「ﾄﾞﾗ焼きあげたら？」と言い出した。

思わず吹き出してしまった私←シツコイだろうが、作った本人であり、不味さを確認済み。
「やめておいたほうがいい」と言ったが、人間ってのは怖い物見たさってのだろうか？T夫妻は食べる、と言った。
きちんと不味いと説明はしたが、やっぱり申し訳ない。
旦那も一緒になって食べていたが、「こんなに不味かったっけ？」と言う。
不味いものを作った本人としては、「だから言ったじゃん・・・」と笑うしかない。
優しいT夫妻は「ホットケーキってのもいいよ」と言ってくれたが、私はひたすら心中「ごめんなさいね。次回はちゃんと手抜きせず美味しい物を作ります」と思い続けるだけだった。

かくして不味いﾄﾞﾗ焼きは残り5つ程になったが、これを誰が食べるのか？

言っておくが、私は食べない。
だって、不味いんだもん。
作った本人が言うんだから、間違いない！！