もも
モモが何も食べられなくなってからもう三日目獣医さんは床ずれが原因でそこから菌が入って体力がなくなっているというけれども注射をしても一向に元気にならないどころがどんどん体力は落ちて眠っている時間が長くなってきている。それでも、起こして、栄養ドリンクを水で薄めてデキストリンでとろみをつけて、スプーンでひとさじずつ飲ませた・飲むというよりも舐めているだけなので、ほとんどこぼれてしまうんだけど、それでも口の中には入っていると思うので、根気強く飲ませた。ときどき、こっくりと居眠りをしながら飲んでいる。ももちゃん・・・と頭をなでてやると耳がぴくぴくと動く。もう長くないんじゃないかと思う日がくれごろから、繰り返し来るが、持ち直してくれるので、嬉しい。どんどんやせていくけど、意識はしっかりしていて、以前からさびしがり屋のモモなので、傍にいてあげると嬉しそうだ。一週間前、獣医さんに見てもらったら、甲状腺ホルモンの関係だろうということで二時間も検査で預かられて、二万八千円かかったのに、結局その原因はまったく違っていた。最近急に調子が悪くなってきたのは、本当は、弱っているときに知らないところに預けられたことがモモにとってはつらかったのではないかと思ってしまう。モモは犬というよりも人間の心を持っている。つらいときそれを感じてじっと一緒にいてくれたり、自分だけ置いていかれるとぐれてしまって、家中がめちゃめちゃになっていたり、キャンプで自分だけドッグフードを与えられて、怒りが頂点に来て、自分の餌入れを地面に埋めてしまったり・・・それで、かわいそうだと思って、バーベキューのお肉を上げようとしても、拒否して、しばらくハンガーストライキをしていた。人間よりも感情は素直で細やかなモモ・・・きっと一人ぼっちで獣医とはいえ、知らない人に預けられて検査をいろいろされたのが、よほどつらかったのではないだろう・・・・・・17歳の小型犬は寿命ではないといわれたけど、もう長くない気がする・・・最後の一瞬は一緒にいてやりたいけど・・・もう二ヶ月の長期戦。私が傍にいて、ずっといてやると次の日は元気になるのが不思議だけど・・・いつもそのパターン・・・心が痛い