中1の生徒が良い感じ♪
期末テストが徐々に返却されている。今年は教科書が変わり、英語は格段に難しくなったように思う。ほんの数ヶ月前に「A,B,C、・・・」なんてやっていた子が、今はもう「international」や「elementary」なんて単語を操らないといけない。特に、この地区の中学校は進度がとても遅いので、中間テストでは・アルファベット・ローマ字・単語(15個ほど)が試験範囲だったにも関わらず、今回の期末テストでは、・this is , that is の肯定文、否定文、疑問文・whatを使った疑問文とその返答・he is , she is の文章・前置詞のon ・諸々の単語と、格段に範囲が広かった。これでは、「小学校気分」を引き摺っていた子は、撃沈しただろう。それはそれで、カンフル剤として使用するのであれば、それをバネに今後頑張るのであれば、良いと思う。しかし、何をどう頑張れば良いか分からない子にとって、生命線である学校が充分な指導をしているとは、残念ながら思えない。その証拠に、学校のノートには、殆ど工夫が見られないのだ。私たちの時代には、当たり前のようにやっていた、「教科書の暗唱テスト」も、いまでは全くないらしい。「この期末テストは、差が付くだろうなぁ~。」案の定だった。ここの塾でも、徹底して暗唱、暗記しての全文書きを何度もさせていた。本文以外の「練習問題」も全文覚えさせて練習させていた。結果、100・100・98・92・91・90・90・88最後の子が、「ゴメン、センセ。うち72点しか取れんかった・・・。」と、伏し目がちに言っていた。それを聞いた91点採った男の子が、「でもな、センセ! オレ、チラッと見たけど、隣の子は47点じゃったし、前のヤツ、できるけど、79点じゃったんで!」とフォローをしていた。その心遣いが嬉しかった。「まぁ、そんな72点で気にしなくても良いよ!だって、充分頑張ってるじゃない! な。もし、悔しいって思うんなら、自分のために頑張り。あと、ちょっとセンセのためにも頑張って!」(笑)「わかった! 次の中間は、絶対90点を越えるからな!センセ、頑張るけぇ~な!」「おっし、頑張ろうな!」学区外の生徒は、あと1週間ほどテストの返却が遅れるようだ。また、その生徒たちのフォローもしていこう。テストは、「チェックポイント」。「今のまま、頑張れば良いよ」ということなのか、それとも「今の調子でやってたら、ダメだよ」ということなのか、それを冷静に判断すれば良いだけだと思う。その1つのテストで、人生が変わるわけではないし、全てがご破算になるわけでもない。ただ、ボクは、「嫌々やるよりは、楽しんで欲しい」から、自信が深まるようなテストの結果を持って帰って欲しいと思う。成功体験に裏づけされた自信だけが、本当の自信だと思うのだ。自信のない人は、その「数」を増やすしかない。