2006/07/25(火)21:24
まじめなお話。
あややのお仕事は、とある施設の相談員仕事の内容としては、主に入退所の調整。病院やその他施設、在宅で介護する家族、ケアマネージャーなどあらゆる方たちから「在宅では介護できない」状況にあるお年寄りたちの相談を受けます。それは、電話だったり、直接相談に来たりと様々。つまり、これから施設を利用する人たちの窓口となる役割を担っています。まずはそのような相談を受け、その後、入所するご本人の所に訪問(病院、施設、自宅など様々)し、調整をしていきます。そんな中、最近印象的だったケースをひとつ紹介させていただきます。認知症が進行した母を抱える娘さん(50代)からの相談。自宅に訪問して、今までの経過を伺う。娘さんは離婚し、現在は認知症の母との二人暮し。とにかく、介護のストレスもたまっていたようでノンストップで話が止まらないずーっと笑顔で、笑い話にしながら「介護の大変さ」を語る。無理をしているように感じた私はところどころで相づちを入れ、「入所」に対する思いを聞く。そうしていくうちに娘さんの本当の気持ちが少しずつ表出されてくる。「おかしなことばっかり言うの!!」と笑い飛ばしていたはずなのに、「人間が壊れるってこういうことを言うんだなって初めて実感して・・・」「人格が変わってしまって・・・」「私のことをただのご飯を作ってくれる人としか思っていないんです・・・」など、そのような思いが溢れて、涙が止まらなくなってしまった。「介護者」である人の負担は心身ともに本当に大きい。しかし、そのような人たちが悩みを話し合ったり、分かち合ったりできる場所はとても少ないし、そのような場所があったとしても、時間を作ることがなかなかできない。そのため、今回のケースのように施設の人間(一応専門家)や、福祉に携わる人にその思いをぶつけることも多い。そこで私たちができることは「もう充分やってきた」と認めることと、「これからの生活」を考えてもらうこと。「全然わかってくれなくて手をあげてしまいそうになる」「こんなんなら2人で死んでしまったほうが楽だ」・・・など、TVのニュースだけではなく、本当によく聞かれる言葉です。「殴らない」「怒鳴らない」など、介護者が自分の気持ちを抑えるために張り紙をしてある家もあります。これが現状です。そこにはさらに複雑に家族関係や経済的な問題も深く関わってきて、本当に一筋縄では行きません。家族間の理解の違いや思いの違い、財産の問題・・・。「親が知ったら悲しむだろうなぁ」とこちらが思ってしまうような兄弟姉妹間の争いや意見の食い違い。そうならないように兄弟姉妹仲良くしていなくちゃ・・・それはそれで、本当にね、こちらも胸が苦しくなるような状況で生活している人がこんなにもたくさんいることが驚きで、残念で、国が「できる限り在宅で」だとか、「近隣の協力を得て」なんていってるけれど、ここまで介護問題を大きくしてしまったのは日本の国そのものなのに・・・と納得のいかないあややです。どこもかしこも「お金」がない人は苦労することになっているその制度。お金さえあれば、どこにでも居場所は確保できる。おかしな世の中に腹がたってしょうがない時があります。 結局お金のあるお国の人たちが考えるからこういうことになるんだね。あとね、兄弟姉妹間、財産のことでもめることがよくあるけれど、あややの考えとしては、そもそもそうやって親のお金や財産を当てにするから問題になるわけで、生きてるうちにぜーんぶ使っていただきたいと思ったりします。使い切れないから残るんだろうし、そんなキレイごとは言ってられないんだろうけど・・・。だけど、ずっと面倒を見てきた人もほったらかしにしてた人も、兄弟だからと、同じ分け前だとお金や額の問題じゃなく納得行かないんだろうし、なんだかとっても難しいね。親に対する思いの違いもあるし、本当に実際に体験してみないとわからないんだろうけど、「親の問題で子供たちがもめる」っていうことは「親」にとって一番悲しいことだと思うので、それは忘れずにいたいと思います。結論がおかしくなったけど、本当にひとつとして同じケースはなくて、そのような状況にある人たちの負担を少しでも軽減させることができて、お年寄りにとっても少しでも穏やな生活をしてもらえたらと思いますそして、いっぱい人生経験を積んで、もっと「受容のオーラ」溢れる人になりたいですなんだそれ??って感じだけど自分しかわからない世界になっちゃたけど、読み流してくださいそうそう、今日はお給料日でした先月もいっぱいお出掛けしたり、友達と遊んだり、お金たくさん使ってしまったけど、8月は少し節約・・・できそうにないなぁ