2005/05/22(日)22:32
シスター
今日は先週に引き続き、
ブランチを赤坂プリンスのサラダバーにいった。
日曜だし、普段毎日ご飯作ってるし、ということで
特に疲れてもいないし、ご飯の材料はたっぷりあるのだけど、
夫の言葉に甘えてついつい行ってしまう外食である。
今週も数種類のサラダに、ベーグル、フルーツ、パスタなどを
頂いていると、、、そこに意外な一団が!
なんとシスターの方々が6人も集まった集団が入店してきたのである!
私の勝手な思い込み、というか勝手な想像では、
シスターというのは、いわゆる「脱俗」した方々で、
世の中のあらゆる煩悩を捨てて、神様にお仕える禁欲的な生活を
送っているはずの存在である。
「あのお洋服かわいいから、かっちゃおう!」とか
「う~ん、たまにはおいしいものたっぷり食べたーい!」とか
そういう、私がよく発するような発言はないだろうし、そんな
行動はしないに違いない、という勝手な思い込みがあったのである。
しかし!ここはいわゆるブッフェ会場!
平たく言えば、「食べ放題、飲み放題」である。
グレーのあの独特の衣装で頭からつま先まで包んだ彼女たちは
どう見ても、すごく、この場では浮いた存在である、、。
「うわ、シスターもブッフェくるのね!」と夫にささやくと、
「そりゃ、腹も減るだろう。人間だもの」とすごく冷静なのである。
気になって仕方ない私は、自分の食事はそっちのけで、
彼女たちの様子を逐一観察してしまう。
まず、席に案内されるとすぐにお料理のほうへ。
手馴れた様子でサラダをお皿にもり、今度はパンなどの主食。
そのあと飲み物。を準備。ひとつの「定食」のような形に
仕上げている。上手~。で、期待通り、「お祈り」がはじまる。
2分くらい祈った後、ふつうにおしゃべりしながら、お食事。
ほんと、ふつうの女性なのね、となんだかほっとして
見つめてしまう。
で、私もたべようっと。と言うことでサラダを取りに行くと、
シスターのうちの一人も、サラダを取りにきた。
なんとなく目が合って、「かわいいお子さんね」と話しかけてくださる。
「ありがとうございます」というと、いきなり夫が、
「シスターの方も外食されるんですね!お近くの教会ですか?」と
言ってしまう。にこにこ笑いながら。。。っひえー。
でもシスターもにっこり笑って、「今日は遠くから来ましたので
ここは初めてなんですよ」と答え、あとはシンの話題となった。
夫め、、。
シスターたちは、このあとデザートを食べ、紅茶を飲み、
食後の祈りをささげ、かえって行った。
さすが、食べ過ぎたり飲みすぎたりということはないのである。
なんともすがすがしいというか、きりり、とした方々であった。
そもそも現在シスターの彼女たちが、どういった課程を経て
シスターになったのか皆目わからない。自分の周りには
シスターになった人はいないので、いったいどういったきっかけで、
どういった手段、というか方法でシスターというものに
なれるのかわからない。生まれながら、なわけはないから、ご自分で
選んだんでしょうね~。結婚とか子供とかそういう人生をきっぱりと
決別できるほどの信仰って、どういうものなのでしょう、、などと
いろいろ考えてしまう。日ごろどんな生活をしてるのかなあ、とか。
ともあれ、不思議なランチの光景でした。