シンプルスペース

2006/08/29(火)22:14

たわいもないことなんだけれど

子ども(15)

たわいもないことなんだけれど、ちょっぴりハッピー気分だったので・・・。 夕方、息子に「帰ったら丸つけするから、チャレンジ(通信学習)やっておいてね。」と言って小一時間ほど出掛けていました。 帰ると、息子「チャレンジ、ぜんぜんやってない。」と憮然とした言い方。 と、その後に「だって、芯がすぐ折れちゃうんだも~ん。」と堰を切ったように泣き出しました。 聞くと、削っても削っても鉛筆の芯が折れてしまうらしく、芯が8つも転がっていて、しかもそれは先日チャレンジからもらったおろしたての応援筆(おうえんぴつ)でした。 携帯用の鉛筆削りで、何度やっても折れてしまい結局一文字すら書けずにいた悔し涙でした。  かっこいい顔つきの鉛筆は半分まで短くなってしまい、泣く息子(小二です(^^;))。 「そっかぁ、それは悔しいよね。8回も折れちゃうなんて。」 芯をとがらせないようにしたり、削りカスを捨てて削りやすくしてみたり、努力は伺えるだけに気持ちが分かるような、でもちょっぴり笑えるような。 「あ、ねぇねぇ見て。先のところ、木があちこち割れているからこの鉛筆、木の部分が柔らかかったのかなぁ。こっちの鉛筆は全然平気だもんね。」などと言っていると 娘が「どうしたの?」とやってきて「だったら、こっちの鉛筆削りで削ってごらん。」と卓上用の鉛筆削りをもってきてくれました。 なんだ。見事な削りぷり。携帯用の鉛筆削りの歯がきっと、ダメになってきていたんですね。 理由が分かって納得した息子でしたが、そうとは分からず削った大切な鉛筆は半分がなくなってしまい、涙はそちらに向けられました。 こういうときって、子どもって柔軟ですね。娘がぱっと無地の鉛筆を持ってきて、そこに同じような絵を描き始めたのです。特製おうえんぴつを作ろうとしてくれたんです。 しかも、息子が少しだけ文字が入っているのを「ここが違う」と言ったのを聞いて、自分の部屋から彫刻刀を持ってきてくれました。 無垢の鉛筆は彫刻刀で削ると、あっさり無地になりました^^ そして、頼まれて私が鉛筆作りを引き継ぎ、元あったのと同じように絵を描き、色を塗り、娘から聞いたように削られた部分も書くと・・・ちゃんと長い「おうえんぴつ」が出来上がりました。 「これはね~、すごいよ。世界に一本しかないんだから♪」と言って息子に渡すと、 「すご~~い!! そっくりだ! でもほんとに一本しかないね!」と体中で喜んでいるのがダイレクトに伝わってきました。 お姉ちゃんにも見せに行き「うわぁ!!すごいねぇ!」と歓喜の声があがっているのを聞きながら 温かい気持ち。 今日は朝の出だしが悪く、仕事に行っても気になっていたのです。 お姉ちゃんが弟のために、ぱっととってくれた行動^^そして、弟の喜びよう。 なんだかそれぞれがハッピーになっている空気が流れて、温かい気持ちになっていました^^ ほんとにたわいもないことなんですけど、 なんだか眠りにつくまで、息子もずっとご機嫌で娘も穏やか。 そして息子はチャレンジを新しい鉛筆でこなしていました♪

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