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『椿山課長の7日間』(浅田次郎著)という本を読みました。
これは、娘が「ぜったい面白いから読んで!」と言うので読み始めたのですが、意外にも言葉の表現が難しかったり、男女の微妙なシーンが出てきたり・・・。 娘が面白い!というイメージとはかけ離れていて少々驚きました。 でも確かに読み進めるうちにぐいぐいと引きこまれ、読み終わった後には爽やかな後味が残る本でした。 登場人物はサラリーマン、やくざ、子ども、寡黙なおじいちゃん、ほか 職業も個性も性格も立場もばらばらだけど、何か共通のものを感じました。 その人を思い浮かべたときに、愛おしくて胸が熱くなるような何か。 その人を形取っている中に浮かぶ脈々と流れているけっして変わることのないもの。 そういったものに揺さぶられました。 うまく表現できないのですが、誰かを思うときに浮かぶのは 意外とそういう漠然としたイメージだったりします。 心の奥底で感じるその人の雰囲気のようなもの。それが温かったり、安心感があったり・・・。 本質的な人間のぬくもりのようなものを感じた本でした^^ 娘がこの本をすごく面白く感じたというのは、それだけ成長したのでしょうね。 だったら、やはりぜひとも『博士の愛した数式』(よい本だった!)を読んでもらいたいと思うのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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