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2006年09月06日
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はい  あと3日

ぼくは お金を拝みます
拝金主義ってワケやなくって 実際の振舞い方 として
売り買いの現場 お金を受け取った時の礼儀 として

 お金を拝む=感謝を身体で表現する

あまたある やきもの
その中から 自作をとりあげていただく
代価として お金をいただく
これ以外に ぼくはお金を稼ぐ方法を知らない
このお金で 家族5人の口に食べ物が入る
このお金で 命をつないでいける

 自分の気持ちの実感→お金を拝む 

陶器市 陶器祭 クラフトフェア・・・
自作を 取り上げて買ってくださるお客様から
お金を いただく 
それを 受け取る時 押し頂いて すこし頭を下げる
そして ありがとうございました 深く頭を下げる

自作は 家庭の実用的な 普段使いの器
お金を 手渡してくださるのは圧倒的に女性=一家の主婦
その方 に頭をさげ ありがとうございました と云う
同時に その後に立ってらっしゃるご主人にも 
視線で 同じことを お伝えする

 身体表現 身体の使い方 声の出し方 で
 いろんなことが伝えられる

 ストリート系の陶芸家=やきもん屋
 ここ10年ほど道端で自作を売ってきて
 こーゆーやり方を覚えました

さいしょはこんなケーケンから 瀬戸話3 の再放送

  ↓ ↓ ↓

=====================

瀬戸話3

2002の9月に せともの祭=陶器市に初出店した

1080

そのときは前日の夜に瀬戸にいって
瀬戸訓練校のコンパに同席させていただいた

訓練校 産業労働省管轄の職業訓練校は
    全国に京都と瀬戸の2校だけ
    しかし各焼物産地には県施設の窯業指導所や
    窯業研究所があって研修生システムがある

京都は手挽きでのロクロ技術修得にしぼった1年制が特徴
瀬戸は手挽きロクロ/機械ロクロ/デザインなど多岐にわたる

入校希望者は多い 倍率は3倍くらい
しかし以前にくらべると男の割り合いが落ちてきてる
家族を養っていく男の職業としては 
もう陶芸家orやきもん屋ってのは なりたち難いってことが理由
そのぶんフットワークの軽い女性たちの比率が高まる

京都も去年までは女性の方が多かった
瀬戸はここんとこずーっと・・・

コンパに同席させてもろて現役訓練生とお話すると
東京の陶芸教室で出会って結婚したカップルが
夫婦ともども仕事を辞めて瀬戸訓練校受験入校した方 とか
夫の転勤で名古屋に こっちで陶芸教室に通ってるうちに
訓練校入校ってグアイに東京から来られた方 とかと
地元の方 窯元の息子さんや娘さんなどが混在してるジョーキョー

翌日からの せともの祭で自作を売る方
お店で売り子のバイトする方・・・

その方々のなかで
すでに家の仕事の手伝いや先輩の店を手伝ったなど
何度か販売を経験している方が『販売の実際』について
自然発生的なレクチャーを始められました

 お金の受渡しはできれば両手でやること
 お札は方向を揃えてお渡しするように心掛けること
 こんな風に手をそえて頭を軽くさげて
 買って下さる お客さまに丁寧に感謝をこめること

・・・・えらいなぁ と思いました
    作ってそれを売るものは
    いくつもいくつも まだまだ
    学ぶべきことが あるんやろなー と思いました

---

ぼくをせともの祭にさそってくれた
友人のやきもの屋のKさんは ある時
デパートのクラフトの催事にさそわれて出展したそう・・・

1日立ってると疲れてきて腕を後ろに組んでたら
さそってくれたクラフト作家さんにこう注意されたそう・・・

 手は垂らして 手のひらを前で軽く合わすか 太ももにそえる
 後ろに組んだり 胸の前で腕を組んだりすると 尊大に見える
 こーゆー心がけは 接客の「いろはのい」でしょ

Kさんはなるほどなー と納得したそうです
Kさんも陶芸教室に通ってるうちにプロに飛び込んンだ口

陶芸教室→独立して 自作を売りはじめる人 
ここ何年か ずいぶんと多い
徒弟制のなごりの残る 産地の現場をくぐらずに
陶芸家/やきもん屋になるヒトが増えることは 
いいことなんか 悪いことなんか・・・

---

電気窯/ガス窯/灯油窯が普及したおかげで
パーソナルにやきもんを焼くことが一般に可能になったのは
昭和40年以降のこと1965年ころから

1960~1970のあいだにニッポンの高度経済成長で
日本の賃金は名目5倍 実質3倍の増えた
この豊かさの中で美術系の大学を卒業するもの急増

それらの美大出の若者たちが
農村の安い人件費と徒弟制に支えられていた
陶芸や工芸の世界にはいってくるようになって のち 独立
陶芸/工芸の世界の個人作家の急増 これはある種の活性化といえる

バブル期前に独立開業した陶芸の個人作家のある部分は
作品/器が売れなくなって以降 陶芸教室を運営することで
生計を立てるようになった

これら街場の陶芸教室で楽しみとして陶芸を学び
その先にすすむ意志のあるもの 進んだ先に夢をもつものは
だれでも陶芸家/やきもん屋になれる時代がきて
いまそこから『プロ』がうまれつつある・・・とはいえる 

 200万円と10畳のスペースがあれば
 ひとりでできるベンチャービジネス=陶芸家/やきもん屋

こんな認識でこの陶芸/やきもんの世界に
サラリーマンになりたくないヒトが飛び込んで来るようになって
40年 たかだか40年の歴史 そして飽和状態 作り手が多すぎる 
買い手=市場を育てて無い 
買い手=市場を育てる楽しい学習の場が無い・・・

 ふだん使いの器を作るものは
 融通無碍な『美』とゆう基準ではなく
 実質的な暮らしの道具としてのデザインを提供/追求すべき

 やきもんの器つくりは
 美術的な要素が色濃い仕事やけど
 外面的な美にとらわれ過ぎててはあかん 

 そして いったんは 
 お金に対する欲を捨てる
 世間並み より低いところで 暮らす覚悟を決める

 好きでやってる仕事ですさかい
 お金にならんでもしゃーないんですわ
 好きでやってる仕事ですさかいに
 
 人がだれでも持つ 上昇志向
 それを 半ばは 捨てる
 そーやないと・・・

 美術 にもって行ければ 
 はるかに 桁のちがうお金が稼げる
 この 茶碗 500万円 です

 だれだってお金は欲しい
 だれだって拝金主義に陥る可能性がある

 強い上昇志向を持ったヒトが
 ムカシおこした事件↓

eininn芸術新潮1991/11月号 贋作特集 加藤唐九郎作 『永仁の壺』

 権威が御墨付きをあたえてはじめて 芸術はお金を生む
    ↓
 芸術はきれいな箱にいれてリボンで飾らんと一文にもならん

権威=鑑定者=目利き=評論家これらのヒトビト 実作者でないヒト

腕に覚えがある陶工のなかには かれら鑑定者/目利きをだまして 
鼻をあかしてやりたくなる   それが実利をともなう

・・・そんな時代がかつてあった

-------------

   ニセモンの壺 明日が本編でこれが前ふりでーす♪

===========================

なにがしか 
みなさまのお心に
とどきましたでしょうか?
もし そー思てくれはったら・・・ 

すんませんけど今日もまた
クリック↓してもらえませんやろか お願いします   

bana-
2位かな? 







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最終更新日  2006年09月06日 06時11分03秒
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