卒業卒業12月に入ってから来年の卒業後のインターンに入るお店で暮の忙しい床屋の雰囲気を肌で感じるための課外学習の準備に入った。 まず、募集しているお店を閲覧してそれぞれ希望に合ったお店を選び勉強させてもらいます。 私は、バイトの延長で他のお店を探すことなくのんびりしていました。 バイト先でも掃除、タオル洗い、毛掃き、レジ、電話の応対、たまにシャンプーもやらせてもらったりと大分慣れてきていました。 課外学習も難なく終わり。年が明け、新学期が始まりました。 床屋の学校も学期の終わりに学科と実技のテストがあります。 学科は、普通で実技は、トップクラスでした。 3月の卒業を前に大きな実技のテストがあり、テストというより大会と言った感じの上位入賞者には、1位、ドライヤー、2位、ミニ鋏、3位、豚毛ブラシでした。 私は、ミニ鋏が欲しくて密かに2位を狙っていました。 内容は、ウィッグ(首だけの毛付きマネキン)を使い好きなデザインでヘアースタイルを作るものです。 パーマをかけたり、毛染めをしたり皆思い思いなヘアースタイルを作っていました。 私は、オーソドックスにサイドバックに決め時間内に仕上げて提出しました。 結果は、理容科2クラスで106名中3位でブラシを頂きました。 ドライヤーより安い鋏ですから・・? 1位は、A組みの女子、2位は、私のクラスの男子でした。 卒業までにテストは、1回あって私は、先生に呼び出されて「最後の学科テストがんばらないと表彰されないぞ!」と言われました。 卒業式の日に学科、実技試験の総合で理容科3名、美容科3名が優秀者として表彰されるのです。 私は、実技はいいのですが、学科が入ると実技がよくない人でも学科がずば抜けていいと総合点で上になってしまうのです。 はっきり言ってそれほど欲しいとは思っていませんでした。 最後の試験も終わり皆一応にインターン先も決まり卒業式を待つばかりです。 1年間は、大変だったけど短かった気がします。 卒業式の日、結局私は、表彰されませんでした。 前日のホームルームの時に、その悲しい?報告が先生からあり先生から総合4位の表彰状を頂きクラスの皆からも拍手を頂きました。 十分満足です。 総合で1位になった同じクラスの男子が、「かみゆい、大会で合おうな!」と言って拳をだしたので、私も拳をガツンと合わせ「大会で!」と言ったのです。 こうして1年間の床屋の学校を終え、国家試験までの1年間の実地修練(インターン)に入ったのです。 つづく |