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HAPPY☆HAPPY☆HAPPY

平成17年3月4日☆手術

いよいよ、手術当日。
朝食はなし。9:00から血管確保の為の点滴が始まった。
病棟での私の担当は主治医であるN先生の他M女医、S女医、S先生。
朝、N先生とM女医が挨拶に来た。

始めて会ったM女医はかなり若い。まだ20代だそうだ。
ハキハキしていてN先生が押され気味なのがわかる。
けれど、一見キツそうな感じのM女医は、嫌いではない。
そうゆう感じの方がかえって、安心感がある。

昨夜の下剤でお腹が下るのに、今度は浣腸だ!浣腸は出産の時にもするが、大嫌いだ。

担当看護士が来て、13:00からの手術の予定が、前の方の手術が伸びていて14:00からになった。
どんどん、落ち着きがなくなる。
拭いても拭いても手に汗をかく。
不安で不安で…。もう、どうしようもない。

お昼、子供たちが来た。
しばらくは抱っこしてあげられないから、三女を抱っこする。
もう、それだけで涙が出る。

13:30に看護士が来てお尻に前麻酔をした。
前麻酔をすると、眠くなったり少しフラフラする人がいるらしくストレッチャーに乗ったまま時間まで待つ事になった。
隣のベッドのKさんが、『頑張ってね。大丈夫だから。』と声をかけてくれた。
13:50、呼ばれた。
慌しくなり、家族も一緒に3階の手術センターに向かう。
二女が聞いてきた。
『ママ、寝ながらどこ行くの?』
『ママは、手術だよ』と私のかわりに看護士さんが答えてくれた。

手術室の入り口で止まった。
看護士さんが『では、行って来ます!』と家族に声をかける。
自動ドアの向こうにはM女医とN先生。
ストレッチャーが動いた時、二女が叫んだ。

『ママー!ママー!ママ!どこにも行かないで!ママー!』

泣き叫ぶ二女の顔が目にやきついた。
心の中で、『大丈夫、ママ、絶対元気になって帰るからね。泣かせてごめんね。』

何時だろうか…どうなったんだろうか…

『○○さん、○○さん』

意識はあり、目を早く開けたいが開かない。
やっと、目を開けると青い衣装のN先生。顔半分が手術用のマスク。
けれど“目”でN先生だとわかる。
ホッとした。すごくホッとした。

次に目を覚ました時はICUに居た。
長女の顔と、涙目の母の顔。
『終ったんだ~』心の中で思う。
喉にはチューブ、口には酸素マスクが入っていて息苦しい。
母や長女と何を話したかは覚えていない。

ただ、母の
『頑張ったの』
この一言だけが覚えている。

母に頑張ったと言われたのは、小学校のリレーで走った時以来だ。
嬉しかった。










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