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カテゴリ:山歩き
ほんとうにほんとうに久しぶりの日記になってしまいました。
おとといの深夜、北アルプスから帰ってきました。 まだ筋肉痛で変な歩き方をしています。 ・・・2日経ってもこんなに痛いなんて。 息子が足につかまったりすると、ぎゃーっとなってしまうくらい。 筋肉があちこち傷ついているのでしょうね。 でも自分としてはよく頑張りました! 今回登ったのは燕岳で、この山は北アルプスのなかでもビギナー向けと言われています。 が、高低差で言えば、富士山の5合目から頂上まで登ったのと同じくらい。 しかも最初から急斜面続きなので、すぐに息はあがるし、高校生時代テニスをやっていたときのように汗がぽたぽたと落ちて、最初の休憩場所に着いたときにすでにばて気味。 あれ??という感じでした。 まだまだ先は長いのに・・・。 とにかくひたすら上へ上へと登っていくので、高度は稼いでいるんでしょうが本当にしんどい。 新調したパックも頭の高さにくるくらいの荷物を詰め込んでいるので、より重力を増しているようです。 汗をかくぶん、イオン飲料もどんどん体に入っていきます。行きだけで1.5L近く飲んだでしょうか・・・。 天候は快晴。樹林帯を息を切らしながら登っているときにふと目に入る手元の苔が露をたっぷり含んだように瑞々しくて、それが目にはいるとちょっと涼むような、疲れが癒されるような感じがしながら登り続けました。 そして見上げると、空が真っ青で緑がわっと鮮やかです。 まさに真夏の迫力のあるコントラストです。 そして、ようやく目指す燕山荘に着いたのでした。なんのかんの言いながら、途中途中でしっかり休憩はとったので約6時間半の行程でした。(休憩を入れないコースタイムは4時間くらいなのです) ・・・到着までの行程で私は息があがりすぎて喋ることもままならなかったのですが、息子は・・・怪物? アルプス一万尺を手遊びをしながら歌い、とんぼを追いかけ、他の登山客とお喋りし、汗もかかず(ほんとうにかいていない!少なくとも顔には。)軽~く登った感じです。 燕山荘ではふわふわの泡のきめ細かい生ビールが飲めるのがいいですね。 夫は大ジョッキ、私は中、息子はイチゴミルクを注文して、たどり着いたことを喜びあいました^^ 近くの登山客との会話も弾み、肩の力も抜けきっていい気分です。 夜中は満天の星空で、テントから外を覗いたときに流れ星が2回も流れていきました。 そして山はみんな朝が早い。私が目を覚ましたのは4時半でしたが、夫によればすでに午前3時過ぎから朝の始まり!みたいなざわめきが広がっていたようです。 それもなにかものすごくわくわくが伝わってくるようなざわめきなのです。 こうはしていられない、ような。 次の山を目指す人もいるでしょうが、私たちをそんな気持ちにさせるのはこれから上がろうとしている朝陽でした。 そして、防寒具を着込み、燕山荘のテラスまであがったとき、その朝の光景にびっくりしました。 前の日には霧がでていて見えなかった北アルプスの山々がくっきりと目の前に広がっていたからです。 それは息を飲むほど雄大で、反対側を見れば、雲海の中を太陽が昇ってこようとしていて、まさに別天地でした。 朝のうちに出掛けた燕岳山頂までの往復も(燕山荘から高低差60mくらい)大パノラマの中、ピクニック気分で足取りも軽くただただ楽しみました。 濃い濃い空の青に映える北アルプスの山々は雄大すぎて見とれるばかりでした。 高山植物の女王と呼ばれるコマクサもなんて愛らしくて可愛いんでしょう。 そんなふうに足取りも軽く別天地を後にした私たち(私)でしたが、1300m下るうちに足ががくがくになってゆくのでした。 疲れのせいか、バランスを崩しそうになりひやりとする場面もあり、ここでもし足を挫いたら大変、と一歩一歩慎重に降りてきました。 2日経った今もまだ筋肉痛がひどく、今回、夫が買ってくれたサポートタイツ(筋肉をサポートしてくれる)がなかったらどうなっていただろう、とかやっぱりストックは絶対必要。などを感じ入っています。 そして、こんなに筋肉痛がひどくても、もう山には行きたくない!とは思わないんですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.15 00:18:57
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