『水曜どうでしょう』キャスト水嶋ヒロ
それが稽古場でも、ものすごく現れています。それはある意味、単純なことで、がんばれば、がんばるだけ自分が成長できるんだな、ということであって、そのことが芝居をやる前に分かったので幸せなことだな、と思いました。そうなんですよ。でも全然イメージがわかなくという感じで。でも7月3日から稽古に入って、ダンスをやって、殺陣をやって、つか劇団の皆さんにお会いして、その方たちの自主練習を見ていると、世界観が違うという以前に、どれだけヤル気があるか、どれだけ気合が入っているかが、いちばん大切なんだなと思いました。会場では『JUNO』のリメイクをぜひ私にやらせて下さい、といった発言が意外だった。これまで石原さとみ主演の連ドラといえば、コミカルなファミリー向けが多かったように思う。そこで、少し意地悪な質問もしてみた。ただ正直、日本だと大人の方はどう思われるのかな、皮肉なセリフもどうとられるのかな、という心配はありますね。でも、そんなことを真剣に考えてしまうくらい、やりたいという気持ちは強いですね。これまでの出演作品を選ぶに当たって、水曜どうでしょう DVD石原さん自身は、どの程度チョイスにかかわってきたのか? 石原さとみという女優は、当初考えていた印象と違った。もっと天然のおっとりした女優さんを想像していた。テレビで見ているより、はるかに美しいオーラを発しているのにも驚いた。だが、逆だった。エレンペイジはかわいかった。きれいでしたねえ。先だって、映画『JUNO』のキャンペーンで来日していた女優エレンペイジの記者会見に、石原さとみが花束を持って駆けつけたことがあった。とても謙虚な方ですよね。地に足がついていて、いろんなことを見てきている人なんだなあと。声をかけた反応も、とても優しい方でしたし。インタビューの一言一言に真剣に相手の目を見据えて一つのテーマを咀嚼し、完ぺきに自分の言葉を次々と紡ぎ出してくる。まったくかかわっていないんです。でも事務所の方々が私の気持ちを分かって下さっていて、そのときどきにふさわしいものを選んで下さっている。だから、なんて暖かい事務所なんだろう、といつも感謝しているんです。