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うちでお気に入りの絵本があります。
・・・といっても借りてきて読んでは、はまっていたのですが、 久しぶりにその絵本を近くの図書館で見つけ借りてきました。 木下 順二さん、文 清水 崑さん、絵の『かにむかし』です。 この本は音読するにかぎりますね! 読んでいるうちに話の内容だけでなく、その言い回し、言葉の響き、 そして独特のリズムにはまってしまい、もうどうにも止まらなくなってしまうのです。 そしてなぜだかゆっくりテンポではなく、速くまくしたてたくなる。 普段使う言葉ではないんだけど、それを感覚的に充分理解できて そのリズムの波に乗ってしまったら、どんどん愉快に爽快になって必ず最後まで読み切ってしまうでしょう。 で、最後の「おおきな 石うすが どしーんと おちてきて、 さるは ひらとう へしゃげてしもうた そうな。」のところは余韻に浸りながらゆっくり読んでしまうのです。 そうだ、一番の魅力は言葉が溌剌と生きていること。 方言というのは聞いていて、喋っていること以上に伸びやかな感情が伝わってきて 柔らかい気持ちになったりしますが、 この本の魅力も声に出して読んでいるうちに、気持ちが柔らかくなっていく感じでしょうか。 そしてリズムにしばし酔って、気持ちよくなっている。 うちではもう何年も、この本の中の「もぐずりこむ」という言葉も流行っています^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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