永田町のママ日記

今夜は夫が仕事で留守！
鬼のいぬま、、でもないけど、手抜きのチャンス到来。
今日は夕飯作らなくていいのだ！
中学校以来のお友達、うっちゃんが夕食＆お花見に
やってきてくれたのです。

お友達グループの中で唯一の花の独身。
外資系の会社で働きつつ、一人暮らしを満喫している模様の彼女。
今日はお仕事を早めに切り上げて、
デパ地下のお惣菜をたっぷり買ってやってきてくれることに
なっていたのだけど、、
彼女が来る前に夫が意外なことを言い出した。

私もスープやサラダを作り、デザートは九段のシェ･シマで
シュークリームを買ったり、と準備に追われていると、
出かける前の夫がうじうじしている。うじうじ、というか
もじもじ。
「なに？」ときくと、茶封筒を差し出す。
「身上書」とかいてあるではないか！
なんとこないだ、顧客の方に頼まれていた縁談を
今になって思い出し、「おお、うっちゃんがいるじゃないか！」と
思い至ったらしい。相手は某保険会社勤務。４２歳。
写真でみるとなんだか穏やかそうでいい感じの人である。
ちょっと身長が低いのが敬遠されて今まで
あらゆるお見合いに失敗してきたそうな、、。ふしぎ。
自分が決してハンサムとはいえない、夫と結婚しているから
言うわけではないが、結婚してしまえば、お互いに
外見とかそういうのは全く気にならない。
性格とか金銭感覚とか、そういう相性のほうが
ずっと大事。
こないだの電話でも「結婚したい」と嘆いていたうっちゃん。
もしかしたら、その気になるかも、、ということで、
夫から「身上書」を預かり、うっちゃんを待った。

颯爽と現れたうっちゃんは相変わらずきれーい。
パンツスーツがとってもよく似合っている。
夕食は「鯖寿司」やら「生春巻き」やら
いろいろと買ってきてくれた。
シャンパンをあけて、さっそく夕飯。
どれもおいしくて、シンと三人おしゃべりに盛り上がる。
学生時代のこととか、共通の友人の話とか、
話題はつきない！
楽しくて、一瞬、さっきの「身上書」のことを
忘れていたのだが、、デザートを出しているときに
はたっと思い出し、紅茶をいれつつ、
単刀直入に「うっちゃん、お見合いしない？」と
聞いてみた。驚く、うっちゃん。
写真と身上書を見て、うなっている。
「すごく条件がいいのに、なんでまだ結婚してないのか
不可解。なにかワナがあるのでは？」という。
そして「写真が１０年前の写真ってのはどういうこと？」
、、ごもっともです。。
でも、「なんだかやさしそう、、」とかまんざらでもない様子も
みせるうっちゃん。
結局、私と夫が今度彼を夕食にでも招いて、
現在の彼の様子を見てから、、ということになった。
う～ん、重荷である、、。

そんなこんなで遅くなったけれど、千鳥が淵へ夜桜を見に出発。
ライトアップされているとあって、うわ！ものすごい人、人、人！
シンをつれて歩くのは結構な苦労だったけど、
もう、お花はため息が出るほどの美しさ。
桜の妖気のようなものを感じてしまう。。言葉を失うほどきれい。
でも、ものすごい混雑なので写真はあきらめ、
ただ歩くだけにした。
うっちゃんも初めての千鳥が淵に感動した様子。
早くも「来年も、くる！」といきまく。
家族とくるのもいいけど、
友達とおしゃべりしながらの桜、なかなか良い思い出になりました。

はっと、