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カテゴリ:子ども
今日は娘の誕生日。 あの日から12年経つんですね。すぐそこに蘇ってくるような、特別な日でした。 骨をキリで突かれているような痛み、ふと訪れる痛みの遠のきと眠気。 陣痛が強くなりはじめてから、2日近くが経っていたので、 痛みが遠のくほんの数分の間に、深い眠りの底に入りまた浮かび上がるような感覚でした。 まる2日が経過し、かなり難産だったため、娘が産まれたときの記憶が悲しいことにないのですが、お産後に看護婦さんが娘を私の横に連れてきてくれたときの、その顔は今でもはっきり覚えています。 鉗子で引っ張られため、「頭が長くって、しょぼしょぼした顔をして、そして爪がのびてるなぁ。」 やっとやっとの対面だったのに、その時は感動! 感激!よりもそんなことをぼんやり思っていました。 そして、車椅子で病室まで運ばれるときに、もう一度赤ちゃんをすぐ近くまで看護婦さんが抱っこしてきてくれて、その時にふっと指をさし出したら、その差し出した指を小さな手がぎゅうっと握りしめてきました。 その時、ぐーっと「私の赤ちゃんなんだ!」という想いがこみ上げてきたのです。 それでも一人目だったから、私の子という感覚がすぐに体に染みこんできたわけでなく、 一緒にいて、一緒に過ごして、かけがえのない娘になっていきました。 その想いは大きすぎて不思議な感じでした。 だって、あふれてくる気持ちがいっぱいで、かわいくて、 それを話したくて文字にしておきたくて、帰ってくる夫を捕まえて話したり、日記を書いたり。 12年が経ったけど、 昨日夫が紙に書いて貼っておいたように、 「産まれてきてくれて、ありがとう」です。 娘、まだ起きているので、これから出産の時の記録を読んであげようかななんて思ってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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