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チワワのひとり言

チワワのひとり言

バイト

バイト

皆初顔合わせなのに高校の延長のようなノリでワイワイガヤガヤと楽しい時間を過ごして店を出た。

足立のS子も見かけで損しているタイプで可愛いもんだと言う印象。
T子は、竹の子族で踊り好きらしい
M子は、気さくなおばさんタイプ
B子は、家が床屋で色白でお人形さんみたいな子
M男は、家が床屋で田舎のあんちゃんタイプ
唯一、I男だけ系統が違う坊ちゃんタイプ
K男は、茨城弁丸出しでにぎやか
A男は、格好はローラーなのにこてこての青森弁
O男は、赤ら顔で長身
S男は、粋がっている高校生タイプ
私は、そんな彼らを警戒心いっぱいで観察しながらも適当に楽しんでいる親分肌のニュートラファッションの美人のお姉さんタイプ・・・?
帰りの電車の外を流れる景色を眺めながら そんな事を考えていました。

翌日、授業を終えて帰りの仕度をしていると同じクラスのP男が、「ねえ、ねえ、ちょっといい?」と言って廊下に出てA組の隅の方に歩いて行き後について行くとそこにI男がいました。
「なあに?」と言うとI男が「えっとー・・今、付き合っている人いるのかなぁ~とか思っちゃって・・」
私が「いないけど・・・」と言うと「じゃあ・・・付き合ってください」
と言うのです。
横で何故かそわそわしているP男をチラッと見て I男に「ごめんなさい」と言うと言われたI男よりP男の方がアチャーという顔をしてI男は、「あー・・わかった、ごめんね」と言いながら両手を合わせた。
ちょっとビックリしましたが、I男も他の男子も子供っぽく思えて 恋愛の対象とは思えなかったのです・・。
教室に戻ると小太りのM子が来て「どうしたの?」と言うので何も言わずに微笑み首を横に振っただけ・・・。

それから昨日寄った茶店に数人で行ってワイワイしてから帰る方角が一緒だったうるさい茨城弁のK男と電車に乗ったのです。
二人になるとK男は、さほどうるさくない人なんだと気づき落ち着いて話が出来て見た目は、振り向かない人はないくらいに派手な格好しているけどなかなかいいヤツだと思い出だしていました。
この時は、お互いまだ何も見えない未来への扉に手をかけている事に気づきもせず・・・ 
K男とバイバイして一人、松戸駅の駅ビルを歩いていると 日大に行っている一つ上のついこの前まで付き合っていたT男とバッタリ合い 立ち話をしていたのですが、何処かで珈琲でも飲もうということになり喫茶店に入ったのです。
T男は、相変わらず忍者のように図面を背負ってお坊ちゃま面です・・
付き合いだしてから車を買うと言い出し土方のバイトを始めて数日で親に車を買ってもらい、運転は下手だし、頼りなくて・・お互い好奇心だけで付き合った程度だったので別れても友達のように平気な関係でした。
T男は、今は、結婚して子供が二人いて図面を書く仕事をしていてウチの店のお客様です・・・かれこれ24年の付き合いです。
そのT男から自分が行っている床屋でバイトを探していると聞かされ、連絡を入れてもらうことに・・・。
明日にでもお店の方に来て欲しいと言うことになりバイトをそれも床屋ですることになったのです・・・。  つづく


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